บททั้งหมดของ 恋に恋するって、こういうことですか?: บทที่ 1 - บทที่ 10

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第1話 私のお相手は…

「寧音 !、結婚しよう!」 「は……(い)」 ピピピピッ、ピピピピッ 「ハア〜〜〜〜、また夢か……せめて最後まで返事させてよ! いつも良い所で……ったく」 〈おはー! 寧音〜! 起きた〜?〉 〈おはよ〜! 起きた〜ありがとう〜〉 〈今日もファイト!〉 〈うん、ファイト!〉 いつも朝の弱い私が起きたかと、確認してくれるのは、高校生の頃からの親友心菜だ。 お互い違う職場で働いているのに、寝坊しては大変だからと、お母さんのように心配してくれる。 〈また、プロポーズされた夢みたよ〉 〈良いじゃん! そろそろ彼氏でも出来るのかな? 楽しみ〜〉 〈でも、いつも良いところで……〉 〈ハハッ〉と笑われる。 五十嵐 寧音24歳 OL3年目、彼氏無し 高校生の頃、彼氏と別れて以来、まだ彼氏は居ない。最悪な別れをしてしまったので、トラウマになってしまっている。 ──社会人になったら、素敵な彼氏を作ろう! そう思って、既に2年が過ぎた…… ──どうして? 昔から憧れだけは、強い! どこかにきっと私の王子様がいるはずよ! 〈寧音は、目標設定が高すぎるのよ! 恋に恋しちゃってるから、どんどん高くなってるよ〉 「そうかもしれない……」 〈イケメン! 高身長、優しい、価値観が同じで笑うツボが同じ、一緒に居て楽な人、尊敬できる部分がある人、出来ればお金はある方が良い!〉 〈ね! 全部そりゃあそうよ! 皆んながそう思ってるのよ〉 〈でも、価値観は、人それぞれだからね。だから合う人と出会うまで待ってるのよ〉 〈待ってないで、マッチングアプリに頼れば?〉 〈違うのよ! 自然に出会いたいの〉 〈そのいつも同じ夢でプロポーズしてくれる人に?〉 〈そうなのよ〜きっと何処かに居るのよ! 正夢になるのよ〉 〈はいはい! もうすぐ現れると良いね。じゃあまたね〜〉 〈は〜い!〉 会社に向かった。 「おはようございます」 「おはようございます」「おはようございます」 一応頑張って、四友商事という一部上場企業に就職したのに…… 素敵だなと思う人は、既に結婚されてたり、彼女が居たり…… 私の王子様は、いったい何処にいらっしゃるのかしら
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-08-20
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第2話 外出

昼食後、専務は社長と挨拶回りに向かわれた。 私は、お留守番で良いようだ。 ──やった〜! と内心喜んでいた。 社長とご一緒なら時間がかかるだろうし、帰社されるまでは平穏な時間を過ごせる。 秘書室では、専務の話題で持ちきりだ。 当然私にだけは、専務の個人情報が渡された。 知らない他の人は、好き勝手に話しているようだ。 「寧音ちゃん、ホントにラッキーだよね」と嫌味なのか本心なのか? 分かりづらい言葉をかけられる。 「ラッキーなんですかね?」と言うと、 「何言ってるのよ! ラッキー以外の何物でも無いわよ、モノにするのよ!」 とおっしゃるのは、常務の秘書の原田さん。 「要らないなら、私が……」と笑っておられる。 原田さんは、今年31歳の誕生日を迎えられたばかりだ。 結婚はしたいが、焦っている訳ではないといつもおっしゃる。なぜなら、私は知っている。 既婚者の方と社内不倫をしているからだ。 専務の年齢は、公開されているので、口にしても良いが、私より5歳年上の29歳、今年30歳になられるようだ。 ──お若い! しかも、もっとお若く見える だから皆んな驚いている。 ──どうして? そんなにお若いのに専務? もちろん社外からの引き抜きなので、何か秀でることが、あるのかもしれない。 しかし、29歳だなんて、こんなに若い役員への大抜擢は、聞いたことがない。 この隙間時間に、専務の履歴書を見て勉強する。 私は、数ヶ月前、社長から直々に、 「五十嵐さん! 次年度は、新しい専務の秘書をお願い出来ますか?」と言われたのだ。 総務部長から言われるのなら分かるが、社長から直々になんて、とても驚いた。 「はい、分かりました! よろしくお願い致します」 と私は、その新しい専務がどなたかなど、知らされないまま、当日を迎えたのだ。 ただ、『その方は、社長の抜擢により社外から来られる!』とだけ伺っていて、詳細は今日来られてから……ということだった。 セキュリティが厚いので、よほどの方だと思ったのだ。 案の定、履歴書を見て驚いた! ──!! 三橋商事から来られたんだ どちらも一部上場企業、トップクラス! この若さでどういうこと? ──!! そして私は、三橋商事を検索して驚愕した
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第3話 テスト?

