Home / 恋愛 / 黒と白の重音 / Kabanata 11 - Kabanata 20

Lahat ng Kabanata ng 黒と白の重音: Kabanata 11 - Kabanata 20

33 Kabanata

10.ミッドナイトブルー - 1

 隠されると知りたくなるのが恵也である。 小学校では非常ボタンを押しまくり、教室ではサッカーをしまくり、メダカの池にはザリガニを投入してきた男である。 帰宅時間は十九時過ぎ。 まだまだ春の夕暮れは日が沈むのが早い。 あの爆発的に増えたフォロワーに、普段インスタがメインの恵也は霧香の身の安全が不安で仕方がなかった。 恵也、現在霧香の後を尾けている。 そもそも郊外の豪邸に一人暮らしとは、いくらお嬢様でも分からない話だ。独り立ちが目的なら地域住民と接点のあるようなマンションやアパートに賃貸するはず……と言う思い込みと、もし危険な目にあったら………などと、案外面倒見のいい兄貴分なのである。 顔出し配信したがために、ストーカー等に襲われては大変だと、あっさり帰宅した彩と別れ、霧香の様子を背後から尾ける事にしたのだ。 駅からバスに乗り、郊外へ向かう。恵也はリュックからパーカーを取り出すとフードを目深に被り、コソコソと上手くついて来た。 霧香は住宅地で降りると、未開拓の小さな雑木林の前で足を止める。 どうやら通りに面してポストがあるらしい。 中を確認している霧香を見届け、つい好奇心で、雑木林の中に足を踏み入れる。 どんな豪邸か。 本当に一人暮らしか。 兄弟姉妹はいないのか。 恵也にとって素性を知っていた彩より、霧香の方が余程訳の分からない存在だった。 何よりあんな美少女が小学、中学と通っていたら、絶対友人から又聞きでも噂になるレベルだと思っている。 彩と違い……恵也は霧香の魅了魔術にかかりやすい体質だったようだ。『好き = LOVEでは無いが放っておけないし、心配だし、もっと知りたいし』くらいの言い訳を思い浮かべてる恵也だが、健全な反応だ。 何故なら、恵也はファミレスで話した時から、既に霧香に一目惚れしている !  林を抜けるとただの空き地だった。平らではあるが、何も無い。 垣
last updateHuling Na-update : 2025-09-03
Magbasa pa

11.ミッドナイトブルー - 2

 特に恵也の軽い感じが、霧香には軽率そうに見えるのである。「こいつと ! ここで暮らす事になるんだよ !!? ばっかじゃないの !?  この馬鹿と !? ヤダよ !! 」「害が無いならいいじゃないか。 じゃあ、蓮に相談を仰ぐのはどうだ ? 」「ダメダメダメダメ〜 !  油断するからだ〜とか、絶対怒られるもん ! 」「そうか ? ヴァンパイアの契約者は『主人と恋人になってはならない』ってのがあったろ ? 」「…… ??? それ、なにか関係ある ? 」 シャドウは霧香の事が好きそうな蓮なら賛同してくれるのでは、と考えた。 恵也を契約者にさせてしまえば、恋敵が減るから好都合なのでは ? と言う安易な案である。「普通にしててもケイは恋愛対象じゃないよ ? 」 霧香が断言しているのを見て、シャドウはここまで尾けて来た恵也を、なんだか気の毒な人のオスだと思えた。 なんともない女を家まで尾行するとは思えないからだ。「……コイツは……哀れすぎる……。 まぁなんだ。記憶を消すにしても、一応蓮に報告はすべきだ。人間の脳内に作用する魔法だしな。 魅了魔術はただのフェロモンだが、記憶消しは更に上の魔法だ」「うー……」 これは押せばあと少しと確信する。「……まぁ、俺の責任だからな。俺が責任を持って、自分で報告する。スマホ貸してくれ」「え !? いいの ? 」「ああ。ガードマン失格とも言えるミスだ。俺が直接、責任のアレを……アレするから」「そっか。分かった。ほい」「話が済んだら飯にしよう。そいつを起こしておけ」 霧香は椅子に巻かれた恵也をうんざりと見つめた。「……なんか、
last updateHuling Na-update : 2025-09-04
Magbasa pa

