Semua Bab 黒と白の重音: Bab 21 - Bab 30

33 Bab

マゼンタ - 1

「えっと〜。契約者が、俺じゃ嫌 ? 」「え ? いや、そんな事ないけど……。  その……他の契約者とは違って……つまりサイとか蓮とか、そーゆー人が居ない時は、常にわたしのそばに居る的な契約だよ ? 」「寝る時とかは ? 」「今は狙われたりとか無いから大丈夫だけど……」「割とガチのSPだな」「それに、一緒にいたら本当に噂が止まらなくなるかもじゃん ? 」 恵也は軽く息を吐くと、そのままゴロリと床に寝そべる。  意外にも恵也は霧香との噂や、ネットの誹謗中傷を気にもしていない様子だった。「……でも、誰かはお前を守らないとさ。  嫌かもしれねぇけど、俺やるわ、第五契約者」「あぅ……別に嫌って訳では無いよ」 霧香としては、一番距離感の近くなる第五契約者に、一番気が合わなそうな恵也と組むのが不安なのだ。  だがそれは霧香の私見であり、この二人の本質は似たもの同士な上に、恵也は面倒見がいい寛容な男である。「……そのうち噂になるだろうから先に言っとく。  俺さ。兄貴いたんだよ」 唐突な語りに霧香はドキリとする。  彩から、触れない方がいいと言われていた話題だったからだ。 しかし会話に乗らないのも不自然だし、恵也が自分から身内の故人について話すのなら、何か伝えたいものがあるのだと悟る。 そっと恵也のそばに、同じく仰向けで寝転ぶ。「ふーん。そうなんだ……。仲良かったの ? 」 無機質な蛍光灯が眩しくて、手で光を遮る。「俺の実家って寺なんだよ。でも、俺も兄貴も寺なんか継ぎたく無くてさ。兄弟揃って、スティックだけ持ってこの街に来たってわけ。  でも俺には才能なんか全然なくて、兄貴にはあった」「お兄さんもドラマー ? 」「うん。パンク。インディーズからメジャーデビューに駆け上がるのが早くて結構人気もあった。上京前から結成してたバンドだけど、こっち来て一年ちょいくらいですぐメジャー」「凄いね」「そう。すげ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-13
Baca selengkapnya

マゼンタ - 2

 黒ノ森楽器店の一階はカラオケ店が入っている。  彩は予定された時刻通りAngel blessのリーダーと面会していた。 このバンドは、結成当時高校生男子二人組。  ギターボーカルの土屋 千歳と同じくギターの新崎 京介の二人である。  その二年後、ギターのハラン加入で千歳がボーカル専門に変わり、元々存在しなかったベースに蓮も加入した。  千歳も京介も人間だが、ハランと蓮が人外であることは既に知っていた。 今日、彩は直接話すのは初めてである。  同席したのはリーダーの千歳とサブリーダーの京介のみである。  カラオケ店の密室で、まさに蛇に睨まれた蛙のようになっている彩。  いや、正確には睨まれてはいないのだが。もしろ面白いモノを見るように彩に笑みを向ける。「面白いことになったよねぇ〜」 リーダーの千歳は彩に来たダイレクトメッセージを見せて貰いながら、ニヤニヤしている。更に京介はテーブルを仕切りに叩く程、大爆笑している有様である。「へへへ ! ばっかじゃねぇの !! 『このメンバーとあのメンバー、付き合ってください〜』って。んなメッセージ初めて見たわ ! ひひひ ! 」 京介は完全に他人事である。  千歳は落ち込む彩に「ごめんねー」と軽く京介の態度を詫びる。「ん〜俺たちは二十代も後半に差し掛かるし、蓮とハランの人気は嬉しい限りだよ。  それにしても、確かに不思議な方向に話が進んでるねー」「くっ付けくっ付け〜 ! ヒュー♪そんでもっと話題になれや ! 」 簡単に言う京介に千歳は悩み込む。「まあ、現実的な内輪の見方としては、それでくっ付くと思えないけどねー。特に蓮はあの調子だし。ハランは八方美人なだけに見える。  でもその子は……霧香さんだっけ ? 蓮の方が脈アリなの ? 」 千歳がスマホを彩に返す。「俺も出会ったばっかなんで何とも。ただ、接点は蓮の方が多いみたいで」 リーダー二人、割と真剣に話はしているのだが、京介に関してはファンよりタチが悪い茶々を入れてくる。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-14
Baca selengkapnya

