一先ず、近くの木に止まる。『ポーポー !! プェープェー ! 』『煩いよ鳩ちゃん ! 二人の会話が聞こえない ! 』「俺は今のお前が好きだ」 ブポッ !! 『ゲフンゲフン ! 何あれ !!? リラの彼氏 !? 』『プェープェー !! 』『え !? 森で噂 ? リラが !? あれ本当に恋人 !? 』『ポププ !! 』『まさかぁ〜 ! リラってレイと仲良いし、カイだって気があるのわかってるのになんで ? 知らない人じゃん ! 』「もし今のお前が消えると言われたら、反対だ。 お前さえ良ければ一緒に逃げてもいい」『ひ、ひえぇえ ! 何あれ ! 本当じゃん !! 鳩ちゃん説明してよ ! 』『ぷぷ ! 』「セ、セロ……」『あ、あんな狼狽してるリラ初めて見る ! 完全に乙女の顔だよ !? 』「俺はお前の歌が好きなんだ」『ぎ、ぎゃああ…… ! 』「セロ ! ま、待って ! その、嬉しいんだけど、ビックリするから変な言い回しやめてよ ! 」『つまり、嫌じゃない……と。確かに、レイもエルとも違う静かなタイプの人だよね……リラって男っぽいってより、仲間内に好みの男性がいなかっただけで、本当はあんな感じなの !? 』「別に変じゃない。言わなきゃ、お前はモヤモヤ考えて、それが(歌の詩にでる)……」『うーん。ところどころ聞こえない』「いつもベストな状態で(歌って欲しいし、それが出来ないなら)俺が不安材料を取り除く 。 後悔させない」『い、一途 !! 』「セロ……ありがとう」『うわぁ、顔真っ赤 !! やっばぁ〜。 面白いことになったけど、レイに会ったらややこしくなりそ。先にカイと話そうかな』
Last Updated : 2025-07-03 Read more