第五十一話 女として 朝、梅乃と古峰が外の掃き掃除をしていると「う 梅乃ちゃん…… 私、お腹が痛い」 古峰が腹痛を訴える。 「岡田先生、古峰が……」 梅乃が古峰を連れて岡田の部屋にやってくる。 「ふむ、馬かな……」 岡田が古峰に言うと、「う 馬……私が」 古峰がチラッと梅乃を見る。 「えと、どこか悪い訳じゃなくて良かったね……」 梅乃は、そう言い残して仲の町まで出てきていた。 (私は無いのかな?) 「どうした? 暗い顔して」 梅乃の後ろから声がする。 振り向くと、喜久乃が立っていた。 「こんにちは。 喜久乃花魁……」 梅乃が頭を下げると、「なんか暗い顔をしていなかったか? 聞くぞ」 「いえ……そんな難しい話ではないのですが……」 梅乃が渋っていると、喜久乃が顔を覗き込む。 「その顔じゃ、難しい話だろ。 話してみろ」 喜久乃が笑顔で待っていると、梅乃は小さい声で話しだす。 「なに……? そんな事で暗い顔をしていたのか……」 喜久乃は息を落とした。 「ほら……」 梅乃がため息をつくと、「すまん、すまん……ちなみに、私は十三だ」 喜久乃はコソッと梅乃に伝える。 「ありがとうございま
Last Updated : 2025-11-16 Read more