All Chapters of (改訂版)夜勤族の妄想物語: Chapter 661 - Chapter 670

682 Chapters

7. 「異世界ほのぼの日記3」159

-159 するなよ?- もう夕方だと言うのに相も変わらずと言える程異常な気温の高さが故に喉が渇いたとの事で守が近くにあった公園の駐車場に車(カペン)を止めて自販機の方向へと向かった事を確認した好美は懐からスマホを取り出した、頼むから今度はちゃんと調べてくれよ?敢えて言っておくけど、「ボートなんかするなよ」?好美「分かってるよ、流石に10万負けた直後だから舟券を買う気なんて失せたに決まってんじゃん。」 俺は好美の言葉に何となく「ホッ」とした、一先ず2人の様子を静かに見守る事に。好美「「竜騎士」ねぇ・・・、何となく身近にそんな人たちが約2名いた様な気がするんだよな・・・。」 こんな事を考えながら「ぽややーん」とした表情をしていた好美は、検索サイトに「竜騎士の館」と打ち込むとすぐに様々なサイトやSNSのページが現れた。その中から一番上に出て来ていたサイトにジャンプしてみるとそこには館内のロビーや客室の様子がよく分かる写真が掲載されていた、やはり建物の外観と同様に純和風の風景が広がっていた。好美「雰囲気も良いし、食事も美味しそうだな・・・。あ、各部屋に露天風呂が付いてる!!料金も思ったよりお手頃みたいだからここにしたい!!」 好美が目をキラキラと輝かせていると守が買ったばかりの冷え冷えのコーラを飲みながら運転席に戻ってきた、水分を渇望していた本人の顔は恍惚に満ち溢れていた。守「どう?あの旅館は良さそう?」好美「凄いよ!!凄すぎるよ!!私が旅館に欲しい物が全部詰まってるよ!!」守「ほう・・・、そうなん?」 少し興味が湧いて来たのか、守は好美のスマホの端を摘まんで横から覗き込もうとした。その時・・・。守「好美、また競艇見てたんかい!!」好美「買って無いもん、見てるだけだもん。」 俺の「フリ」を忘れる事無くしっかりとこなしていた好美、流石分かっておられる。好美「えへへ・・・、守が興味を持ってスマホを覗き込もうと工夫するのが重要なのよ。」守「全くもう・・・、やってくれるな・・・。」 好美はちゃんと笑いを取った後(ただ誰に向けてかは分からないが)、再び先程のサイトへと戻った。ただ、部屋等の雰囲気が良さげという事は予約で満室になっているのではないかと少し危機感を覚えてしまった俺。守「確かに館内の雰囲気とか食事は気に入ったけど部屋は空いてるのか?」
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7. 「異世界ほのぼの日記3」160

-160 お疲れ様- ネットで空室が有る事を事前に知っていたので予約を取れるという事は既に知っていたのだが好美は少し不安になっていた、もしかしたらサイトの更新が遅くなっていただけで実際はもう既に満室になっていたのではないかと。だから言っただろ、ボートなんてやってる間があるならはよ予約取れやって。好美「仕方無いじゃ無いのよ、どうしても自信のあるレースだったんだから。」 自信があるからって外れたら意味が無いだろう、それに10万って・・・。好美「何よ、過ぎた事をごちゃごちゃ言わないでよ。もう過去の話として水に流したんだからさ。」 電話の向こうの男性は好美が何をしているのかが全くもって分からなかった、見えている訳じゃ無いから当然の事だ。男性(電話)「あの・・・、よろしいでしょうか。」好美「あ・・・、ごめんなさい。何の話をしてたんでしたっけ。」 男性は改まった様に一息ついて予約の確認をする事に。男性(電話)「ご予約のご確認です、この後17:00に2名様でのご予約で大丈夫ですね?」好美「はい、間違いありません。」 電話の向こうから聞こえる音声のみで男性が名簿に必要項目を書き込んでいる事が伺える中、男性は一番大切な事を聞き忘れていたのを思い出した。男性(電話)「あの・・・、今更で恐れ入りますがお客様のお名前をお伺いしても宜しいでしょうか。」 1番に忘れてはならない項目、どうして飛ばしてしまったのかを聞きたくなってしまうのは俺だけだろうか。好美「「宝田」です、宝田でお願いします。」男性(電話)「恐れ入ります、虚偽等での予約間違いを防ぐ為に下のお名前もお願い出来ますでしょうか。」 男性のお願いに少し怖気付きながらも言われた通りにする好美。好美「宝田・・・、好美です。宝田好美。」 まさかの答えにより運転席で顔を赤らめる守、まぁそうなってもおかしくはないか。守「お・・・、おい・・・。俺達まだ・・・。」好美「守まで赤くなっちゃって何よ、文句でもある訳?」守「べ・・・、別に何でも無いです。」 ただ「何でも無い」事を即座に知ったのは暫くの間静かにしていたアイツだった。カペン「守はん、動揺しすぎでっせ。今さっきやってエンストしかけてましたやろ。」守「お前な・・・、何ハッキリと言ってくれてんだよ。」 守が照れている事を良い事に少しからかってやろう
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7. 「異世界ほのぼの日記3」161

