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満天の星 番外編 ~妹、梨華の恋~   恋する気持ち ④

「違うんです。僕たちは生徒と教師です」「怪しい者ではないんです」何度も言ったけれど、結局駅前の交番に連れて行かれてしまった。「名前」「山口海人」「住所は?」いつも先生に聞かれているようなことを先生が答えているのが、何か笑える。「君、年は?」警官に聞かれ、私は一瞬固まった。「高校生?」「この子は僕の教え子です」先生が代わりに答えた。「教え子?」完全に疑われている。まあ今の先生は、どう見ても教師には見えないものね。「本当です」そう言うと、先生がポケットから身分証を出した。身分証と先生を見比べていた警官。「なるほど、分かりました」先生の説明で、家にも学校にも連絡することなく帰してもらえることになった私達。「すみませんでした」一礼して交番を後にする先生に、「先生。もう少し教師と分かる格好をしてください」年配の警官が声をかけた。フフフ。恥ずかしそうな顔をする先生かわいくて、つい笑ってしまった。「おなかすいたな。ラーメンでも食べるか?」「うん」そう言えば、私も夕食まだだった。たまたま入った近くのラーメン屋。ちょっと薄汚れた感じはあるけれど、そんなに混んでなくていい感じ。「ネギラーメン」私は聞かれる前に答えた。「はいはい。俺はチャーシュー麺」「あと、餃子」「お前なあ。餃子2つ」「あっ餃子は1つでいいです。そんなに食べられないから」店のおばさんが笑ってる。「餃子は2つで。・・・残
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-10
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満天の星 番外編 ~妹、梨華の恋~   恋する気持ち ⑤

ラーメン屋さんを出ると、先生は黙って歩き出した。「どこへ行くんですか?」分かっているけれど、聞いてみる。「家まで送るよ」やっぱり。「先生。もういいです。後は自分で帰ります」「ダメ」はあ?「信じられない」「どういう意味ですか?」この期に及んで逃げ出すとでも思っているだろうか。「なあ竹浦、ちょっと座れ」そう言って近くにベンチに座った先生。私も並んで座った。「こんな話をすると、本当に説教くさい教師みたいで嫌なんだが」わざわざ前置きをして、先生は話し出した。「俺も中学から高校時代は反抗ばかりしていた。親の言うことも先生の言うこともきかなかった。今のお前と一緒だよ。当時の俺も単位がたらなくて、高校卒業が怪しかった」へえー。「おかしいだろう?その俺が教師なんて」クククッ。自分で言って、自分で笑ってる。「でもな、高校3年の時に一大決心をして教師になろうと決めたんだ。それからは必死に勉強して、一浪して大学に入った。正直、両親や兄姉や先生。みんながいてくれたから頑張れた」すごく懐かしそう。「先生は幸せなお家に育ったんですね」「えっ?」意外そうに私を見る先生。「我が家は違います。そんな幸せな家庭ではありません。私にとっては居心地の悪い場所なんです」吐き捨てるように言った。家族の誰も私の事なんて心配していない。私は見捨てられた子だから。「それはお前がそう思っているだけ。子供がかわいくない親はいない」そうかなあ。そんなことない。フツフツと込み上げてくる怒りに、私は黙っていられなかった。「私には兄と姉がいるんです」
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-11
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満天の星 番外編 ~妹、梨華の恋~   恋する気持ち ⑥

ふわぁぁ。大きなあくびをして、私はベットから起き出した。昨夜は12時ギリギリに帰宅した。いつものことで、母さんも何も言わない。昨日は楽しかったし、嬉しかった。フフフ。「梨華ちゃんおはよう」リビングに入ると百合子おばさんに声をかけられた。百合子おばさんは、父さんのお姉さん。近所に住んでいるせいか、10日に1度はやって来る。「おはようございます」「梨華ちゃん、大きくなったわね」もう、数日前に会ったばかりなのに。「華子さん。樹里亜は帰ってこないの?」「ええ」母さんが答えを濁す。なんだか母さんが辛そう。「かわいくないわね。大きくしてもらって、高い私大にまで行かせてもらって」機嫌の悪いおばさん。母さんも黙ってしまった。もー、これが母さんのストレスなのに、分からないんだろうか?「ああ、姉さん。いらっしゃい」父さんが起きてきた。私は逃げようとしたのに、「お前は勉強をしているのか?」「・・・」フン。私に興味なんて無いくせに。「梨華ちゃん、大学はどうするの?」おばさんの声に、母さんが嫌な顔をする。「そう言えば、姉さんのとこの下の子はアメリカに留学していたよな」「ええ。なんで?」いきなりの父さんの発言に、おばさんも不思議そうに聞き返す。「梨華も留学させようと思って」「あら、そうなの?」えええ?「聞いてないよ」留学なんて話一度もに出たことがない。「いいじゃない。楽しいらしいわよ」と、おばさん。
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-12
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満天の星 番外編 ~妹、梨華の恋~   卒業

