Lahat ng Kabanata ng 婚約破棄の現場に遭遇したので私から求婚することにしました。白豚と嘲笑った皆様には誠心誠意お返しさせていただきます!!: Kabanata 11 - Kabanata 20

24 Kabanata

まさかの潜入先。

「よし、話は纏まったな。ではこれからについて話そうか。」 ボァ兄様がフィオを説得し終えると、マリウスが今後の動きについて話し出した。  「まず、メローラ。本来であれば…侍女にでもなって潜入して欲しいのだが、お前には無理があるだろう…だから男装して騎士として潜り込め。」   「わた、私にだって、侍女の仕事くら…「メロライン姫には無理ですよ。侍女としては私が潜り込みましょう。」」  今まで静かにしていたマーヤが口を挟む。それにしても心外だ…皆私には侍女が無理だと言う。確かに、雑な部分はあるかもしれないが、ある程度女性としての素養は身につけてきたつもりなんだが…。  「確かに、メローラが潜り込むよりもマーヤなら自然と上手く行きそうだな。そしたら2人には薬成分の他に、アジュアール国から来ている者で怪しい者がいないかも探って欲しい。」  マリウスはアジュアール国がテッサリーニ国を征服しようとしていることも視野に入れているのだろう。場合によってはアジュアール国の面々と接触している人達がいないとも言い切れない。   「わかった。あとはマーヤ。王妃とフィオの義弟について探ってれないか?なんだか嫌な予感がするんだ。」  今の王妃はフィオの義弟、ピリットン殿下の実の母親だったはずだ。実の息子であるピリットンを国の王としたいなんて願望もあるはず…  「承知いたしました。メロライン姫の嫌な予感だけは当たりますからね。そちらについても調べましょう
last updateHuling Na-update : 2025-07-21
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呼び出し。 ウェインライト視点。

「ウェインライト坊っちゃま。アルトゥール国王陛下から手紙が届いております。」  「坊っちゃまはやめてくれといつも言っているだろう。ダンテ。」 19にもなって未だに俺を坊っちゃまなんて呼ぶのはダンテくらいだ。俺が小さい頃から知っているというのもあるのだろうが… それにしてもアルトゥール国王陛下から直接手紙なんて珍しい。俺はダンテから手紙を受け取ると封を開けて読み出した。 手紙には明日登城するようにとだけ書かれている。 「ふぉっふぉっ…私にとっては幾つになっても坊っちゃまは坊っちゃまですからね。それでお手紙にはなんと?」  「明日登城するようにとの事だ。急だが明日王城に行ってくる。」 上着をダンテに渡してから少しタイを緩めると椅子に座った。  アルトゥール国王陛下然り、メローナの兄弟然り、呼ばれるとろくな事がないんだがな…  俺はため息をついてかダンテの淹れてくれた紅茶に口をつけた。   そして翌日… 王城に向かうと、待っていましたとばかりにボァトルト殿下が寄ってくる。  「おは「待っていたぞ!ウェイン。こっちだ。」」  挨拶をしようと声をかけると、いきなり腕を掴まれて歩きだした。一体何をそんなに急いでいるのだろうか。もしかして、今更になっては先日の夜会の件でも怒られるのか…?  「確かに
last updateHuling Na-update : 2025-07-22
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テッサリーニ国では貴族出身と言うだけで騎士爵がもらえるらしい。

 「本当にこの騎士団機能しているのか…。弱すぎる…。」  「本当だよなぁ…。」  ドラウゴン国を出て1ヶ月。私は無事テッサリーニ国の騎士団に潜入することが出来た。  騎士団に入るのは少し大変だと思っていたが、フィオが上手く手を回してくれたおかげだ。  そして、何故か分からないがウェインも一緒に来ている…。  「そう言えば…ウェイン。なぜお前はここにいるんだ?」  この1ヶ月、聞かずにいたがそろそろ教えて貰おうと声をかける。   「んー…もう少ししたらわかるはずだから。それにローレンはやることがあるだろ。まずはそっちに集中しろ。」   ローレンというのは私の男装名だ。流石にメローラではバレるだろうということで、兄様たちが考えてくれた。  「そうか…。」  ウェインがはぐらかす時は大体が父様や兄様たちが関わっている。始めは私が問題を起こさないか見張りで付いてきたのでは無いかと思ったが、どうやら違うようだ…。  そしてテッサリーニ国に来て吃驚したのは騎士団の弱さだ。入隊して2週間。私とウェインがいる騎士団は王族を護るための白銀の騎士団なのだが…本当に王族を護ることが出来るのかと思うレベルである。&nb
last updateHuling Na-update : 2025-07-22
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力技といえばあれしかないだろう。

