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不死身青年と旅人童女の追憶V_2(描き直し中)

「ようやく来たね、荒木君。まったく、待ちくたびれたよ」扉の先に居た人物が、そしてその人物が口にする台詞が、こんな……「……っ」こんな普段とはまるで違う場所ですら、あまりにもいつも通りに登場して、そのいつも通りの台詞が鼓膜を揺らすものだから……「ん?どうしたんだい?」 そう尋ねながらその人は、さっきまで腰掛けていた風呂の淵から湯舟の中に身体を沈めて、僕の方を見る。 そしてそんなその人に、僕はため息交じりに、視線を逸らしながら、湯舟に浸かる一歩手前の場所で、自分の顔に手を当てて、うなだれながら答えるのだ。「いいや、なんかデジャブというか……どうしてもう少し警戒心を抱かなかった、そんな自分に後悔しているというか……」 その言葉に対してその人は、少しだけ笑いながら、言葉を続ける。「まぁ、若いうちはそんなモノだよ。同じ様な失敗を何回も繰り返して、そして身に着けるんだ。もっとも、あまりにもそれらが多過ぎると、見限られるけれどね」「見限られた方が、僕はありがたいんですけれどね……」 そう言いながら僕が、諦めに満ちた心境で湯舟に身体をゆっくり鎮めると、それを見たその人は、相変わらずのニヤケ面のままで、僕に言葉を返す。「それは出来ない相談だな、なんせ僕の仕事は君を管理する専門家なのだから」「異人の専門家ですねよ、その言い方だとなんだか僕個人の専門家みたいに聞こえるので、やめてください。気持ち悪い」「ヒドイなぁ、あながち間違えたことは言っていないのに……」「……えぇ、ほんと。残念なことに……」 そう言い返して、それ以上は何も言わずに、僕は空を仰いだ。 この状況……あんな状態の柊と一緒に居たあの部屋よりも、今この場所でこうしている方が、ある意味地獄な様な気がする。 異人を管理することに長けたこの人は、どうせ僕の今日の動向を知っている。 知ったうえで、何も言ってこないこの状況は、やはり気持ち悪い。 だからだろう、代わりに僕が口を開いた。「ところで、相模さん。今日は一体、何をしていたんですか?」 その僕の言葉に、返答するわけでもなく、しかしなぜか感嘆する様に彼は言う。「へぇ……」「なんです?」「いいや、わざわざ自分から僕に口を開いてくれるとは思わなくてね、成長が著しいよ」「それは、どうも……でも普通、あんな居無くなり方をされたら、誰だって
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