-161 人種は関係ないの!!- カペンが知らないフリをする中でずっと口づけを交わしていた2人はゆっくりと離れて深呼吸した、ずっと我慢をして溜まっていた分の深さのキスだったからかシートにもたれた恋人達の口元には涎がまだ残っていたが2人は至って落ち着いていた。好美「チェックインの時間が近いから早く行こうか・・・。」 原因は好美自身ではあったが言っている事は真実だったので急ぎ荷物を降ろして館内へと走る2人、ただ駐車場での様子をずっと伺っていたのか旅館の従業員達が入り口の自動ドア付近で待ち構えていた。従業員達「いらっしゃいませ、お待ち致しておりました。」 2人に向かって頭を下げる従業員達は種族も多種多様で、人種より各々の能力に合わせた仕事が割り振られていたのが見て取れた。誰から見ても良心的な職場だという事がその場ではっきりと分かる、ここは人種差別など全くなく様々な人々がお手本にすべきだと思われる職場であった。 そんな中、2人を出迎えていた従業員達がいた玄関の奥にある受付で笑顔を見せる男性がいた。どうやら電話での対応をしてくれたのはこの人の様だ。男性「いらっしゃいませ、宝田様ですね?お待ち致しておりました。」好美「先程言った通り2名なんですけど、お部屋は大丈夫そうですか?」男性「ご安心ください、ご要望通り露天風呂付のお部屋をご用意致しました。ご夕食もご期待頂ければと思います。」 実は好美が旅館に電話をする30分前の事、同じ部屋を予約していた2人組の客が仕事の都合によりキャンセルをしてきたのだった。その客達は特別コースでの食事も併せて予約をしてきていたので部屋はそのまま他の客に回せば良いが、食事に関してはキャンセルとなった事で厨房の者達が食材をどうしようかと思い悩んでいた所であったのだ。男性「寧ろ我々も助かっているんです、先程のお電話で好美様がご予約されようとしていたお食事プランは3日前までのご予約をお願いしている物なのですが丁度同様のプランをご予約されていたお客様がキャンセルされたんで助かりますよ。そのお礼と言ってはなんですが、我々の気持ち程度の割引をさせて頂きますので。」好美「良いんですか?ついさっき飛び込みで無理に予約したのに受けて貰った上に割引して貰えるだなんて。」男性「勿論です、我々からしても願ったり叶ったりですよ。」 丁寧な対応をする
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7. 「異世界ほのぼの日記3」162