マゼンタ - 3

 彩が帰宅し、事の顛末を聞かされる。「なんで謝罪に行って、加入の話持ってくるの ? ……えぇ ? あの二人とわたし、バンドやるの ? あっちはもうガチ活動じゃん ? わたしたちは『楽器の演奏配信者』だよね ? 」「ふーん。まぁなぁ。演奏配信者もピンキリだから、ガチかどうかは関係ないだろ ? ってか、俺から見たら……割とオメェら二人はガチ配信勢じゃん」「リーダーとサブリーダー二人に会ってきた。大人な対応で助かった。 えーと……ああ。いい人だ」「……。言いくるめられたんじゃないの ? 」 彩は千歳と京介のプライベートな話をどこまで言っていいものか暫く悩み、話始める。「まず……二人は蓮とハランが人外な事は知ってて……それで、蓮経由で霧香がヴァンパイアなことももう知ってる」「えぇ…… ? そうなんだ」 戸惑った霧香だが、蓮が警戒心無く自分の素性を他人に明かしていると言う事実に意外だと思えた。「それで蓮とハランは二人の後輩で老化もないし。どう集結させるのかが問題らしい。    Angel blessを徐々にフェードアウトさせて、どこかに移籍させてもいいって事になるなら是非ここにって……上手い具合に……」「体良く俺らに引き取らせる気ぃ、満々じゃねぇかよ。    俺はいいけどさぁ。実力も人気も上のメンバーを加入させたとして、蓮とハランはここで満足出来るのかなぁ ? 」 次のステップとしては加入に受け入れは申し分ない二人である。ファンも多く、若く美男で技術もある。何より健全である事も大事だ。法に触れる事はしていないのは絶対条件と言える。「でもここに来たらた……更に炎上しねぇか ? 」「そうなるかもな。ここまで視聴者にバレて
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-15
Baca selengkapnya

マゼンタ - 4

「ハ……ハラン…… ? 」「こんばんは。なんか折角だし、早い方がいいかなって思ってさ」「いや、まだ……えぇと……」 ハランはキャリケース一つとギターだけ背負って来た。顔付きは柔和で人懐こい。優しげな瞳に、誰も拒絶が出来ない。これが天使の良くも悪くも特徴である。「ここ、引越し業者来れるかな ? 」「あのさ ! 」 戸惑う三人の中、恵也が一番最初に口にする。「あのさ、ハラン。 俺ら今、加入の話は断ろうって事になったんだけど……」「え………… ? 」 これにはハランもポカンと全身の動きが止まる。「俺は加入決まったからすぐ行けよって言われたんだけど ? 」「誰に ? 」「京介」 彩は立っていられず、ソファに沈み込む。 あの笑い袋になっていた京介に、してやられたと言うのか。引っ掻き回したいイタズラっ子の言葉だ。    ハランは乗せられて来たと言うわけだが……。    果たして事実なのかは定かでは無いようすだが──。「え、どうしよう俺。京介のドッキリだったの ? 」「ドッキリって言うか……早とちりって言うかさ」 勘のいい彩はひと目で見抜いた。 京介が言った、などとは嘘だと。 ハランは加入の話題を口実に、霧香に急接近するつもりだろう。「本当に ? なんだかややこしくなっちゃったみたいだね。 俺、じゃあ一旦帰るよ」「え ? 折角だし、泊まってけば ? 客間はあるし」「いいの ? 」 この霧香の提案に、恵也と彩の脳内は世界の終末を迎えた。 全てはハランの予定通り。霧香は本当にポンコツ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-16
Baca selengkapnya