12.ブリザードブルー - 1

 霧香は全て打ち明けた。 自分が何者であるか。 人間界に来た理由。 音楽魔法と魅了フェロモンの事。 契約者の説明。「……と、言う事なの。でもこれだけは安心して。ヴァンパイアだけど、人に危害加えたりしないから」 その状況に、いち早く順応したのはやはり恵也だった。「まじか。なぁその血成飲料って俺が飲んでも大丈夫なの ? 」 テーブルの上に置かれた青い瓶に興味津々である。「はぁ ? いや、害はないけど……飲んでも魔法は使えないよ ? 」「飲ませて飲ませて !  おぅぇっ ! マッズ !! ぐえぇ〜。 シャドウく〜ん、水〜 ! 」「くっ……自分で汲めよ」「ほら、他人の家勝手に歩き回るわけいかねぇしさぁ〜。まぁ侵入したのは俺なんだけど。 でもさー。俺、ファミレス数時間の安月給だし。ここに来れんなら超VIP生活じゃん。 別に魔王倒せとか言うんじゃないし、キリの護衛だろ ? SPって事だろ ? 俺ちょっと格闘技齧ってたの、昔。しかもここスタジオ完備。いれたりつくせりだよなぁ〜。    なぁなぁ、俺も部屋豪華なの ? やべ〜〜〜。 俺、別にいいぜ ? よろしくなキリ〜」 判断力があるのか決断力が早いのか……恵也は既にノリ気である。元より楽観的な性格のせいだろう。これにはお願いしたはずの霧香の方がたじろいでしまう。「あのねぇ……あんた躊躇いって無いの ? 一緒になんて……プライバシーとか……そういうのとか……」「別に。それよりシャドウくんの飯すげぇ美味くね ? 俺の母ちゃんより美味いんだけど。 あれ執事 ? すげぇデケェな。ってか筋肉超かっけぇ !! 」 口を挟む余裕の無いほど喋りっぱなしの恵也に、霧香はシャド
last updateHuling Na-update : 2025-09-05
Magbasa pa

13.ブリザードブルー - 2

 だが、問題は時間経過だ。 霧香が言い出す訳にはいかない。それを悟ってシャドウが声をかける。「スマンが。円満に帰って貰うなら記憶を早く消したいんだが」「「消すわけねぇだろ !! 」」「このまま、おめおめ引き下がれっかよ !! 上等だ ! やってやんぜ」 恵也は記憶消しに関して怒髪天である。 野生の思考だろうか。とにかく許せないようだ。契約に関しては問題無さそうだ。 一方、彩は別な事に気が行ったままだ。「音楽魔法が悪いとは言わない。けれど、人に術をかけて、音の魔法まで使って演奏するなんて……恥ずかしいと思わないのか ? 」「……そうだね」 蓮の危惧していた事は、やはり現実のものとなってしまった。「歌も ? 」「歌は魔法無しだよ。変声も。魔法も今日は……全力で使ったわけじゃないの……。なんの楽器でも演奏出来るし、便利な魔法ってしか……思ってなかったの。 本当にごめんなさい。どうしても……の時は……わたし、バンド辞めるよ…………」「なんの楽器でもか…… 」 彩はテーブルに肘を付き、頭を抱える。「はぁ……。 少し……考えさせてくれ……」「う、うん」 部屋を出ようとした彩を、シャドウが立ち塞ぐ。「悪いが。記憶があるうちは外に出す訳にはいかない。 手荒な真似はしない。部屋に案内する」「……あっそ。もうどうでもいい」 放心状態の彩の後ろ姿を見て、霧香は言い知れない程の罪悪感に駆られた。 人間界……魔法のない世
last updateHuling Na-update : 2025-09-06
Magbasa pa

