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第592話

Penulis: 小春日和
「……」

仕事を奪い合うように動く冬城を見て、真奈は何も言わず、冬城に任せた。

冬城はインスタント麺の袋を破り、お湯を注ぐ。そして湯が沸騰すると、調味料を入れ始めた。

だが、彼の動きには明らかに慣れがなかった。普段、こうした簡単なインスタント食品を食べ慣れていないのだろう。鍋の湯が今にも溢れそうになり、冬城は手を出すべきか迷っていた。そんな彼の様子に、真奈は静かに近づき、火を止める。「外で待っててくれる?」

それは提案ではなく、指示に近い言い方だった。その語調に、冬城も何も言わず、大人しくキッチンを出ていった。

五分後、真奈はカップ麺を持ってリビングに戻ってきた。けれども、二人の間に言葉はなく、ただ静寂が漂っていた。

さっきのやり取りが、関係を少しでも和らげることはなかった。むしろ、空気はさらに張り詰めていた。

「俺……」

何かを言おうとした冬城の声を、真奈がさっと遮る。

そのひとことで、冬城の言葉は喉奥で凍りついた。真奈は無言のまま、麺をすする。あっという間に食べ終えると、立ち上がり、一人でキッチンに向かい、黙々と食器を洗い始めた。

佐藤茂は彼女にこの番組への出演
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