「え〜っと、それは、答えるべきなのでしょうか?」と聞くと、 「あ、ごめん。もしかして、こういうの慣れてなかった?」と聞かれた。 「?……」 もちろん私は、答える必要がないので、何も答えない。 「もしかして、寧音ちゃんって処女なの? あっぶね〜! いや、俺まだ指1本触れてないからな」と急に両手を挙げて離れて焦り出した。 ──何も言ってないわ! だが処女はアウトだ! 「今のはセクハラに当たりますので!」 と言うと、 「あっ、ごめん! もう言わないから、許して! ね?」 と機嫌を取る。 ──そうやって、何人もの女を泣かして来たのだろうか? 確かに近づいて来ただけで、触れてはいない。 だからと言って、イケメンと言うだけで、これで目を閉じてしまう女もどうかと思う。 しかも、ココは役員室だ! それに、この方は、少々変わり者というか、イケメンを利用して性格が曲がっているというか…… ただの女ったらし? 「寧音ちゃんは、純粋なの? それとも俺のことを相手にしてないの?」と聞いた。 ──答えるとしたら、両方かな? と思ったが、答えてやらない。 黙ってニッコリ微笑んでやった。 すると、何を誤解したのか? 「もしかして、男垂らし? かなりの男を泣かせて来たの?」と言い出した。 ──何を言ってるんだこの人は! 想像力豊かな人だな 私は、純粋に『恋に恋して』王子様が来てくれるのを夢見ているような女なのに、男垂らし? は〜? 初めて言われたよ。呆れて物が言えない。 話を変えようと、 「明日のスケジュール確認をしても宜しいでしょうか?」と聞くと、 「え? 今大事な話をしてるのに?」と言った。 ──どこが大事な話なんだ? この人は、バカなのか? 社長! 何が良くて、この方を専務に…… 今のところ、専務に引き抜かれた理由が私にはよく分からないです…… すると、私の様子を見て、 「五十嵐さん! 合格! おめでとう〜」 とパチパチ拍手をしながら言っている。 ──はあ〜? 何が合格? いったい何の事? しかも今、五十嵐さんと言った? キョトンとした顔をしていると、 「ごめんね、いきなり寧音ちゃん! だなんて呼んで。五十嵐さんが秘書で良かった」と、微笑んだ。 ──何?
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-08-21
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第4話 社内視察