-162 優しかった番頭と身近な人間- 好美達の受付を旅館の番頭である男性が行っている中、女将は奥で働いていた仲居に呼ばれた為に一旦その場を離れた。女将「申し訳ありません、すぐ戻って参りますので。」好美「いえいえ、お気になさらず。旅館の女将さんも大変ですね。」女将「恐れ入ります、何か分からない事があればこの役立たずに何でもお申し付けくださいませ。」番頭「母ちゃ・・・、いや女将。そりゃないだろう。」 愛想笑いを見せながら奥へと消えた女将を見送った男性は用紙が取り付けられたバインダーを好美に優しく手渡した。番頭「宝田様大変申し訳ございません、誠に恐れ入りますがこちらに必要事項のご記入をお願い出来ますでしょうか。」 男性に手渡された用紙をじっくりと眺める好美達、どうやら2人の氏名や緊急連絡先等と言ったよく聞かれる情報を書いて欲しいという物だった様だ。じっくりと読み込んだ好美が用紙に書き始めようとすると、女将が奥から戻ってきた。女将「すみません・・・、奥がバタバタしていた物で。」番頭「女将・・・、一体何があったんだ。」女将「いつもの事だよ、ほら406号室に泊まっているいつものあのお客様。」番頭「またあの人か・・・、これで今日呼び出すの何回目だよ全く。」 2人の言動から呼び出した客は常連で泊まりに来る度に下ら・・・、いや些細な事で女将を呼び出して困らせているらしい。番頭「それで?今回は何だったんだ・・・?」女将「呆れたもんだよ、「いつものお茶の味が違うんだがどうなっているんだ」だって。茶葉の入っている容器にいつも銘柄を書いているのに何で気付かないのかね。目が悪いのか頭がおかしいのかこっちが聞きたい位さね。」 目の前に好美達がいるにも関わらず、呼び出して来た宿泊客がいないからって好き勝手に悪態をつきまくる2人。そんな中、記帳を始めようとした好美が有る異変に気付いた。好美「あの・・・、あの・・・、すみません・・・。」 好美の声掛けによりやっと恋人達がいた事を思い出した女将、これが天然での行動だと言うならあの客のインパクトはかなり強かったと言える。女将「あ・・・、ごめんなさいね。どうされました?」好美「すみません、インクが出ないんですけど。」 バインダーに繋いでいたボールペンのインクが空になっていた事に気付いた番頭は、急ぎ自分の胸ポケット
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7. 「異世界ほのぼの日記3」163

-163 竜騎士兄弟の過去- 恋人達はネイアの先導で客室へと入った、希望通り露天風呂付の豪華な部屋ではあったが未だに浮かない表情をしていた好美は座椅子へと座り込んでしまった。ネイア「あの・・・、お隣宜しいでしょうか?」 普段ならこの後、緊急時の避難経路や施設の案内等を行うのだが好美の気持ちを汲み取った女将は隣に座って語り始めた。ネイア「うちの人、番頭ね?元々バルファイ王国軍の竜騎士(ドラグーン)だったんですよ、それもイャンダさんと同じく料理番を兼任していたんですが先代の番頭である2人のお父様が病に倒れたと聞いて「父さんの跡は自分が継ぐ、この旅館は自分が守るんだ」って意気込んでいたんです。きっとお父様を安心させてあげたいという気持ちが強かったんでしょう。そんなある日にイャンダさんが軍を抜けると聞いて「2人で旅館の仕事を頑張るんだ」って気合を入れていたあの人の下に突然帰って来たんですが、イャンダさん本人は「「倉下」って人に雇われて友人のデルアと拉麺屋をやる事になった」と言って飛び出してしまったんですね。それっきり主人はイャンダさんの名前を聞くだけで機嫌を悪くしてしまうんです、決してお客様が悪い事を仰った訳ではありませんのでお気になさらないで下さい。」 好美の事を必死に慰めようとしたネイアの言葉は正直言って逆効果だった様で、好美は再び深くため息をついて肩を落としてしまった。ネイア「あの・・・、お客様?宝田さ・・・?」 どうして目の前の女性客が肩を落としてしまったのかが分からなくなっている女将の言葉を遮る様に客室のドアがノックされる音が鳴った。ノックの正体は旅館の番頭、先程ネイアの話に上がっていたイャンダの兄であるベルディだった。ベルディ「お客様・・・、お時間を少々宜しいでしょうか。」 オートロックが閉まっていたので好美が番頭をベルディを迎えに行こうとしたが、マスターキーを持っていた番頭は既に部屋の中にいた。ベルディ「先程は目の前にお客様がいらっしゃったのにも関わらず、私事で失礼な態度を取ってしまい大変申し訳御座いませんでした。どうお詫びをすれば良いやら・・・。」 必死に頭を下げる番頭に向かい、女将から理由を聞いた好美は優しく声をかけた。好美「番頭さん・・・、いやベルディさん。頭を上げて下さい、悪いのは私なんです。」 そう言って好美は懐から取り出
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7. 「異世界ほのぼの日記3」164