「おい、ローレン。お前まさか…。」  「あぁ…ウェインはバカか?力業と言ったらそれしかないだろう?」  ウェインが力業と言ったくせに、なにをそんなに慌てているのだろうか。そもそもよく、他の騎士団から何も言われないよな…  以前聞いた話では他に青銅の騎士団と赤熱の騎士団というのがあると言っていたはずだ。ランク的には青銅の騎士団が一番下で、赤熱、白銀と続いていた。 いがみ合いもなく上手くいっているのは何故なのか気になるところだ。   「お前は、なんっでそんなに脳筋なんだ?本当にアルトゥール国王陛下にソックリだよな。」  「あ?父様のことそんなこと言っていいのか?父様の耳に入ったら、3日間地獄の特訓から話して貰えないぞ?」  ウェインの言う通り私は父様似だと思うけど、母様だってああ見えて結構脳筋なんだ。冷静を装って見せているだけで、きっと頭の中では熱湯がグツグツ茹だっているのを知っている。  「それよりも今は冷静になれ。力業と言うのは…そ、その…じ、じ、冗談だ!冗談!だから一旦落ち着こう!なっ?」  手の甲を上に向けて上げ下げしながら深呼吸を繰り返すウェイン。私は至って冷静なのだが…。  「そんなことをせずとも私は冷静だ!だから行ってくる。お前はここで待っていろ。」  「ちょ、ちょっと待てって!ローレン。」 
last updateHuling Na-update : 2025-07-23
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上げて落とす作戦。

ウェインに観客を集めてくるよう指示を出したあと、訓練場へ向かった。案の定、もぬけの殻である。「騎士団の皆さんは本当になんで騎士になったのか…」テッサリーニ国が元々治安がいい国で騎士がいなくても王族が狙われる心配もないと言うのであれば、この状態でも…まぁ…許そう。だが、実際はそんなことない。特に、この1年。フィオが居なくなってからはかなり荒れていたようだ。「久しぶりにひと暴れできそうで腕が鳴るな。」首を左右に動かすと骨の音がポキポキなる。どうやら身体も喜んでいるらしい。「そうですね…姫様…あれほど余り目立たぬようにとお伝えしたはずですが?」軽く準備運動をしようと体を伸ばしていると後ろからマーヤの声が聞こえた気がした。いや、でもマーヤは王宮で侍女として働いていたはず…まさかのイヴェッタ王妃に見染められて王妃の侍女になっていたはずだ…「…いや、まさかな。マーヤがここに居るはず…」「現実逃避をしても無駄ですよ。メロライン姫。」防衛本能で声が聞こえた方から逃げようとすると、肩をガシリと掴まれた。私は壊れた人形のように首をゆっくりと後ろに向ける。「や、やぁ。マーヤ?な、な、なんでここに居るんだい?き、き、今日もいい天気だね…」マーヤは無表情のままこちらをジーッと見つめてくるので私は思わず目を逸らした。「はぁ…人を集めるようにウェイン様へ言ったのは姫様では無いですか。それに外を見てください。晴れておらず今にも雨が降りそうなどんよりした天気ですよ。」ウェインのやつ…なぜマーヤに伝えたんだ!マーヤは私の侍女でもあるが、母様の茶飲み友達なんだぞ&helli
last updateHuling Na-update : 2025-07-23
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赤熱の騎士団。

「さて、取り敢えず騎士団長は倒したからな。この団をジーノに任せていいか?」  「えっ?なんで俺?」  何となくジーノに会ってから思っていることがあった。少なくともフィオが今の状態になる前までは誰かしらがフィオの警護をしていた事になる。 ただ、あの団長がそれをやっているようには見えなかった。 で、あれば白銀の騎士団は名ばかりで実際は青銅の騎士団もしくは赤熱の騎士団が守っていたのではないか…と。  「赤熱の騎士団。団長はお前だろ?ジーノ…」  赤熱の騎士団の名前を出すとジーノは目を大きく広げて吃驚する。   「な、なんで…気づいたんだ。」   「やっぱりな…半分はカマかけだったんだが、合っていたようだぞ。ウェイン、マーヤ。」   「実はジーノ様には内緒で赤熱の騎士団について調べさせて頂きました。貴方方は元々王太子殿下の側近や、警備を担当されていた方々ですね。」  赤熱の騎士団。表向きは騎士団として動いていたが、裏ではこの国を変えようとレジスタンス的な動きをしているというのは調べていて分かった。  「フィオが今の状態になってから、白銀の騎士団に居場所が無くなったんだろ?それで作ったのが赤熱の騎士団…違うか?」  ジーノの顔を見て全てが本当のことだと言ってい
last updateHuling Na-update : 2025-07-24
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調査報告。