そして、2人で各部署を回った。 「こちらが人事部と……」と言うと、 「あ〜そういう主軸は、良いから……」と言われた。 専務が来られたと言うことで、人事部の皆さんが一斉にこちらを見て、立礼されているのに、スルーした。 「申し訳ありません。失礼致します」とお辞儀した。 そして、電力ソリューション部門へ 「そうそう、こういうのだよ」と、見て回る。 皆さんお忙しそうなので、それぞれに行動されている。 部長だけは、お気づきになり、ご挨拶に来られた。 「専務! どうされましたか?」 「いや、各部署を見て回りたくて……良いですね! 活気があって」と、喜んでおられるご様子。 「私がご案内致しましょうか?」と部長がおっしゃっているのに、 「あ、大丈夫です! 勝手に回りますので、仕事してくださ〜い」と断っている。 「あ、ありがとうございます。お気になさらずに……」と、私が部長に伝えた。 そして、更に進んで、 「こちらは、食品産業です」 「うんうん」と、1人ニコニコしながら見ている。 すると、女性社員から、 「きゃっ、イケメン専務よ!」と言う声が聞こえた。 そのせいで、 「次へ行きましょう!」と、急に不機嫌になった。 ──あなたが今、ニコニコ笑顔を振り撒いたからでしょう! 顔だけはイケてるんだから…… 「こちらは、モビリティです。主に自動車やソリューションです」 「うんうん! 俺も車扱ってた!」と、またニコニコしながら見ている。 ──よほど現場仕事が好きなんだな コソコソと、女性社員が耳打ちしなが、こちらを見ている。 「次へ!」と、また機嫌が悪くなってしまった。 ──どうして? モテるのは、自覚しているのだろうに? その秘書さんのせいで、女嫌いなの? いや、まさかね…… インフラグループへ来た。 「おお! コレも良いよなあ〜」 ──良いとかの問題? 仕事の好き嫌いの話か? 私には、理解不能だ そして、金属資源グループ、 「へ〜〜!」 あくまでも仕事の視察に来たのだから、黙って見ていたいようだ。 しかし、あまりにも目立つ存在だからなのか、すぐに女性社員に見つかってしまい、その度に不機嫌になっている。 「はい、次!」 「マテリアルソリューションです」 「おお〜半導体良いよな〜」と又ニコニコしている。 「
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第5話 プロジェクト

早速、社長室へ出向いた専務。 私は秘書の林さんに、 「どうしたの? 何かあったの?」と聞かれた。 「はあ〜専務、無鉄砲過ぎます。何を考えているのかよく分からないです」と言うと、 「ふふ、そうなのね〜だから、社長は専務にしたのよ! そういうの社長が大好きなんだもの」 と笑っておられる。 振り回される私の身にもなってよ…… すると、社長が、 「五十嵐さんも入って」と私を社長室へ呼んだ。 ──あ〜イヤな予感しかしない〜 「はい、失礼致します」と入室すると、 「五十嵐さん! 申し訳ないが、食堂の一般開放の件、専務を手伝ってやってくれないか?」と言われた。社長から直々に言われると、断わることなど出来ない。 「はい……」と言うしかなかった。 「修斗は、こう見えて、やる時はやる男だから」 とおっしゃった。 ──違う意味で、やる時はやらかすだろうなとは思っていますが…… 「はい……」 「一般開放と言っても、もちろんずっとじゃなくて良い! 休みの日、土曜日か日曜日だけでも良いから」と、なぜか私にお願いされている。 ──実は、社長もそうしたかったのだろうか? 妙なことになりそうだ…… 早速専務は、各部署に募集をかけて欲しいと言った。 しかし、仕事の都合もあるだろうから、各部署の部長さんにお願いして、数名ずつ出していただいた方が良いのでは? と提案した。 「分かった! そうする。じゃあ文書でよろしく!」と言われた。 ──でしょうね…… 「かしこまりました」 そういう書面作成は得意分野だから良い。 ささっと打ち出した。 そして、専務に見せると…… 「うん、よし! これで頼むよ。あっ! あくまでも社長名と俺の名前を両方入れておいてね」と言う。 ──なるほどね〜 社長名と専務名が有れば、部長達もスルーすることは出来ない。多忙な部署からでも必ず最低1人は、出してもらうことになる。 早急に各部署の部長へメールで送って欲しいと言われたので、定時までに……と慌てて送った。 〈明日、緊急会議を開く!〉と書かれているのだ。 「知〜らない」と、ポチッと送信した。 すると、早速問い合わせの電話が入った。 電力部門の部長だ。 「専務! どうされますか?」と聞くと、 「おお! 回して! 俺が直接全部説明するから。文句がある奴はかか
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-08-23
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第6話 プロジェクト始動