-164 プライベートなので- 旅館の番頭の言葉は嬉しかったのだが店を出す事に関しては「ビル下店」だけの問題では無くなるので好美の一存で決定する訳にはいかない、必ず共同経営者との話し合いの場を持った上で決めなければならないが今は折角の旅行中なので仕事の事は忘れていたい。 ただ旅館の一部が空いているとはどういう事なのだろうか、好美は一先ずベルディに理由や詳しい話を聞いてみる事にした。好美「あの・・・、この旅館の1階に空きスペースなんてありましたっけ?」 玄関先で従業員達が恋人達を出迎えた時にはその様なスペースを見かけなかった。ベルディ「玄関から入ってすぐの所にカーテンで囲まれたスペースがあったでしょう?」 玄関で周囲を見回す余裕が無かったので全く覚えていない、好美はどうしようか悩んでいた。好美「すみません、宜しければご案内して頂けませんか?」ベルディ「勿論です、こちらへどうぞ。」 2人は番頭の案内で1階へと向かった、先程は全然気づかなかったが玄関から入ってすぐの場所には数匹の鯉が泳いでいる小さな人工の池があったがその向かいにカーテンに囲まれたスペースがあった。好美「あのスペースですか?」ベルディ「そうなんです、以前は先代である父の知り合いのシェフが経営する洋食屋が入っていたんですが数週間前にダンラルタ王国に御兄弟と店を出そうと思っていると言って出て行ってしまったんです。ただ厨房等の設備はそのまま残っているのでご検討頂けませんでしょうか?」好美「私は良いんですけど・・・。」ベルディ「「けど」・・・、何です?」好美「独断では出来ないんですよ、申し訳ないんですが今はプライベートでの旅行中なんでこれが終わってからでも良いでしょうか?他店の経営者達と集まって話し合わないといけないんで一旦持ち帰りたいんです。」 目の前で繰り広げられるビジネストークに慣れている様子から好美の敏腕さが伺えた、正直カペンに乗って移動してた酔っ払いと同一人物とは思えない。好美「黙って聞いていたら誰が酔っ払いよ、相変わらず失礼な奴ね。」 おいおい、散々「バルフ酒類卸」で酒を吞みまくっていたのは誰なんだよ。ずっと運転してた守の顔を見ろよ・・・、ってあれ?何で平然としてんだよ!!酒臭いからってずっと我慢して辛そうな顔してたじゃんかよ!!守「いや別に、ただ鼻がムズムズしてた
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7. 「異世界ほのぼの日記3」165

-165 「今」に感謝- 番頭との相談話も終わったので一安心した好美は露天風呂を楽しみながらビールを嗜んでいた、その光景を守は想像していた様だが何処かめんどくさかったのでツッコミを入れるのはやめておいた(というより折角の良い雰囲気を壊したくなかったからという理由もあった)。守「疲れたから俺も入るかな、よいしょっと・・・。」 肩までお湯に浸かる守を見て傍にあった空のグラスにゆっくりとビールを注ぐ好美、その表情は優しさに満ち溢れていた。好美「今日一日運転お疲れ様、ありがとね。」 恋人に渡されたビールを一気に口に流し込んだ守、この瞬間の為にずっと頑張っていたと言っても過言では無い。守「ああ・・・、美味いな・・・。でも気にしないで良いよ、ドライブは俺の数少ない趣味の1つだからさ。」 守、ちょっと気になったから聞かせて貰うけどお前の言う「ドライブ」ってひたすら峠を攻める方では無いよな?守「それは母ちゃんの趣味だろ?俺はゆったりと走るのが好きなんだよ。」 言ってる事と乗ってる車の仕様が矛盾してんだよ、どう考えても走り屋仕様だろうが。守「これは母ちゃんがこうしたんだから文句なんて言えるかよ、と言うか誕生日プレゼントとかに文句言う奴がいるか?最低でも俺は聞いた事ねぇぞ。」 確かにそうだな、お前にとったらあの世にいる真希子さんとの思い出の品だもんな。悪かった悪かった。守「アホか!!母ちゃんを勝手に殺すな!!・・・、ってこの世界にいる時点で死んでるわ!!紛らわしいんだよ!!」 お前な、ボケ1つだけでどうしてそこまでツッコミが出来るんだよ。貴方はある意味天才ですか?守「誰がこんなキャラにしたんだよ、全くもう・・・。」 俺と守のやりとりで折角の豪華な露天風呂が台無しになりかけていた中、好美は守にビールのお代わりを渡して声をかけた(と言うかお前ら水着はどうしたんだよ)。好美「ねぇ守、1つ聞いて良い?」守「何だよ、改まった様に。」 露天風呂で2人きりだから聞きたくなる質問があった様だ、俺的には答えやすいやつを希望するが関係無いか。好美「守は私とこれからどうしたい?」 守は悩んだ、答え次第では帰りの車内が気まずくなるどころかこれからの人生が大きく変わってしまう。まさか自分も来るとは思っていなかったこの異世界で折角好美と再会してよりを戻す事が出来たので台無
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7. 「異世界ほのぼの日記3」166

