-159 するなよ?- もう夕方だと言うのに相も変わらずと言える程異常な気温の高さが故に喉が渇いたとの事で守が近くにあった公園の駐車場に車(カペン)を止めて自販機の方向へと向かった事を確認した好美は懐からスマホを取り出した、頼むから今度はちゃんと調べてくれよ?敢えて言っておくけど、「ボートなんかするなよ」?好美「分かってるよ、流石に10万負けた直後だから舟券を買う気なんて失せたに決まってんじゃん。」 俺は好美の言葉に何となく「ホッ」とした、一先ず2人の様子を静かに見守る事に。好美「「竜騎士」ねぇ・・・、何となく身近にそんな人たちが約2名いた様な気がするんだよな・・・。」 こんな事を考えながら「ぽややーん」とした表情をしていた好美は、検索サイトに「竜騎士の館」と打ち込むとすぐに様々なサイトやSNSのページが現れた。その中から一番上に出て来ていたサイトにジャンプしてみるとそこには館内のロビーや客室の様子がよく分かる写真が掲載されていた、やはり建物の外観と同様に純和風の風景が広がっていた。好美「雰囲気も良いし、食事も美味しそうだな・・・。あ、各部屋に露天風呂が付いてる!!料金も思ったよりお手頃みたいだからここにしたい!!」 好美が目をキラキラと輝かせていると守が買ったばかりの冷え冷えのコーラを飲みながら運転席に戻ってきた、水分を渇望していた本人の顔は恍惚に満ち溢れていた。守「どう?あの旅館は良さそう?」好美「凄いよ!!凄すぎるよ!!私が旅館に欲しい物が全部詰まってるよ!!」守「ほう・・・、そうなん?」 少し興味が湧いて来たのか、守は好美のスマホの端を摘まんで横から覗き込もうとした。その時・・・。守「好美、また競艇見てたんかい!!」好美「買って無いもん、見てるだけだもん。」 俺の「フリ」を忘れる事無くしっかりとこなしていた好美、流石分かっておられる。好美「えへへ・・・、守が興味を持ってスマホを覗き込もうと工夫するのが重要なのよ。」守「全くもう・・・、やってくれるな・・・。」 好美はちゃんと笑いを取った後(ただ誰に向けてかは分からないが)、再び先程のサイトへと戻った。ただ、部屋等の雰囲気が良さげという事は予約で満室になっているのではないかと少し危機感を覚えてしまった俺。守「確かに館内の雰囲気とか食事は気に入ったけど部屋は空いてるのか?」
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