8.コーラルピンク-1

 夕食が終わって、ようやく全員解放される。 霧香の部屋にはシャドウがいるという事で、恵也は自由な時間になったが、どうにも落ち着かなかった。  パフォーマンスに関しては、客観的にも恵也は意外にも賛成ではあった。  だが、あくまで自分は霧香の護衛である第五契約者。 ハランを気軽に住まわせたことは問題か。霧香が実際は誰が好きなのかを考えて行動しないといけないとも思えた。まして霧香の性格では無自覚に愛想を振りまく。魅了魔術と言うのも弊害がある。     周りが状況を整理してやらないと、「そんなつもりは無かった」と後になってから霧香が悩み、音を上げてしまうような気がして……それが一番心配で仕方がないのだ。 本当にこれでいいのか ?   ヴァンパイアとはいえ、ハランも人外である。  ハランは本気で加入まで考えて来たのかも、分からない。 ピンポーン。 インターホンが鳴る。  時刻は二十一時。そういえば、今日は最初から蓮が戻ってくる予定だったのだと思い出す。「ふぇーい」 玄関を開けると蓮が立っていた。  護衛としての行動に一瞬、狼狽える。  勝手に家に入れるのも……しかし蓮は霧香のお目付け役と言う立場だし、仲もいい。  何よりハランはもう中にいるわけで。 そんな恵也の様子を知ってか知らずか、蓮は恵也を見てすぐ「おめでとう」と口にする。「契約したんだな。少し安全になる。ほっとするよ。あいつ、我儘だけどよろしくな」「い、いやいや。あ〜別にそんな ! うん。頑張るぜ ? 」 契約者ができる事と言うのは眷属が出来るという事。  ヴァンパイアにとっては子孫繁栄の次に喜ばしい事なのである。「ハラン来たんだって ? 強引だったろ 」「あ〜うん。色々と……」「あいつ、多分引かないよ ? 加入の事も、散々ゴネるかもな」「マジで ? 」 複雑な顔をする恵也に、蓮もどう返せばいいか分からない。「ところで
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-17
Baca selengkapnya

9.コーラルピンク - 2

「お待たせ。どこ行くの ? 」「色々。さ、乗って」 霧香を車に乗せると、蓮は国道に出てまっすぐ浜を目指す。「わぁ、海 ! 好き ! 水魔力の回復量多い〜 ! 」 はしゃぐ霧香とは逆に、蓮は少し物思いにふけった様子でハンドルを握る。 駐車場にはまだ一台も人がいなかった。もう少し時間が経てば、近くの堤防で早朝釣りをやる人達が車中泊する駐車スポットである。 車を降り、夜の砂浜を歩く。「広〜い !  〜〜〜♪」 海を見渡す霧香の後ろから、蓮が自分の羽織りものをそっと霧香の肩にかけ──「え ? あ、ありが……と……」 そのまま強い力で抱き込む。 霧香は振りほどく事も無く、ただその体温に任せて頭を空にした。 普段はしない、蓮の行動。 そうしなくては。 恥ずかしさと緊張で。 何かがうやむやになる気がして。 何も出来なかった。「俺達の加入の話、聞いた ? 」「……うん」 耳元で囁く声色は深く、低く、心臓にまで届くよう。 霧香は少し不思議でもあった。ドキドキすると言うよりも……恥ずかしくはあるが、何故か酷く落ち着くのだ。「ハランはその気だな。けど……お前が迷惑なら、本気であいつ止めるよ ? 」「……分からないよ。ハランのギターは、うちに必要な物なのかどうかも……。わたしサイ以外のギター興味無い。 それに、リーダーのサイが決めることだし」「ハランがギター以外をやることは無いと思う。けれどお前はSAIと演奏したかったんじゃないの ? 」「そう……だね。うん。それは、ちゃんと伝えてある」 ハランが加入したら、恐らくリードギターに付けるだろう、そう蓮は予測していた
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-18
Baca selengkapnya

