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第957話

Penulis: 小春日和
その午後、福本家の屋敷。

冬城は最後に福本英明へ抜き打ちの確認を行い、立花家のことをすっかり頭に入れているのを確かめると、ようやく手にしていた鞭を下ろした。「まあ、これでいいだろう」

福本英明は鞭を見つめ、張りつめていた心がようやく落ち着いた。

「やっぱり俺は天才だな……三日もいらず、三時間で完璧に覚えた」

「図太いにもほどがある」

冬城は視線を上げずに言った。「この数日、何とかして福本陽子を白井と会わせるな。婚約式の当日まで妹を連れて行くのは待て」

福本英明は冬城の正面に腰を下ろし、口を開いた。「つまり、あの二人を会わせるなってこと?」

「そうだ」

「あの二人は大親友で、海外にいた頃はいつも一緒だった」福本英明は少し考え込みながら言った。「立花の件で多少はこじれてるかもしれないけど、陽子の性格からして、白井が誠心誠意謝ればきっと許すと思う。もともと陽子は立花のことなんて好きじゃないし、男なんて……譲ったってかまわないって思ってるはずだ」

「だからこそ、二人を会わせちゃいけないんだ」

冬城の言葉に福本英明は一瞬戸惑い、言った。「つまり……あんたは二人が仲直りするのを
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