「おめでとう」山口先生の笑顔。「ありがとうございます。先生のお陰で卒業できました」私は頭を下げた。いつも厳しいことを言う先生も今日は優しい。「竹浦が頑張ったからだよ。俺のせいじゃない」「そんなことないです」今日の卒業式を無事に迎えられたのは山口先生のお陰。それは間違いない。先生がいなかったら、今ここにはいない。「大学も決まったんだよな?」「はい。自宅から通える女子大にって母の希望で、決めました」「そう。よかった。でも、ここからがスタートだからな。これからは誰も小言なんて言ってはくれない。自分できちんとしないといけないんだからな」「はい」私にだって分かっている。もうこれからは大人としての扱いを受ける。良いことも、悪い事も自分で決めていかなくてはならない。不安だー。不安しかない。「何かあったら、相談してもいいですか?」「いいよ。俺にとって初めての教え子だから」ニコニコといい笑顔で、先生が携帯を掲げた。この半年、私はほぼ毎日山口先生と会っていた。いつの間にか会わないと寂しくさえ感じるようになった。きっと、これが私の初恋。学校の先生に恋するなんて、ベタすぎて恥ずかしいけれど、気がついたら好きになっていた。でも、明日からは生徒でも先生でもない。「春からはお兄さんも帰ってくるんだろう?」「え、ええ」1人妄想を巡らせていた私は急に家族の話題になって慌ててしまった。確かに、8歳年上の大樹兄さんはこの春研修医を終えてうちの病院に帰ってくる。父さんも母さんも喜んでいる。「お姉さんは?」「え?」お姉ちゃんは・・・お姉ちゃんのこ
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-13
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満天の星 番外編 ~妹、梨華の恋~   二十歳

2年後。私は二十歳になった。お姉ちゃんも無事大学を終え、春には帰ってくる予定。「樹里亜、病院への挨拶は済ませたの?」母さんが心配そうに声をかける。「昨日行ってきた」「お姉ちゃん、引っ越しはいつ?それまでに部屋の私物を片付けるけれど」「うんん。まだいいわ」ん?「そんなに荷物も多くないし、急がなくて大丈夫」「ふーん」「樹里亜、本当に救命に行くのか?」「うん」兄さんはとても心配そう。まあね、どう見てもお姉ちゃんには小児科か皮膚科が似合う。救命でバリバリってイメージじゃないのに「大丈夫よ」みんなの心配を察してお姉ちゃんは強がってみせた。「やってみてダメなら変わればいいだろう」父さんはいつもお姉ちゃんに甘い。「私だって一応医者だから、救急で頑張るわよ」と、ぷっと頬を膨らませてお姉ちゃんが笑った。何だろう、明るすぎる。不安を感じながらも、私は家族みんなが上機嫌なことを喜んだ。数ヶ月後に嵐を迎えるとも知らず。春。医大を卒業し、うちの病院へ採用になったお姉ちゃん。でも・・・家には帰ってこなかった。自分で勝手にマンションを借りて、2月のうちに引っ越しを済ませてしまった。家族が気付いたときには引っ越しが終わり、荷物も片付けられていた。もちろん、父さんもお兄さんも怒った。本当に鬼のような形相で怒鳴った。でもお姉ちゃんが引かない。何度も言い争いをしてもめ続けたけれど、結局はお姉ちゃんの勝ち。あんなに気合いを入れてお姉ちゃんの帰りを待っていた私は気が抜けてしまった。と言うより、無性に腹が立った。
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-14
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満天の星 番外編 ~妹、梨華の恋~  再会①