──朝10時 専務からの声掛け募集で、各部署から会議室に集まって来たのは、やはり専務のファン、いえ専務狙いの女性社員が多いように思われる。 でも、食に纏わることなので、その方が良いかと…… 電力部長には、専務が直々にお願いしたので、断れなかったようだ。 それと、数人の若い男性社員。 色々な層の方々の意見を聞いてまとめたいようだ。 私が一所懸命に作った資料を配った。 その中にあるシェフの名前を見て、ご存知の方は、やはり驚いているようだ。 「え? 魚崎涼? ホントに?」と言う声が聞こえると、 「本当ですよ! 私の友人です」と、又ニコニコしながら得意気に言っている専務。 そして、皆さん、それならば! と、やはりヤル気が出て来たようで少し空気が穏やかになった。 まずは、専務から説明が有り、メニューのリクエストや価格についてを話し合うことに……経費に関する見積もりは、経理部の方に、人材募集に関しては人事部の方へとお願いする。 その為に、各部署から必ず最低1名の参加をお願いしたのだ。それぞれの得意分野で動いてもらう為だ。 ──やっぱ、専務って仕事が早いし、出来る男なのかも…… なるべく各部署の仕事の負担を抑える為に、1回の会議は、2時間以内と決めているようだ。 それも、専務の配慮だろう。 たった2時間でもかなり話は進んだ。 頭のキレる人が多いのか、皆さんその場でタブレットやノート型パソコンを使って、スムーズに自分が出来ることを行なってくださったからだ。 それに、それぞれが食べたい物も出揃ったので、年代別、老若男女にウケる献立を出せるようだ。 私と林さんは、その場でそれらの記録をパソコンで打ち込んでいた。 すると、会議終了間際に、専務から 「五十嵐さん!」と、呼ばれた。 「はい!」 「もちろん魚崎さんにメニューをお願いするのですが、貴女も考えていただけませんか?」と言われた。 「え?」 「「「え」」」 ──何を言うのよ? ったく…… 皆が驚き騒ついた。 私が1番驚いたが、私のみなならず、周りの専務ファンの私を見る目が一瞬で鋭くなった。 当然だ! 『どうして貴女がメニューを考えるのよ?!』と言う目だ。 ──恐い恐い、恐ろしい…… 「いえ、滅相もございません。シェフに一任された方が……」と言うと、 「五十嵐さん!
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-08-24
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第7話 恋について

 私は、林さんに、自論を話した。見えないどこかに私と赤い糸で繋がっている人が必ず居る。今は、まだ出会えていないけど、いつかきっと『白馬に乗った王子様』のような人が、目の前に現れるのを待っているんです! と……「……」── え? ドン引きされた?「そ、そうなんだ! 素敵ね。でも、もしかするとその王子様は、既に寧音ちゃんの近くに居るのかもしれないわよ」と言われた。「えっ? 近くに?」「うん」私は、秘書室の風景を思い出している。秘書課の女性社員と、総務部長と次長と課長たち……「そんな人は、居ません!」「え? 肝心な人を忘れてないかなあ?」とニコニコされている。「肝心な人ですか?」役員会議の模様を思い出してみた。オジ様たちが、怪訝な顔をしている……「役員は、オジ様ばかりです」と言うと、「うん、そっちじゃないわね」とおっしゃる。プロジェクト会議の模様を思い出した。女性陣がキャッキャッ言ってて、男性社員が気怠そうに会議に参加されてて……でも、途中から、『皆んなで頑張りましょう!』という空気になって意見がまとまった。その指揮を取っていたのが専務……女性を馬鹿にしている専務……女性にモテている専務……「!!……いや〜」「ん?」とニコニコされている林さん「居ません!」「え────?」「該当者なしです……」「おかしいなぁ? そんなはずないんだけどなぁ」と林さんは、困った顔で首を傾げている。「やっぱりまだ出会ってないんです。もう少し待ちます! 私まだ24だし」「そうね、うん、まだ若いからね。私としては……あの方と……まぁ応援してるね」とニコニコされている。「? ありがとうございます」──どうしたんだろう? 林さん! 歯切れが悪いな林さんは、ご結婚されていないようだ。「林さんは、ご結婚されたいと思われますか?」と私は聞いた。「う〜ん、思ってた! って言うのが正しいかなあ? 今はもう思わないから」とおっしゃった。「そうなんですね……」若い頃は、やはりすぐにでも良い人を見つけて結婚したいと思われていたそうだ。でも、秘書という仕事は大変だけど、やり甲斐が有り、一度役員秘書になってしまうと、もっと続けたい! と思われたようで、最終的には、社長秘書になりたい! と。いざ、なってしまうと、周りはもう既に皆
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-08-25
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第8話 メニューを考える