10.コーラルピンク - 3

 ビル隣の月極駐車場に車を停め、非常階段から二階に上がる。 警備会社のシステムにキーを通しロックを解除し、非常ドアを開ける。 真っ暗な中、バックヤードに足を運ぶ。 夜目が効くから特に明かりは必要無いが、倉庫にまで辿り着くと、長机の上に書き置きがあるのを蓮が手に取る。『私のツテとコネと権力だぞ ! バーカバーカ ! 』 書き殴られたメッセージに蓮が苦笑いを浮かべる。 下の方に申し訳程度のサイン。『黒岩より』 蓮がこの音ビルのオーナー黒岩 樹里に頼んでいた物が、しっかり届いていた。「おいで」 蓮が明かりを点け、霧香を呼ぶ。 目の前にあるのは霧香の身長近くある大きな楽器ケースだった。「一応、来週で人間界一年記念……あと、契約者も二人できた事だし……。誕生日とかの概念無いけど、何かしておきたくて。 おめでとう」「これ、わたしに ? 」「開けて」 触った事は無いけど、形くらいは知っている。 中身はチェロのはず。 霧香がハードケースを開け、思わず感歎の声を漏らす。「凄……綺麗………… !! 」 中身はガラス製のチェロだった。「重量はそれなりに四倍くらいあるかな。でもお前の不審なベース程じゃないよ。十キロくらい。 耐熱ガラスで音も綺麗に鳴る」「さ、触るの怖……」「大丈夫大丈夫」 とりあえず持ち上げ、そばにあった椅子に座り抱えてみる。「わぁ〜。 ……弾こうと思ったけど、チェロの曲って全然知らないや」 そう言って笑う霧香に、蓮も頷く。「そうか。でも教えてくれる奴がいるだろ。超適任がさ。 最近はバンドで使う事もあるし」「チェ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-19
Baca selengkapnya

11.桜鼠 - 1

 恵也は朝方五時に起床すると、住宅地を二週ランニングし、庭で筋トレをするのが日課になった。 その日は、昨晩出掛けたはずの霧香が今はスタジオに彩といるのが見えて安心する。 見慣れないものに興味が湧いた恵也は、筋トレを中断し、スタジオへ向かった。「おはよう」「ケイ、丁度良かった。これが終わったらミーティングしたいんだ」「はあ。いいけど。これって……」 霧香が応接間から持ってきたアンティークチェアにドレス風の衣装を着て座っていた。 黒地のシャープなスリット入りのドレスに真っ青な青い薔薇とリボンが付いた大人っぽい雰囲気だ。 そして霧香が抱えているのは、あのガラスのチェロだった。「指板は持ったままで、顔を寄せて……もっと左手に唇つけて。右手はピッチングの形で」 カシャ ! 「インスタ用 ? 」「そう。なんならPVにも使いたいな。はぁ〜装飾楽器はテンション上がる」「へぇ〜。これアクリル ? 」「ガラスだよ。蓮から貰ったって」「うえぇぇっ !? あ、昨日か !!  うぇ〜いレンレンやるじゃ〜ん」 霧香は恥ずかい気持ちを隠すように意地でも澄まし顔を貫こうとするが、二人からは丸わかりだ。「何がよ。別に、契約者も出来たしってお祝いに貰っただけだし」「いやいや、超すげぇじゃん、いくらすんのこれー。やべぇ〜。 そのドレスも ? 」「このドレスはシャドウがミシンとキリの着てない服を持ってきてくれて……」「お前が作ったの !? 」「……最高。最新式のミシン最高。昔のも味があっていいけど、スペックが違う。なんでも縫えるし刺繍も出来るし……ハマりそう」「もう……ハマってんじゃん」「このチェロも弾かせて見たけど、音も悪くない。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-20
Baca selengkapnya