それから3年。いつもまにか、先生を思い出すことも減っていった。大学でもそれなりに友達ができ、彼氏もできた。自由な時間を満喫し、いっぱい遊んで、それでも何とか卒業。父さんの希望もあってうちの病院の秘書室へ就職した。縁故入社と言うことで、就職活動で苦労することも無く、ここでもまた楽な道を選んでしまった。「そんなに楽ばかりしていると、そのうち10倍返しが来るわよ」飲みに行くたびに、愛さんに言われた。確かに、知らない人から見れば恵まれた人生なのかもしれない。就職して3ヶ月程が過ぎると、仕事にも慣れてきた。正直、自分で働いてお金をもらうのは嬉しい。でも、思ってしまう。これが、私にしたい仕事なの?と。大学では児童心理学を専攻した。できればその道に進みたいと、日々思うようになった。そこで、私の計画。給料の半分を貯金して、家を出て、自立したい。お姉ちゃんのように、私も1人で生活したい。でも、父さんには言えない。私の態度が悪いのも否定はしないけれど、父さんはいつまでたっても私を信用してはくれない。事あるごとにぶつかって、その度に悔しくて仕事を休んで飲みに出た。そして、酔いつぶれ深夜に帰り父さんに怒鳴られる。その繰り返し。兄さんは呆れていて、母さんは泣いている。やはり、私はこの家のお荷物。そうなある日、いつも以上に叱られた私は家を飛び出してしまった。だからといって、行く当てもなく、向かったのはお姉ちゃんのマンション。我ながら、寂しい奴だと思う。「あ、あんた、何してるのよ」マンションの前に立つ私を見た瞬間、お姉ちゃんが言った言葉がそれだった。まあね、歓迎されるとも思ってないけれど。「ほら、行くよ」私も負けじと
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-15
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満天の星 番外編 ~妹、梨華の恋~   再会②

「ほら梨華。私仕事に行くから、起きて」週末金曜の夜に飲みに出て、酔いつぶれて愛さんの家に泊まった私。「うーん。頭が痛い」酒の残った頭を抱えて、体を起こした。「大丈夫?」「うん」ボーッとしながらも、起き上がり洗面所に向かう。「帰るの?」すでに着替えを終えている愛さん。「うん」兄さんは仕事だし、父さんはゴルフのはずだから、家にはお姉ちゃんと母さんしかいないはず。さあ、帰りますか。昼前になって、私は愛さんの家を出た。久しぶりの朝帰り。怒られるかなあ。まあ、お姉ちゃんのことを考えればかわいいもの。ガチャッ。「ただいま」それでも小さく、声をかけてみた。できれば誰も出てきて欲しくなかったのに、すぐに母さんが姿を現した。「あなた、何してたのっ」久しぶりに叱りつけられて、「いいじゃない。金曜の夜くらい羽を伸ばして何が悪いのよ」言い返してしまった。何なのよ、同棲したわけでも、妊娠したわけでもないのに。「もー、何してるのよ。お客様よ」今度はお姉ちゃんが顔を出した。お客さん?「誰よ?」「お見合いの相手」「お見合い?」そう言えば、百合子おばさんに押しつけられたお見合い。何度か会っているときいていたけど・・・考えてみれば、お姉ちゃんは一緒に暮らす相手がいたのにお見合いをしたってことで、それって酷い。チラチラとリビングを覗くけれど、相手の顔は見えない。「やめなさい。行儀が悪い」お姉ちゃんが止る。「何でよ、いいじゃない。それに、何しに来たの?怒って怒鳴り込んできた
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-16
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満天の星 番外編 ~妹、梨華の恋~   本当の気持ち ①

次の週末、私は山口先生と待ち合わせをした。「おい、竹浦」約束の喫茶店にはすでに山口先生が来ていて、私に向かって手を振ってくれた。「すみません、待ちました?」「イヤ、今来たところ」「そうですか・・・」そういえば、今日の私は山口先生の言い訳を聞きに来た。もっと、強気に出てもいいはず。でもね、ふふふ。会えて、うれしい。「どうしたんだよ、ニヤニヤして」「別に・・・」この状況で、会えてうれしいとは言えない。「お姉さんとのお見合い、びっくりさせて悪かったな」「え、ええ」「知り合いのおばさんにどうしてもって言われて、断れなかったんだ」「そうですか」よく考えてみれば、先生がお姉ちゃんとお見合いをするのに私の了解は必要ない。私はただの教え子なんだから。「怒っているか?」「いえ、別に」私が怒るのは筋違いのような気がする。・「でも、朝帰りを叱りつけたことは謝らない」えっ。思わず、顔を上げてしまった。「嫁入り前の女の子が、朝帰りなんて良くないぞ」「はあ」「それに、もう子供じゃないんだから親に対しての反抗的な態度も改めなさい」「はあぁ」なぜだろう、すっかり高校時代に戻ってしまった山口先生がお説教を始めてしまって、気分悪い。ちょうどその時、「お待たせしました」店員さんが注文した飲み物を運んできた。先生はホットコーヒー、私はオレンジジュ・・・あれ?運ばれてきたのはアイスコーヒー。「あの、違います。私は頼んだのはオレンジジュースですけれど」「え、でも、アイスコーヒーを」店員が慌
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-17
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満天の星 番外編 ~妹、梨華の恋~   本当の気持ち ②