それから私は、自分のデスクで一所懸命にメニューを考えた。 私のレベルなら、出来ることは限られている。 とりあえず、私が食べたいランチメニューを考えてノートに書き出してみた。 鶏の唐揚げやエビフライ、ハンバーグ。 それに、カレーライスやグラタン、スパゲッティ…… もちろん、魚崎涼が作る最高の料理を連想している。 ──あっ! そうだ! それに、栄養面から考えて、野菜や汁物を付けてワンプレートランチを作るのは、どう? 「これって、お子様ランチの大人版じゃん! 皆んな大好き大人様ランチ!」 と、1人ニコニコする。 「単品の麺類なら、うどんやラーメン、蕎麦や冷麺も良いな〜」 ずっと独り言を言っている。 「待って! でも一品料理を並べたら、もうそれは、街の食堂じゃん! 絶対、魚崎涼ならコース料理を1つにまとめて来る?」 ──あれ? いつの間にか私は、魚崎涼を敵対視していた。 敵うわけないのに…… ──そっか、和食セット……ん? なら、洋食セットに中華セット! ベジタリアンの方にも良い野菜中心の料理とか…… なら、アレルギーの方用のも…… 「きちんとした表示が必須よね!」 「え? あれ? 日替わりにするの? それとも、ずっと定番で出すインパクトの強い物にするの?」 全部1人で考えるわけじゃないよね? 私は、混乱していた…… そこへ専務が専務室から出て来られた。 「五十嵐さん! どう?」と…… 「あのう〜」と、私は専務に聞いた。 「ん?」 「私が考えるメニューというのは、インパクトの強い物を1つで良いんですか?」と専務に聞くと、 「ああ、とりあえず、五十嵐さんが考えた目玉になるメニューを1つと涼が考えたのを1つ出して欲しいと思っていた。あとは、いつもの食堂のメニューも残す」 「あ、なるほど〜じゃあワンプレートのでも良いですか?」 「おお! それは任せるよ! 良いアイデアが浮かんだの?」と聞かれたが、なぜか私は、 「魚崎さんに、言いませんか?」と確認していた。 「ハハッ、言わないよ! と言うか敵視されるよりどちらかと言えば協力してもらった方が有り難いんだけど……」と言われて、 ──そりゃあそうだ! と思った。 「案は1つずつ出してもらうけど、コラボした方が良ければ良い所を取って……と思っている」 「なるほど
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-08-26
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第9話 魚崎 涼