-166 酒の肴- 守はゆっくりとビールを呑みながらある事を考えていた、2人の出逢いについてだ。守「もしもあの時ボールペンが同時に落ちなかったら、いや「松龍」の前で目が合わなかったらどうなっていただろうな・・・。」好美「多分ずっと赤の他人のままだったと思うよ、若しくはランチを食べる学生と店の店員って感じ?」 確かに好美が言っている事は間違っていない、2人は元々同じ大学だったが全く別の学部学科だったので十分あり得る話だったのだ。守「きっと正と桃ちゃんが出逢う事も無かったかもな、安物のボールペンだったけど値段以上の価値があったよな。」好美「「値段以上」って・・・、確かにそうだけど私達の出逢いって決してお金じゃ買えない物だったと思うな。」 おいおい、ビール呑みながら温泉に入ってたから酔っちまったのか?恋人のいない俺をほったらかしにするのはどうかと思うんだが?好美「ねぇ・・・、キスしない?」 好美な、今更改めて聞く事でも無いだろう?学生時代は他の人がいる前で堂々とディープキスしてただろうが。守「う・・・、うん・・・。」 何で守も緊張してんだよ、車ん中でもキスしてたくせに顔を赤くしてんじゃねぇ。好美「好きだよ・・・、守・・・。」守「俺も・・・。」 本当に始めちゃったよ・・・、もう見とれんわ・・・。まぁ他人が見て良い物でも無いんだがね。長いな・・・、この俺を蔑ろにしてるみたいだけど結構長いな・・・。もう終わったか?・・・って、まだしてんのかい!!と言うか俺ずっと独り言言ってんな、何か虚しくなって来たわ・・・。好美「何かお湯以上に熱くなっちゃったね、ビールで冷やす?」守「そうだな、落ち着こうか。」 冷えたビールで改めて熱を冷まそうとした2人、ただ瓶の中はもう既に空だった。好美「大丈夫大丈夫、『アイテムボックス』から取り出すから。」 そう言えば好美って『アイテムボックス』の中に酒を常備してたんだっけ、こう言う時に能力って役に立つもんだな。全く・・・、羨ましいったらありゃしないぜ。守「流石だな、しかも冷え冷えのままだよ。」好美「『アイテムボックス』を舐めちゃ駄目よ、容量が無限ってだけの能力じゃないんだから。」 そう言えばここ異世界だったな、日本の様な旅館に2人が泊まっているもんだからすっかり忘れていたわ。 と言うか昔、俺が死んだじいちゃ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」167