14.ブリザードブルー - 3

 霧香は玄関を出ると、そのまま階段に座り込んだ。夜風が頭を冷やしてくれるかも、と外には出たが中々気分は晴れない。  かと言って彩の部屋に行く度胸もない。 どのくらいそうしていたか、林道の方から落ち葉を踏みしめるバキバキと言う車の音が聴こえて来る。  霧香は顔を上げると、運転席から降りてくる見慣れた男の姿に何故かとても安堵した。「蓮……」「 ??? そんなところで何してるんだ ? 」    「蓮……わたし…… ! 」 急に胸に飛び込んできた霧香を、蓮は冷静に見下ろす。屋敷からは人間の匂い。「こんなことになっているんじゃないかと思ったら、案の定だ」「もう人間界で生活していけない…… ! でも、帰るところもないの ! 」 蓮はそっと霧香の髪を指で梳きながら、穏やかに声をかけた。「ここだけが全てじゃない。何度でもやり直せばいい。失敗しても当たり前。別な世界から来たんだから」「……蓮は ? 」「俺 ? 」「どうして上手くやれてるの ? 」「俺だって初めは違った」 霧香は蓮の腕から離れると、再び玄関前にしゃがみこむ。「……サイを傷つけたの。軽蔑されたと思う」 蓮は霧香のそばに座ると、頷き、空を見上げる。「丘の上だから星が見えるかと思ったけど、そうでも無いな」「……ここ、そこまで高い丘じゃないよ」「俺、彩がオーケストラやってた時、よくホールに聞きに行ってた」「そうなの ? 」「そもそも人間の世界に来るまで、電子楽器の類いに知識なかったし。古典的な音楽の方が馴染みやすかったんだと思う。  でもある日、チケットから彩の姿が消えて。楽器屋に来た団員に聞いたんだけど、ミスをしたパートにかなり厳しい言葉を吐くからって理由で……トラブル起こしてたって……」「……そうだったんだ……」「俺はさ。どっちの言い分も分かるんだよな。だってお互い違う人間なんだしそりゃ考え方だ
last updateHuling Na-update : 2025-09-07
Magbasa pa

15.シアン - 1

「ただいま」「蓮上がってくれ。コーヒーでも」「戴くよ」 蓮はバイオリンを霧香に持たせると、真っ直ぐ恵也のいるリビングルームに向かった。 シャドウは棒立ちのまま、バイオリンを持って来た霧香に彩の部屋に行くよう伝える。 どんな顔をされるのか、不安で堪らず指先が震える。 静かに静かに絶望されるのが、とても怖くて仕方がない。 霧香は彩の部屋の前に行くと、音で分かったのかすぐに照明が点いた。ドアの下の隙間から、光が漏れている。 そしてすぐに、扉が開いた。「入って」 彩はただ一言、そういうと霧香からバイオリンを受け取る。 すぐさま行われるチューニング。 ローテーブルやソファーのある部屋だが、全て端に寄せられている。 何も指示されず、途方に暮れ始めた霧香だったが、寄せられたテーブルの上に自分のバイオリンが置いてあるのに気付いた。 そばには使用したと思われる松ヤニの欠片が落ちていた。 十分程して、チューニングの音が止む。 彩が改めて霧香に向き直った。 少なくとも、夕食の時に感じていた怒りを霧香は彩に感じなかった。 それよりももっと──「何してるんだ ? いや、ウォーミングアップは必要ないのか。そこに立って」 例えるならば。 脆い檻一枚を隔て、猛獣の前に立たされたような緊張感だ。「バイオリンを取って」「わたし、弾くの ? 」「チューニング済んでるから」 霧香にとっては触ったことの無い楽器だ。 両手で持ち上げるも、弓の存在に気付きモタモタする。「俺が一曲引く」「うん」「聴いてコピーして」「……でも……」「音魔法全力で、弾いて見せて」 彩はそれだけ言い残すと、バイオリンを構える。 騎士が敵兵に剣を突き付けた時のような鋭い瞳。ギターを弾いている時のよ
last updateHuling Na-update : 2025-09-08
Magbasa pa

