Semua Bab 優しさを君の、傍に置く: Bab 151

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番外編アソート:彼シャツ×膝枕×生足=変態《1》

ものすげー、頭に響くんだぞ!頭蓋骨にガリゴリガリゴリ響いて、神経麻酔はアホほど痛いし、抜くときのあの骨が軋む音が耳からじゃなく直接脳に届く感じは、しばらく夢でうなされるんじゃないかと思う。しかも一時間近くやって抜けないなんて。真琴さんを蹴飛ばすわけにいかないから必死でじっとしてたけど。……泣いてしまった。大泣きしたわけじゃねえ!痛くて疲れて自然と目が潤んだだけだから泣いたうちには入らない!カッコ悪いとこを見られたと思えば余計に泣きたい。帰り道、優しくされればされるほどなんか情けないやら恥ずかしいやらで。でも甘えたい。めちゃくちゃ甘えたい。「帰ったら、膝枕……」「わかってます。貴方のシャツ着て、ですよね」「な、生足で……」「はいはい」 ああ。やべー……麻酔が切れて来たら尋常じゃないくらいガンガン頭に響く。歯医者でもらった頓服を飲んで、ちょっとは和らいできたけど無痛になるということはなかった。でもいい。痛いのは消えなくても、辛いのは忘れさせてもらうんだ。散々かっこ悪いとこ見られたし、もうどうせだから今日は目いっぱい甘えるんだ俺は。いつもなら「変態」の一言で絶対してくれなかっただろう、「彼シャツで膝枕」なんて。そんな彼女が今、目の前で俺のシャツを二枚広げて、ちょっと赤い顔で俺を睨んでいる。ワイシャツと、普段着用のカジュアルなやつ。どっちか選べ、という意味だと思う。俺が余りにしょっちゅう来ては泊まって行くから、仕事用と休日用と何着か着替えを置かせてくれるようになった、その中の二枚だ。 「え
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-21
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