ユメを何とか助け出した翌日。 私と優兎くんは寮の入口に立っていた。 それも新しい制服を身に纏って。 「美鈴ちゃん。思い切った事したよね」 「そう?可愛くない?」 くるんと回って私は優兎くんに新しい制服を見せた。 「うん。可愛いよ。可愛いけど、私が言ってるのはそこじゃなくて」 「ふふ。分かってるって。でも、この位しないと、B組や一年の連中を黙らせられないだろう?」 「それは、まぁ、そうだけど…」 仕方ないなぁと笑う優兎くんに私も笑顔を返す。 実は、この制服。私が作った、正しくは製作依頼した、新しい制服だったりする。 この学校のセーラー服は上も下も紺色でスカーフが白。夏服もそれが半そでになるだけ。 なんだけど私と優兎くんが着ているこれは違う。 下は紺色のスカートで変わらないけど、上は白に紺色の襟とスカーフ。そしてスカーフには白でこの学校の校章が描かれている。 「…もう、ユメをあんな目に合わせない為だよ。態と白を多く取り入れたんだ。…皆私の友達だから。手を出すなって牽制の意味もあるの」 「…成程ね。…美鈴ちゃん、まだ怒ってるんだ?」 「当り前。本当ならユメを殴った奴ら全員殴り倒して、歯をへし折ってやりたい位だよ」 「美鈴ちゃん。ちょっと落ち着こうか」 背中をポンポンと叩かれる。 えー、結構落ち着いてるんだけどなー。 これがママだったら問答無用でタコ殴りだよー? とは思ってても、口には出しません。優兎くんに引かれちゃ困るから。 そうこうしてる間に、登校する生徒達が出て来て、私達の姿を見ては驚きながらすれ違っていく。 更に暫く待っていると、 「大変お待たせしましたわ、王子っ」 「王子、お待たせー」 桃と愛奈が現れた。私と同じ姿で。 「二人共似合うね。可愛い」 愛奈の額に、桃の髪にキスを落とすと、二人は耳まで顔を赤く染めて固まった。 「どうしよう…。日に日に美鈴ちゃんのタラシ度がアップしてる」 「ちょっと、優ちゃん。失礼な事言わないでくれるかな。これは私がタラシてる訳じゃなくて、葵お兄ちゃんがたらしてるんだよ。だって私は葵お兄ちゃんの真似してるだけだからね」 「それは絶対違う。違うよ、美鈴ちゃんっ」 ちょっと二人共。なんで優兎くんに同意してんのっ!? これは葵お兄ちゃんの真似をしてるだけなんだってばっ! 葵お
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