一緒に夕食の片付けをしながら、エレベーターホールで会った品の有るお婆様の話をした。 「凄く品があって素敵なの! 私もあんなお婆ちゃんになりたいなあ」と言うと、 「そっか……菜月は、可愛いお婆ちゃんになるよ」と、微笑んでいる。 「そうだといいなあ〜33階だって、きっとどこかの大会社の会長夫人よね〜」と言うと、 「そうかもね」と陸人さんは微笑む。 「お風呂入って来たら?」と言うので、 「うん、そうするね」 なのに、ガシッと顔を両手で押さえられたと思ったら、しっかりとしたキスが落ちて来た。 優しく滑り込んで来る陸人さんの舌に撫でられているように癒される。 ──あ〜ダメ〜倒れそうになる〜 と思ったら、片手で腰を支えられた。 ウットリしてしまう…… 「入っておいで」と、また頭を撫でられる。 ──あ〜何? 頭に触れられる度に、キュンキュンしちゃう 「うん、待っててね」 「うん」と優しく微笑む。 陸人さんのニコニコしている顔が好き。 癒される。 ──もう私、大好きなのよね〜陸人さんにハマってる〜 お風呂に入ってから、自動で洗濯機を回した。 「ハア〜温まった〜」と言いながら、 ウォーターサーバーのお水をグラスに入れて飲む。視線を感じると思ったら、陸人さんにジッと見つめられている。 「おいで」と陸人さんがソファーから手招きして呼んでいるので、グラスを持ったまま隣りに座ると、又後ろからぎゅっと抱きしめられた。 「あっ! 溢れるよ」と、笑いながら言うも離さない。 「菜月、色っぽ過ぎ」と言う。 「え〜? そんなことないでしょう?」と言うが、 「ううん」と、言いなが
Last Updated : 2025-11-18 Read more