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第378話

Author: ミス・シャドー
それに、体調も顔色も、ずいぶん良くなったように見える。

「どうして上着を着ていないの?風邪薬は飲んだの?」

口調は相変わらず冷たいが、帰ってくるなり自分のことを気遣う言葉をかけられ、俊永の心は温かくなった。

「君が夜、傷を見ると言ったから、着なかったんだ」

彼はそう言いながら、シャツを肩までまくり上げ、背中の包帯を彼女に見せた。

「昼間、確かにうっかり軽い怪我をしたが、見てくれ。もう薬も塗って、包帯も巻いてある」

風歌は何も言わなかった。

一方、隣にいた静香が、俊永の顔を真剣に見つめていた。

「風歌姉さん、この人は誰?すごく格好いい!本当に見る目があるわね。周りの男の人が、素敵じゃない!」

前回クラブ・エロスにいた時、静香が来た頃には俊永はすでに怪我をしており、まともに顔を見ていなかった。

今回、初めてその顔をはっきりと見て、静香の目はもう俊永から離せなくなっていた。

風歌は無表情だった。

「私の使用人よ」

「ただの使用人なの?」

静香の目が輝いた。

「じゃあ風歌姉さん、数日、私に貸してくれないの?」

「だめ」

風歌は眉をひそめ、考える間もなく拒絶した
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