16.シアン -2

 バイオリンをケースに置き、ベッドに沈みこむ。「〜〜〜っアイタタ。 もう〜 ! もう〜 ! なんなの〜 !! せめてベースにしなさいよ !!  音楽魔法って言っても万能じゃないんだからね !?  それにヴァンパイアは不死、なんて嘘だからね !! 怪我とかするの ! 普通に !! 痛いし !! ニンニクは人によるし、わたしは漬け物が嫌いなの ! 」「ぷ……」 もがき、更に腰痛に声を上げる霧香に、彩が突然笑い声を上げた。「あははははは !! 」 これには驚き、霧香はポカンと起き上がって彩を見る。「なによぉ……そんな笑うとこじゃないし」 彩が笑っているのを見るのは初めてだった。「音楽魔法、全然ダメじゃん」 そう言って笑うのだ。「え〜 ? そんななんでも出来る超絶能力だと思ってた ? 」「だってそういう言い方されたから」「言葉のアヤ……いや、違うかな。万能だとは思うよ。 けど、それでバイオリンって…… !! 無理だから !!  しかもなんか指、指って筋肉あるんだね ! 今痛いもん ! 初めて知ったよ ! 指って筋肉痛になるんだね !  指ぃ〜、あと肩も首も痛いし目は渇くし背骨ネジ切れそう……。何この楽器、意味わかんない ! 」 いざ演奏が終わると弱音しか吐かない霧香に代わり、彩は二台のバイオリンのペグを緩めケースへ戻す。 そして、静かに霧香のそばに座る。「安心した」「安心 ? 何によ ? 」「なんだろう。 音の魔法を使われても、人間が必ずしも負けてはいないということ……かな」 人には必ずある。 自分の積み上げてきたもの。 それが突如、異界から来た者に魔法で打ちのめ
last updateHuling Na-update : 2025-09-09
Magbasa pa

桃色の章 1.ストロベリーピンク -1

 朝食を食べ終えると蓮は早くに出勤して行った。夕方にはまた戻ってくる。キリの長い髪の扱いを彩が教わる為だ。 シャドウはササミだけを食べると、庭の一番陽の当たる場所に日向ぼっこに行った。 残された彩と恵也だけがモサモサとトーストとサラダのプレートを食べる。「キリは ? 」「起こしたけど起きない」「もう十時だけど……。お前の部屋にいんの ? 」「朝まで弾き倒れた。別に何もしてない」 未だ未契約の恵也は、彩の首筋に貼られた絆創膏に少しモヤモヤとしている。「今日もキリの服買いに行かないと……。作れる分は作ってあるけどブラウスが多めだな」「え !? 日頃の服も自作すんの !? 衣装もあるのに ? 」「お前のも作る」「……いや、キモ……」「元々、私生活で金がなかったし、自分で服縫うのも好きなんだけど……。作ってると女性服の方が装飾多くてやった感がある。今までは、作っても誰にも着せる機会無かっただけで。 ロリータ路線で行けって指示しておいて、本人に全部買わせる訳にいかないしな……」「そりゃ確かに。昨日の全身一式で、五万越えだもんな……」「昨日の衣装代も後で返す。 あとは引越しの手配か。……引越し業者ってここに来れるのか ? シャドウに聞かないと分からない事だらけだ」 昨日に引き続き、二人はシャドウが猫と言うことをまだ聞いていない。「……お前さ。もう全然、キリに触っ……たりとか……大丈夫なの ? 」「……よく分からないな」「分からない ? 」「昨日の夜、キリの家に来てから……薄々気付いてはいたから
last updateHuling Na-update : 2025-09-10
Magbasa pa