「信じてもらえないかもしれないが、俺はずっと竹浦のことが気になっていた。最初はもちろん生徒として、コンプレックスの塊のようなお前がかわいくて仕方なかった。『俺は教師だ。あいつは生徒だ』と何度も自分に言い聞かせた」「嘘」そんなバカな・・・「嘘じゃない。俺が女性に手を上げて叱ったのは後にも先にもお前だけだし、姉貴の話しだってお前以外にしたことはない。考えてみればお前は俺にとって特別だったんだ」「そんな今更・・・」じゃあなぜ、高校卒業の時にそう言ってくれなかったの。そうしたら、こんなに苦しむことはなかった。「あの時、お前はまだ子供だった。将来の可能性だっていくらでもあるお前に俺が影響を与えたらいけない気がしたんだ。だから、大人になって社会人になるまでは陰から見守ろうと思った」「本気ですか?」少し冷静になって、できてた言葉がそれだった。「こんなこと、冗談で言えるか?」確かに。「でもまあ、今更なのは確かだな。俺だって、気持ちを押しつけるつもりはないし、この五年間お前のことだけを考えていたわけでもない。それなりにつきあった人もいたし、別れだって経験した。お前もだろう?」「そうですね」「それを踏まえて、もし今つきあっている人がいないなら、俺とつきあってくれないか?」真っ直ぐに正面から見つめられ、コクンと頷いてしまった。「それは、イエスってことだな?」「はい」その後、2人で近くの公園を散歩しながらいくつか約束をした。もう、生徒じゃないんだから「先生」とは呼ばず、お互い名前で呼び合うこと。遅くまで飲み歩かない。父さんや母さんに反抗的な態度は取らない。「時々樹里亜さんに連絡して、『梨華はいい子にしてますか』ってチェックするぞ」と脅された。私からも、「あまり子供扱いはしないで」とお願いした。
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-18
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満天の星 番外編 ~兄、大樹。家族の始め方~ SIDE  桃子 ①

ん、んーん。 久しぶりに朝まで残ってしまったアルコール。 この感じは・・・2日酔い確定だわ。 はぁー。 大きな溜息を1つ。 一体私は何をやってるんだ。 それに・・ やっと目が覚めて、辺りを見回す。 え、ええっ。 嘘。 ここは、家じゃない。 杉本桃子、27歳。看護師3年目。 真面目に地道に生きてきたつもりなのに、酔っ払って知らない部屋で目を覚ますなんて、一生の不覚。 待て待て、落ち着くのよ。 ここは冷静に昨日のことを思い出して。 昨日は職場の親睦会だった。 うちの部署の発案だから勤務じゃない人は強制参加だなんて言われて、無理矢理連れ出された。 いつもだったら絶対に行かないんだけれど・・・ 「無理強いする気はないけれど、何か予定があるの?」 と、師長に言われ、 「予定はないのですが」 と答えてしまった。 「あなたがこういうの好きでないのは知っているけれど、たまには顔を出したら?今はまだいいけれど、これから先人を統率する立場になったとき、今のままでは良くないと思うわよ」 「・・・すみません」 他に言葉がなかった。 無愛想で、かわいげのない私をいつもかばってくれる師長は本当にいい上司だと思う。 私が今の病院で看護師を続けていられるのも素敵な上司に恵まれたから。 その意味では感謝しかない。 「嫌なら途中で帰ればいいから。ね?」 「はぁ」 ここまで言われて断ることはできなかった。 1次会は病院近くの居酒屋。 メンバーは20代から30代前半の独身ナースやドクター、そのほか病院スタッフ。 大体20人位が参加していた。 普段救急病棟に勤める私は、他の部署に比べたら色んな科のドクターと顔を合わせることが多い。 でもそれって仕事上のことで、ちゃんと話したことのない人たちばかり。 正直、疲れてしまった。 逃出したいなあ・・・ 30分ほどでそんなことを考えた。 「すみません・・・」 3人ほど向こうの席で、カバンを持ち幹事に頭を下げている同僚。 そういえば、約束があるって言っていたはず。 チラッと目が合うと、「ごめんね」と手を合わせられた。
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-20
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