-167 楽しんだ深夜から朝食まで- 散々ビールを楽しんだ後、好美達は1晩の間じっくりと恋人達の時間を楽しんだ。流石にここに介入しては色々と問題があると思われるので俺は知らないフリをする事にした、我ながら懸命な判断と言えるだろう。 翌朝、好美達の客室に内線によるモーニングコールがあった。一般的な視点で考えるとするならすぐに内線を切って起き上がるのだがこの旅館はモーニングコールの時に朝ごはんの希望を尋ねられる事になっていた。好美「ハァ・・・、ハァ・・・、おはよう・・・、ございます・・・。もう・・・、こんな・・・、時間・・・、なんですか・・・?」ベルディ(内線)「お・・・、おはようございます・・・。聞いてはいけない事だと思うのですがどうしてそんなに息切れしておられるのですか?」好美「聞かないで・・・、下さい・・・。ちょっと楽しんだだけなので・・・。」 お前らな、結構お楽しみだった様だが寝不足は健康への影響が大きいんだぞ。今日もこれから旅行の続きに出掛けるんだろ?ちゃんと寝たのかよ・・・。好美「寝てない・・・、かな・・・。守のお陰(?)で。」守「何言ってんだよ・・・、好美のお陰(?)・・・、だろ・・・?」ベルディ(内線)「あの・・・、かなりお楽しみだったと思われますが内線を繋いだままイチャイチャするのはやめて頂けますか?私自身、ネイアとご無沙汰ですので・・・。」 旅館の仕事により溜まった疲労や深夜までかかってしまう事務作業で毎晩すぐ眠りに落ちてしまう番頭と女将はなかなか2人の時間を過ごす事が出来なかったという、「これはきっと「あの人」の出番なんだろうな」と恋人達は一先ず軽く流した。 それはさておき・・・、お前らいい加減そろそろ服着ろや!!いつまで夜の気分でおるつもりじゃ!!好美「今から着ようとしょったんじゃ、というか何気に我がらの状態がどうなっとるかを言わんとってくれる?」 何で急にお前も阿波弁になるんじゃ、まさか我がのせいか?好美「ほれ以外に何があるって言うんじゃ、ほれにたまに話しとかんと忘れてまうじゃろうが!!」 ほう言うなら・・・、標準語に戻すか・・・。それで?番頭さんをずっとほったらかしにしてるけど良いのか?好美「えっ?!嘘でしょ!!」ベルディ(内線)「好美さん・・・、これは斬新な放置プレイですか?」好美「いや・・・、そんなつ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」168

-168 何をしていたの?- 2人がゆったりとした朝ごはんの時間を楽しんでいる中でも俺の心中にはとある疑問が浮上していた、正直言って気にしてはいけない(ましてや本人達になど聞いてはいけない)と思ってはいたがその反面で気になって仕方が無いと言う気持ちもあった。好美「何気にしてんのよ、別にあんたには関係ないでしょ。」 いや・・・、自分が書いている物語の主人公(いや登場人物)達がどうなっているかなんて一番気になる事だろうが。恋人同士での事だから聞いちゃいけないってのは分かるよ?でもこれからの展開を考える為には必要不可欠だと思うんだよね。守「確かに・・・、コイツ無しでは俺らは存在すらしてなかったから答えた方が良いんじゃないのか?」 守・・・、よく言ってくれたよ・・・。じゃあ、俺の質問に答えてくれるな?好美「良いけど・・・、質問の内容にもよるじゃ無いの。」 確かにそうだな、誰にだって言いたくない事や答えたくない事だってあるはずだからな。守「それで?あんたは俺達に何を聞こうとしてたんだ?」 守は温かな味噌汁を啜りながら聞いていた、その様なゆったりとした雰囲気の2人に尋ねて良い内容かどうか俺には分からなかった。好美「何よ、さっき守が言っていた通り質問の内容にもよるでしょ。早く教えなさいよ。」 分かったよ・・・、相変わらず強情な奴だな・・・。俺はそんなキャラにお前を設定した覚えは無いぞ。好美「馬鹿言ってんじゃないわよ、どうせ行き当たりばったりでのこじ付け設定でキャラを色々と編集しまくってた癖に適当な事を・・・。」 バレてましたか、でもそれなりに対応してくれてたじゃないですか。今回もお願いしますよ、この通りですから・・・!!好美「あんたの姿なんて見えてないから意味無いじゃ無いのよ、まぁ良いか。何を聞こうとしてたか教えて貰おうかな。」 えっとですね・・・、番頭(ベルディ)さんも気になっていたみたいなんですが深夜に何をされておられたのかな・・・、なんて・・・。好美「馬鹿・・、女の子に何聞いてんのよ・・・。」守「別に良いじゃ無いか、恥ずかしい事をしていた訳じゃ無いんだし。」 へっ?そうなんですか?好美「確かに恥ずかしい事じゃないけどさ・・・。」守「答えてやれよ、アイツの前で今更何を恥ずかしく思うって言うのさ。」 確かに2人が今までしてきた恥ずかし
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