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第 269 話

Auteur: スイカのキノコ
「雅義さんが......助けてくれたんだ。感謝すべきなんだけど、でもまた怖くて」氷川祖母は真依の手を握り返し、濁った瞳には心配が満ちていた。

「おばあちゃん、怖がらないで。真実が偽りになることはなく、偽りが真実になることもない」真依は祖母を慰めた。

祖母はそれを聞いて、瞳に複雑な色が走ったが、すぐにまた慈愛の表情に戻った。「真依、帰ってきたばかりでお腹が空いたでしょう。ご飯を作ってあげるよ」

「ええ」真依は頷いた。

氷川祖母の感情の変化があまりにも早かったので、真依は錯覚かと思い、深く考えなかった。

*

尚吾は住居に戻るなり、警察署から電話を受けた。

玲奈は証拠不十分で、無罪放免になったという
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