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第 318 話

作者: スイカのキノコ
尚吾が浴室に駆けつけると、真依が洗面台に必死にしがみついて立ち上がろうとしているのが見えた。

彼は脇にかかっていたバスタオルを引っ張り、彼女の体を包み込み、それから彼女の両腕を支えて抱き上げた。「腰を痛めたのか?」

「ええ......急にめまいがして、腰をぶつけたの」真依は痛みに声が震えていた。

「まず病院へ行こう」尚吾は彼女の腰に触れることができず、ただ彼女を支えてゆっくりと浴室から連れ出した。

わずか三十分で、真依は尚吾に病院へ運ばれ、救急外来に入った。

彼は真依が中に運ばれていくのを見て、眉間の心配の色がますます濃くなった。

救急室のドアが開くと、彼は真っ先に駆け寄った。「どうだった?」
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