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第161話

Author: 小春日和
真奈は目を見開いた。「お誕生日ですか?でも今まで一度も聞いたことがないですけど?」

「弟は誕生日を祝うことが好きじゃないし、友達を家に招いたこともない」

佐藤茂は微笑みながら言った。「もう遅いし、お二人が家に帰るのは不便だろう。一日うちに泊まって、明日の誕生日会の後に帰っても遅くないよ」

その言葉の後、佐藤茂は意味ありげに真奈を見た。

真奈の心臓が一瞬跳ねた。

なぜか……この視線が妙な感じがする。

明日、Mグループは仮面舞踏会を開催し、今日すでにバッジが各企業の社長たちの手元に届いていた。

まさか、茂は自分とMグループの関係を疑っているのだろうか。

そう考えると、真奈は首を振った。

彼女はMグループのことを万全に処理し、身分も完璧に隠していた。

佐藤茂が知るはずがない。

幸江が言った。「真奈、それはいいアイデアよ。私たちが佐藤家にいれば、冬城が真夜中にあなたを呼び戻そうとしても、佐藤家の前であなたを奪うなんてことはできないわ。行きましょう」

真奈は頷いた。

佐藤の顔には喜びが溢れていた。「じゃあ、すぐに客室を片付けさせるよ。うちは広いから、明日ゆっくり案内して
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Comments (2)
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良香
弟思いのお兄ちゃん。弟の恋心を応援するのか、恋する相手に釘を刺すのか。 一番底知れん相手かもね。普段穏やかな人が一番怖いってね。
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kyanos
友人の、佐藤は真奈に気があるからな。 きっと茂は知っているよね。 ちょっと不気味。
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