ジーノ達と話をしてから1週間が過ぎた。あの後、白銀の騎士団を今すぐどうこうするには時間が惜しいという事。赤熱の騎士団の隠れ蓑として白銀の騎士団があった方が調査しやすいという事から、そのままの状態となっている。まぁ、元々何もしていないような連中だ。今動かれても面倒なだけである。トリドールの息子であるイベリコは団長室から出てこないらしい。一度団長室の前を通った時、ブツブツと何か呪術のような呪文のような言葉を言っていた。「俺は団長だ。俺は強いんだ…だってパパとママが言っていたもん。俺は強い…。俺は強い。俺は強い。俺は強いんだぁ…!!いつかあいつをけちょんけちょんにしてやる。そして跪かせて、俺の愛人にしてやるんだ。」愛人って、一応私は男装していてここでは男として通っているのだが、思わずその言葉を聞いて鳥肌が立ったのは言うまでもない。しかし、負けたことが恥ずかしかったのか、今回の件は誰にも話していないようだ。一つだけ変わったことと言えば、私の顔を見ると団員たちが直ぐに道を開けてくれることになったことだろうか。今まで「スポレトーレ家の奴らが調子に乗ってるんじゃねぇよ」と言っていたヤツらも今では大人しく道を譲る。「これだけ道を譲ってくれると歩きやすいな。」1人でジーノのところに向かっていると、ウェインが逆方向からコチラに近づいてくるのが見える。最近のウェインは少し焦っているというか、機嫌が悪い日が多く、1人行動していることが多くなっていた。「ウェイン。」片手を挙げて声をかけると、据わった目をしたウェインがこちらを見た。「あぁ。ローレンか。すまん。見えていなかった…」ここまでイライラしているのはやはりラグネリアのことだろうな。「見えていなかったって…お前ちゃんと寝てるか?そん
last updateHuling Na-update : 2025-07-24
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帰国

 「おかえり!!メローラ!!!」キャロット城前に着くと、こちらに手を振って近づいてくる者がいる。私の婚約者であり、テッサリーニ国の王太子オルラフィオ王太子殿下だ。どうやら、ドラウゴン国を離れている間に少し心境の変化があったらしい。今までは外に出るのも怖がっていたフィオだが、少しずつ外に出ることができるようになってきたようだ。「ただいま!!フィル!!!」私も少し小走りでフィルに駆け寄った。ドラウゴン国を離れていた期間は3ヶ月弱くらいだろうか…その間に少し顔色がよくなってきたようにも感じる。「フィル、以前よりも顔色がよくなってきたんじゃないか。よく見ると体型も少し細くなったように感じるぞ。」「そうなんだ。これにはマリウス殿も驚いていたよ。もしかしたら、薬を飲んでから少し時間が経過してきたというのもあるかもしれない…ということだ。効能が切れてきているのだろうってさ。」資料を見てもずっと飲み続けていた薬ばかりのようだったからその薬を辞めたことで効能が薄れてきたのは何となく理解ができる気がする。ただ全部が全部…効能が薄くなって終わりというわけではないのだろう。ニキビなどはきれいになってきているようだが、爛れている皮膚は以前と変わらないし、発汗が多い所や顔の形なども以前と変わらないようだ。それでも少し変化が見られたことでフィルの気持ちが変わってきたのはよかった。「そうなのか。こちらでもフィルの薬についてはある程度目星がついたから、後ほどマリウスをウェインも交えて話をしよう。」「ウェインもかい?」そういえば色々なことが重なっていてフィルにはラグネリアの話をしていなかったか…。てっきり話したつもりになっていたと思っていると、私の後ろからウェインが声をかけてきた。「やぁ、オルフィ、久しぶり!元気そうでよかった。2人の逢瀬を邪魔してしまってすまないが、実は俺の婚約者もオルフィと同じような状態になってい
last updateHuling Na-update : 2025-07-25
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話し合い。

「では、話が逸れてしまいましたし話を戻しましょうか。それで、薬草の内容は分かったかい?」暗い雰囲気をぶった切るように話し始めたのはボァトルト兄様だ。ボァ兄様に薬草の書類を渡すと、マリウスと一緒になって一度調べることがあると言って部屋から出て行ってしまった。まるで嵐が一瞬で過ぎ去ったようなそんな感じだ。師弟だからか、動きがとても似ている。きっとしばらくしたら戻ってくるつもりだろう。扉から二人が出て行った姿を見ていると、父様がゴホンと一つ咳払いをした。「薬草の件は一旦あの二人に任せておこう。その間に、わかったことを教えてほしい。」「わかりました。まず、オルラフィオ王太子殿下が表舞台に出なくなってから全てを仕切っているのはトリドール家のようです。」そう言って、ジーノたちがまとめてくれた資料を渡す。白金の騎士団の実態や、赤熱の騎士団について。そしてトリドール家がアジュアール国とつながっていることなどを伝える。「それと、アジュアール国から来ている商会の名ですが”フェサリス商会”と言い、アジュアール国第2王子がと同じ名前の商会であるということまでは分かりました。」「私は、イヴェッタ王妃の近くにおりましたが、侍女の中に2人ほど黒髪の女性がおりました。あれは間違いなくアジュアール国の者ではないかと思われます…それ以外にもちらほら従者の中、料理人の中にも見かけました。」マーヤが一番王族の近くにいたということもあり、王族について色々話をしていた。どうやら王族たちは資金などあまり気にせず好き勝手やっているようだ。特にピリットン第2王子は女性に目がなく、見境なく色々な女性に手を出しているらしい。この話を聞いたときに頭に浮かんだのはイベリコのことだ。やはり、イベリコとピリットンは血縁なのだなと思ってしまった次第である。それに国王陛下がずっと表舞台に出てこないところも気になる所だ。普通であればここまでの状態になる前に何かしら考を講じなければならない。それでも出てこないとなると、生きているのかも怪しくなってくる。
last updateHuling Na-update : 2025-07-25
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