だが、白夜は外へ食べに行くつもりはなかった。そのまま家に戻り、今日は週末で加藤もいないから、自分たちで料理をすることにした。ちょうど冷蔵庫にも、使えそうな食材が残っていた。樹理はまだ開けていない生クリームを一本取り出し、「クリームマッシュルームスープ、飲む?」と尋ねた。すぐにリビングのほうから返事が返ってきた。男の答えを聞いてから、樹理はようやく安心して食材の準備に取りかかり、一鍋作るつもりで動き始めた。作る料理はどれもそこまで手のかかるものではなかったので、あっという間に食卓いっぱいの料理が出来上がった。ひとしきり忙しくしているうちに、樹理は自分が話したかったことを危うくすっかり忘れ
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