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第976話

مؤلف: 小春日和
「お前の言う通りだ」

そう言うと立花は立ち上がり、「車を出せ、今すぐ行く!」と言った。

「承知しました、ボス」

馬場は答え、立花の後ろに回ると、思わず首を振った。

ボスは普段から面子や評判なんて気にしない男だ。

結局のところ、自分が行きたいだけなのに、わざわざ口実をつけたがる。

立花家の屋敷で、立花が車に乗り込むと、馬場がエンジンをかけて尋ねた。「ボス、どこへ向かいます?」

「知るわけないだろう。白井は電話で言わなかったのか?」

「いえ……言ってません」

車内はふいに静まり返った。

その頃、廃工場の中。

出雲は傍らの福本陽子を見て言った。「福本家の者はまだ来ていないな。福本信広もお前をそれほど大切にしていないらしい」

それを聞いた福本陽子は、出雲を怒りに満ちた目で睨みつけた。「そんなわけがないわ!兄さんは私を一番大事にしてるの!絶対に助けに来るわ!」

「どうやらお前には期待できそうにないな。やはり黒澤に先に連絡するか」

出雲は携帯を取り出し、黒澤に金をどんな安全な場所へ置かせれば後で取りやすいか思案していた。だがその時、遠くから突然車のライトが射し込み、彼の
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