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Lahat ng Kabanata ng 異人青年譚: Kabanata 41 - Kabanata 50

51 Kabanata

不死身青年と賢狼烈女の悪戯Ⅳ_02

「日常茶飯事と言われても、まだ仕事内容すらよくわかっていないんですけれど......最終的に僕は、このバイトで何をすればいいんですか?」「あーそうだなぁーまだちゃんとは言っていなかったか~よーしわかった。それは今からちゃんと説明してやるから、耳穴かっぽじってよく聞け」「はぁ......」「兄ちゃんの仕事はただ一つ。連れ戻すことだ」「はぁ......連れ戻す......ですか?」「あぁ、それが不死身の兄ちゃんのただ一つの仕事さ」「連れ戻す......それって、どういう......」「言われなくても、なんとなくわかるだろ?少なくともお前は、この半年程で、少なくとも三回は、そういう事象に遭遇しているはずだ」「......」「異人と人間の境界に在る様なお前の特異的な存在を活かして、ヒトとしての在り方を理解できる者を、維持させること。それがお前の仕事さ......」「つまり僕は......佳寿さん達の様な専門家という程ではないにしろ、人間である者を異人にしない。もしくは、異人という存在を化け物にしない。そういうボーダーラインになれって、そういう事ですか?」「ボーダーというよりは、セーフティーかな。救える者を救うための、中途半端な異人の存在。それがお前さんだよ」
Magbasa pa

不死身青年と賢狼烈女の悪戯Ⅳ_03

「随分な言い様ですね......まぁ、否定はしませんけれど......」「しないんじゃなくて、出来ないんだろ?今の兄ちゃんを形容する言葉を、アタシはそれ以外持ち合わせていないのさ」「それが嫌なら、自分で示せ。自分を表す別称くらい、自分の立ち位置くらい、仕事でなんとかして見せろ......」「そんなこと言ったって......じゃあ一体、僕は何からすればいいんですか?」「フフッ......そんなのは、アタシが教えることじゃないさ......でも安心しな、そんなのは自ずとわかる」「それは、どういう......?」「説明しても仕方ない、とりあえずは今日の二十四時、あのペンキ塗れの壁の前で座っていればいい。そうすれば向こうから来てくれる」「向こうって......まさか、アレをやった奴が来るってことですか......?それなのになんの助言もなしですか?」「当たり前だろそんなの」「当たり前なのそんなのが......」「アタシの仕事のやり方を兄ちゃんに教えても意味がない。それは仕事をしながら兄ちゃんが、自分自身のやり方を見つけて、それを身につけて、結果に繋げる。仕事はそういうモノだ」「そういうモノですか......なんだか、難しいですね......」「あぁ、労働は、難しいモノなのさ」
Magbasa pa

不死身青年と賢狼烈女の悪戯Ⅳ_05

「それで、何しに来たんだよ......」「こういう時は、普通酒じゃないの?」「いいだろ、コーラでも。それで......」「ん?」「この間から会っているだろ......たぶん......」「たぶんって......ほんとうにヒドイ奴だな、お前は......遊んだこと忘れるなんて......」「いや......正直まったく記憶にないんだけれど......でも不自然なくらいに、その部分だけすっぽりと、まるで何かで切り取られているみたいに思い出せなかったら、さすがにわかる......」「......おまえ、何者なんだ......?」「......いやいや、それは僕の台詞だろ、今の流れで、どうして僕がそんなことを尋ねられるんだ?」「今みたいな流れになったからさ......普通の人間なら、今みたいに推察したりしない。こんな夜中に、ボクのことを待って、公園で話そうとか考えないだろ?」「それは......わからないだろ......?」「さすがのボクでも、それくらいはわかるよ......それで、何者なんだよ......」「......ただの、大学生だよ......少しだけ特異的な体質をしているだけの......不死身なだけの大学生さ......」「ハハッ、なんだよ、それ......ハハッ......不死身って、そんなファンタジーな......」「いやそれ、お前が言うのか......」
Magbasa pa

不死身青年と賢狼烈女の悪戯Ⅳ_06

「......ところでさ」「ん?」「なんでそんな格好しているの?コスプレってわけでもないんだろ?」「......あぁ......まぁ......さぁ、よくわからない。気が付いたら、夜中はこの姿だった......」「気が付いたらって......困るだろ?人と会う時とか......」「ハハッ......いやいや、昼間から零時くらいまでは普通だよ。たぶん......この姿になるのは.....大体二時か三時くらいかな......そんな時間に会う人なんて、そもそもボクにはいないよ......」「あぁ......そう......でも」「......それにこの姿、結構楽しいんだ。文字通り人間離れしているせいで、凄く軽いし丈夫なんだよ」「軽いし丈夫ッて......そんな道具みたいに......」「まぁ、実際そうだしね......」「......ボクのこの身体は、昼間や人と会う時以外の代物だから、記憶は保たれないし、多分人格も違うんだろうね......だからさ、次の日になると、憶えてないんだ......」「憶えていないって......でも、僕のことはわかっていたじゃないか、この前会った時も、僕がお前のことを無視したと、そう言っていたし......」「あぁ......うん。憶えているのは、それだけ......」「えっ......」「この姿以外の時のことは、ボクの記憶には存在しない。それと同じように、きっとボクが人の姿になっている時は、この姿の時の記憶はない......言っただろ、人格が違うって......」「それに、いつも気が付いたら、深夜のこの時間だからね......だからボクは、この時間しか知らないんだよ......」
Magbasa pa

不死身青年と賢狼烈女の悪戯Ⅴ_03

「さて、そろそろ帰ろうか」「もう帰るのか?まだ来て、そこまで時間、経ってないだろ?」「いや、もう帰らないとダメだよ。もうそろそろ、この姿じゃなくなる。そうなると帰るのが大変になる」「そっか......そりゃあヤバイ。帰ろう」「あのさ......」「ん?」「いや、来るときはいきなりだったから、何も思わなかった......っというより、そんなことを考える余裕がなかったけれど、僕が背中に乗ることに、お前は何も思うことはないのか?」「無いよ......そんなことを思う様に、ボクはできていない」「そんな言い方......まるで自分が、誰かに作られた様な言い方をするんだな」「似た様なモノでしょ?生き物みんな、作ってくれた親が居るんだから」「いや......そうだけれど......」「けれど......?」「今の言い方だと、生き物のそれとは明らかに違うニュアンスになっている気がするからさ......」「そうかな?あんまりそういうつもりはなかったけれど」「まぁ、いいや。そろそろ本当に、行かないとね」「あぁ、頼んだ」「ところでさ」「ん?」「乗り心地とかってどうなの?」「えっ?」「いや、自分だとわからないモノだからさ」「まぁ、それなりだよ......」
Magbasa pa
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