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第126話

Author: ミス・シャドー
「でも……」

「『でも』も何もないわ。これで終わり」礼音は不機嫌に遮り、電話を切った。

柚希はまだ言いたいことがあったが、すでに通信は切断されていた。スマホの通話記録を見ながら、喜びと同時に漠然とした疑念が湧く。

憎き二人を葬り去れたのは確かに喜ばしい。

しかし礼音の今夜の態度は明らかに平常ではなかった。どこかおかしいとは感じるものの、具体的に指摘できる部分が見当たらない。

考えても答えが出なさそうだと悟り、スマホを脇に放り投げ、ベッドに倒れ込んだ。天井を見つめた。

礼音の言葉は頭から離れない。柚希はますます煩わしくなり、起き上がって天井を睨みつける。

今夜の礼音は明らかに異常だった。元々利害関係で結びついただけの二人に、信頼関係などないのだからなおさらだ。

「あら、随分元気そうじゃない!」

香織がメイドを連れて入ってくると、ベッドに座っている柚希を見て眉をひそめた。「さっさと食事を済ませなさい。天井なんか見て」

柚希は病院食が大の苦手だった。VIP用の特別メニューですら、二口ほど口にしては投げ出す始末。そのため望月家から毎食届けさせていたおり、香織からはさんざん嫌
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