12.桜鼠 - 2

「やば……。途中バイオリン落とすかと思った」「無茶な事するから……」「だって前奏だけギターソロだったから」「でも、こういう曲いいね。クラシックが母体になってるのと、バリバリロックなのに間奏はバイオリンとチェロが主体なの新鮮」「バンドでバイオリンってどうなのって気はしてたけど、すげぇ体力奪われる。気持ちいい」 もう一度三人でテーブル席に戻る。  霧香は先程のチェロとドレスの写真をインスタにアップロードする。  彩はSNSで告知。 『近日中 重大発表あります』  庭を眺めながら、恵也がぼんやりと口にする。「ゴシックバンドで『ゲソ』ってネーミングどうなの ? 」「「……」」「和風じゃん ! コミックバンドじゃん !   もっとカッコイイのとか耽美なのにしようぜ ! せめてロックなの……」「そういうセンス無いんだよな」「歌詞は書けんのに ? キリは ? 」「え !? うーん…… 。か、感染地帯とか ? 」「いる !! 感染では無いけど有名な地帯いる !!   もっと無いのか !? 」「えぇ ??? じゃあ……バイオリンとマシンで、バイオマシン…… 」「『汚染』から離れろ !   サイはなんか出せよ ! 候補 ! 」「……人外S。ジンガイズ……」「人間辞めましたって !? 自己紹介しろなんて言ってない !   じゃあ、取り敢えず保留な !?」 □□□□□□ そして迎えた六時半。  朝食が並んだリビングで、ハランの笑みがビキビキに引き攣っていた。  その向かいで、何事も無いかのようにパンをちぎって口に運ぶ蓮が居る。「えーと……。いつ来てたのお前……」「昨日。夜」 ぶっきらぼうに答える蓮に、ハランが深くため息を着く。「あっそ。  そう言えば、明日有給取ったろ ? 引越しか ? 」
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-21
Baca selengkapnya

13.桜鼠 - 3

 大まかの引越しが済んだ。  あの個人宅配のお爺さんの息子は運送会社を引き継いでいて、引越し業はしていなくても好意で引越し手伝いをしてくれた。本業が心配になるレベルで何時でも対応してくれる。「親父から面白い楽器運んだって聞いてさ〜」「あぁ。わたしのマシンです。これですよ」 霧香がポストの側でスマホに写ったベースモドキ……命名マシンを見せる。「はえ ? これ楽器ですか ? 」「取り付けてある機材はベースなんですよ」「あー自作楽器ね。ピックアップとコントローラーと弦があれば……音鳴るもんね」 言えない。この人の良さそうなおじさんの、更に人が良さそうなお父様に、このくっそ重い鉄製のマシンを一往復運ばせたなど。「ま、頑張りぃや。  ところで、ここに荷物置きっぱなしでいいの ? ここから上まで距離あるんじゃないの ? 」 郵便ポストの横、林道に積み上がった四人分の荷物。「え、ええ。なんか筋トレしたい奴がいて」「そう。  ところで楽器やっとるっちゅーたら、ライブとかすんの ? お嬢さん美人だもんなぁ」「あ、ありがとうございます。  インスタグラムでKIRIって検索したら出てくると思うんで見てみてくださいね。写真凄く載せてるんで」「ほぉー写真かァ〜」 そこへ恵也がやってくる。「おいちゃん、ありがとうございました。  こちら、四人分の本日の支払いの方印鑑押しましたんで。週末には振込させていただきます」「構わんよぉ〜。それもこんな林の入口でいいんかいな ?   ま、ほぼ何でも屋みたいな運送屋だからね。何時でも声かけてよ。  これ、名刺ね。深夜でも早朝でも重量と大きさ伝えてくれればなんでも運ぶよ。  あ〜、俺何処から来たんだっけ ? 来る時は分かってたのに ! そのうち知ってる道に出るかぁ」 運送屋はそういうと、帰って行った。「さてと。ケイ、人が見てないか確認しててね」「おっけ」
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-22
Baca selengkapnya
Sebelumnya
1234
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status