「くれ、し……な、まって、待……ぁ、っ……!」 結局思うようには動けず、せめてもと河原は枕に顔を押し付けたままゆるゆると頭を振る。それでも口をつく嬌声は甘さを帯びていて、自らも受け入れたいみたいに腰を浮かせてくるのだ。「そこは待てじゃねぇだろ、河原――……」 「あ……!」 言うなり俺は上体を起こす。腰に手を添え、いっそう持ち上げるようにしながら引き寄せる。密着する結合部がぐちゅりと卑猥な音を立てる。片腕を掴んで後ろに引けば、一気に深くなる繋がりに河原の喉が仰け反った。「あぁっ、あ、も、むり……っ、頭、がっ……」 「おかしくなる、か……? 構わねぇよ。なれよ、たまには」 膝立ちで浅い抽挿を繰り返しながら、時に崩れ落ちそうになるその身体を一方的に引き上げる。腰に添わせていた手で脇腹を撫でる。しっとりと汗ばむ肌はどこもかしこも淡く色付き、心なしか粟立っているようにも思えた。 肌理を確かめるみたいに手のひらを這わせると、それだけで河原は小さく身を震わせる。そのまま胸元まで手を伸ばし、今朝はまだ一度も触れていない突起を軽く引っ掻いた。「んぁっ……!」 河原はびくりと身体を跳ねさせた。触れられる前からすでに尖っていた胸の先が更にツンと硬くなる。内壁がきゅうと強く締まって、熱く濡れた粘膜が俺の熱へと絡みつく。「河原、……締め過ぎ」 「そ、れは、お前、がっ……、あぁっ、ゃ、んあぁっ!」 弾いた胸の突起を摘んで擦りたてる。少しだけ強めに引っ張っては押し潰し、再び立ち上がった先端に甘く爪を立てる。「……何だよ、全部俺のせいかよ。じゃあやめるか?」 呟くと、俺は不意に全ての動きを止めた。告げた言葉はもちろん本心ではない。もっと言えばやめる気もなかった。 ただ、少しだけ確かめてみたくなっただけだ。「な……っあ、違……、そういう、意味じゃ……」 半端に収めた状態で抽挿が止むと、河原の下肢が小さく震えた。制したいようなことをいうわりに、身体は先を欲しているらしい。続きを乞うように腰が揺れて、内壁が艶めかしく蠕動してしまう
Terakhir Diperbarui : 2025-11-10 Baca selengkapnya