2.ストロベリーピンク - 2

 シャドウが戻り、引越しの手配を済ませた二人の前に霧香が座る。 霧香の寝起きの悪さに二人はクタクタに疲労していた。 既に時刻は十二時過ぎ。 場所はスタジオの中。地ベタに座り込み、三人で顔を付き合わせる。 この屋敷のスタジオは入り口側の壁に一面の鏡があり窓側は庭が見える。 右奥に楽器庫があり、必要な物は使用可能と聞いて、恵也は練習用ドラムを所望した。 霧香のベースモドキと並べられている。「まず一つ。俺のフォロワーは今まで通りだ」「うん 」「次にキリのフォロワーは10000人越えになった」「わぁ、やったね ! 魅了が効いてるんだと思う。 でも、永遠にかかる魔法じゃないの。暗示みたいなものだから、継続して活動はしないとね」「チャンネル登録者数は ? 」「それが二つ目だ。 ……なんと30000人に跳ね上がってる」「えっ !? なんか……急に数字が……。一曲しか弾いてないのに ? 」 霧香と恵也は呑気に緩み切っているが、どうにも彩は浮かない表情をしている。「それで、ここから本題なんだけど。 チャンネル登録者の割に再生回数は伸びてない。 これが三つ目の問題に繋がる。 今日 X とインスタみたか ? 」「ううん。見てない」「ケイ、インスタはどうなってる ? 」 恵也が自分のスマホを取り出す。「えっと……あ〜……増えたよ人は……。あれっ !? 」「炎上してるよな ? 」「えぇ !? なんで !? 」 彩がタブレットで恵也のインスタグラムの写真を霧香に見せる。 ヘラヘラと自撮りしている恵也の写真。 内装はどう見ても……男性の部屋という雰囲気では無い。「これウ
last updateHuling Na-update : 2025-09-11
Magbasa pa

3.ストロベリーピンク - 3

「この問題は、俺たちの中に女性が一人でもいればなぁ。必ず探られるような話題だから覚悟はしてた。美人なら尚更。 現に皆んな気になるから、わざわざフォローを解除したりはしてないんだ」 もし炎上商法のようなものを最初から仕掛けたとしたら、これは成功と言える。 だが、事実そんな事は望んでないし、何しろ身内三人以外の男性で噂されているのが問題だ。「じゃあ、この……昨日から増えた分の登録者って、ゴシップ好きが登録してきた感じか ? 」 音楽とかに興味は無いけど、どうやらあのバンドの男とこっちのバンドの女がいい感じかもしれないという、下世話な話に浮かれた視聴者がノリで観察しているのが現状だった。「やばいな。 変に噂がたったら……。ハランのファンなんかは熱狂的だし……」「あのさー……キリには言い難いけど、俺のとこに来てるメッセージ……。何か様子がおかしいんだけど」「おかしい ? 」 全員で恵也のスマホを覗き込む。 ほぼ機能してなかった恵也のフォロワーは彩と同等にまで跳ね上がり、その殆どがダイレクトメッセージを送信して来ていた。「うわ〜怖っ !! 何件あんの !? 」「見せて」 彩が上たらメッセージを開いていく。『蓮くんとキリちゃん推しです ! 二人付き合ってるんですか ? 』『初めまして。わたしはキリさんとハランのファンです。面識があると言うことは二人の仲は良いのでしょうか ? 』『わたしの推しは蓮なんです ! キリも推し ! コラボ予定とかないんでしょうか !? 』 まさかのファンの一部が、『推し×推し』の状況に期待をしている。「まじか……」「なんでケイだけこんなメッセージなんだろ ? 」「あ〜、多分だけど。蓮とハランが入る前、臨時でドラム入ったことあったからじゃねぇかな」「なん
last updateHuling Na-update : 2025-09-12
Magbasa pa
PREV
1234
I-scan ang code para mabasa sa App
DMCA.com Protection Status