朝10時半、私の最寄り駅で待つよう専務から言われた。 この前、タクシーで送ってもらった場所だ。 役員専用車が来た。 「おはようございます」 「おはよう」 運転手さんにもご挨拶する。 「おはようございます。お休みのところ申し訳ありません」と言うと、 「いえ、本日はお仕事だとお伺いしておりますので」とおっしゃる。 ──ん? まあ、そうだけど…… と専務の方を見ると、 「うん」と頷いておられる。 「さ、乗って」 と、私にも後部座席に乗るよう言われる。 「失礼します」 「じゃあ、お願いします」と、すでに運転手さんには、場所をお伝えされているようだ。 「お願いします」 ──どこへ行くのだろう…… 前回とは違うが、また高級ホテルに到着した。 「ありがとうございます。では、連絡するまで休憩していてください。あっ、ゆっくりお食事でもされていてください」と運転手さんにチップを渡す専務。 ──日本では、チップという習慣ではなく、心付けだな 私も、 「ありがとうございました」と言って車を降りた。 私が渡すのは、失礼かなと思ったのでやめた。 そして、専務に続いてフロントへ 今日は、魚崎さんにとって、久しぶりの日本と言うこともあり、和食レストランの個室でお食事をするようだ。 ──うわぁ〜こんな高級店、自分では勿体なくて入れない。楽しみ〜 スタッフさんに、部屋へと案内される。 まだ、魚崎さんは、来られていないようだ。 ──えっ? 3人なのに、この広さ? と思うほど、広かった。 そして、ついに…… 「コンコンコン、失礼致します。お連れ様がいらっしゃいました」と女性スタッフさんの声がした。 それに続いて、入って来られたのが、 魚崎 涼さんだ! 「Hay! Shuto,how are you?」 「I was fine,Ryo! How I've missed you!」 「I missed you too」 ──また、英語だ…… と、思っていると、突然私の方を見た魚崎涼さん。 ──!! 思わず…… 「Nice to meet you. My name is Nene Igarashi……」と言うと、 「ネネさん! はじめまして、魚崎涼と申します」と言われた。 ──日本語かい! す〜ん…… 「あ、はじめ
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-08-27
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第10話 専務

土曜日営業のスタッフ募集について、 「五十嵐さんも調理師にチャレンジする?」と専務に聞かれたが、 「私は、このままで十分でございますので」とお断りした。 そして、魚崎さんをお見送りして、ココで別れた。 あとは、次の会議の日に会う。 「では、私たちもそろそろ」と言うと、 「うん、そうだな」と言いながら、なかなか椅子から立ち上がろうとしない専務。 「どうかされましたか?」と言うと、 「涼だけズルい!」とおっしゃる。 「!? 何がですか?」と聞くと、 「涼だけ、五十嵐さんとハグした!」と…… 「!!……」 ──何言ってんだ? この人は…… 「専務、ビール1杯で酔われたのですか?」と聞くと、 「酔ってないよ! 俺も五十嵐さんとハグしたかった」と…… ──酔ってるな! 私が上手く躱したから拗ねているのか? そもそも、なぜ私が専務とハグしなきゃならないのよ? 「しよう! ハグ」と言った。 「……専務!」 「ん?」 「セクハラです!」と言うと、 「え──────!」と困った顔をしながら言っている。 ──当たり前でしょう? 「不同意のものは、全てセクハラです! なんなら強制わいせつになりますよ!」と言うと、 「だったら、同意が有れば良い?」と言う。 「……」 「寧音ちゃん! 俺と付き合って」と言った。 そして、急に椅子から立ち上がり、私に近づき…… 「ね? 付き合おうよ」と言った。 私は、ニッコリ笑って…… 近づいて来る専務の顔を右手で受け止めた! 「ウグッ」 専務の顔は、私の右手の中で、潰れている。 「はいはい! もう、帰りますよ」とドアを開けると、スタッフさんがいらっしゃったので、お礼を言って、専務を引っ張ってエレベーターに乗せた。 すぐに、運転手さんに連絡して、今から下へ降りる旨を伝えた。 「なんで〜?」と酔ってエレベーターの壁に寄りかかりながら言っている。 「酒癖悪っ! しかも、弱っ!」と言うと、 「え? 寧音ちゃん酔わないの〜?」と聞かれた。 「はい! 中ジョッキ1杯じゃ酔いません」と言うと、 「酒豪だな」と言った。 ──だれが酒豪よ! 貴方が弱すぎるのよ! ピーンとエレベーターが1階に着いた。 「はい、行きますよ」と腕を持って引っ張りながら歩く。 「寧々ちゃん! 当たってる」と笑
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-08-28
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