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第 554 話

Author: スイカのキノコ
真依は紗月の方を見た。

「尚吾はこの半月ずっと私とビデオ通話してたけど、何も問題ないように見えるわ」そう言いながら、スクリーンショットに残した写真を引っ張り出し、紗月と一緒に見た。

紗月は一通り見たが、何も問題は見つけられなかった。

「まさか、一度帰国して荷物を取りに戻って、また海外に行ったのかしら?」紗月は思わずつぶやいた。

真依は賛同して頷いた。「その可能性もあるわね。何しろあんなにたくさんの商談をするんだから、きっと準備不足で取りに戻ったものもあるでしょう」

「そうよ。毎日ビデオ通話してるんだから、まさか間違いがあるわけないでしょ?」紗月は言った。

二人が話し終えて間もなく、氷川祖母が慌
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