華side「華さん、明後日ですが、レッスン後に真珠さんがこちらに来る予定なのですが、お時間ありますか? 華さんとお話ししたいそうで」「ええ、大丈夫です。そう言えば、最近、真珠さんがこちらに来なくなりましたわね。久しぶりにお会いできるのを楽しみにしておりますわ」「そうですね。……是非、真珠さんの話を聞いてあげてください」北條先生は、少しだけ俯いて言葉を選びながら仰った気がする。その微かな沈黙が少しばかり気になりながらも、私は真珠さんに会えることを純粋に楽しみにしていた。二日後――――「華さん、お久しぶりです! お会いできて嬉しいです」「本当にお久しぶりですね。でも、お元気そうで安心しましたわ。営業活動が忙しかったのですか?」いつもと変わらない元気な声で話しかけてくる真珠さんに尋ねると、彼女は一瞬だけ戸惑ったような顔をして弱々しく微笑んだ。「実は……今日、お会いしたかったのは、そのことについて華さんにお話をしたいと思ったからなんです」「何かあったの……?」
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