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第448話

Author: 小春日和
「グループ審査なんて通ればいいんだ。こんなに大勢が同じチームにいたら、観客は誰に注目すればいいっていうの?瀬川がいないなんて、むしろいいことじゃない?」

数人が口々に議論していた。

ドアの外にいたディレクター陣がすぐに入ってきて言った。「今日はメイクをしっかりやっておけ!冬城総裁と出雲総裁がすぐに視察に来られるからな!」

冬城と出雲が来ると聞き、すでに高揚していた空気がさらに沸き立った。

「出雲総裁が来るだけでもすごいのに、冬城総裁まで!この番組は間違いなく大ヒットするわ」

「冬城総裁って、もしかして瀬川のために来るんじゃない?」

「ありえないでしょ。あの二人、もう離婚騒ぎになってたじゃない。今や瀬川がどこにいるかもわからないのに、わざわざ彼女のためになんて」

……

皆が勝手にしゃべり続け、隅に立つキャップを被った女性スタッフには誰も気づかなかった。

一方その頃、冬城は番組のステージ前に立ち、腕時計をちらりと見ながら尋ねた。「真奈はまだ来ていないのか?」

中井は首を振り、報告した。「確認しましたが、奥様は楽屋にはいらっしゃいませんでした」

冬城は短く沈黙した。ポケ
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