All Chapters of 異世界転移、魔法使いは女体化した僕を溺愛する: Chapter 31 - Chapter 35

35 Chapters

第31話 側室の契約

アーサーの分身は青く透き通り、美しく輝いていた。その彼が智也の前に立ちはだかり、剣を構える。カインは苦々しげにアーサーの分身を見つめる。負傷したカインを守るために、数人の兵士がアーサーの分身を取り囲み剣を抜いた。緊迫した状況で、魔法使いのギルドが口を開いた。「アーサー様の分身といえどもあの魔法使いが作り出したものだ。一介の兵士にかなうはずが無い!」その言葉の通り、早ってアーサーの分身に切りかかった兵士の一人が、分身と剣を交わすまでも無く胸から首にかけて斬られた。血を噴出しながら床に倒れこむ。ドロンとした目をした男の首から溢れ出た血が、床を赤く染めていく。壁に寄りかかるように立っている智也の足元にも血が流れてきて、智也は悲鳴を上げてしまった。「ひぃ……!」アーサーの分身は血にひるむこともなく、剣を構えて次の攻撃を待つ。カインが歯軋りをしながら、ギルドに命じた。「これが魔法使いの技なら、お前の範疇だろう。なんとかしろ、ギルド!」ギルドはカインに命じられると、抱きしめていたモモを背中に背負い、その手をアーサーの分身に向けてかざした。ギルドが何か呪文を唱えると一気に手のひらに炎が現れて、それがアーサーの分身に向かって放出された。燃え上がる炎がアーサの分身に直撃して、青い炎からできたアーサーの姿が歪む。「やったか!?」「アーサー!」智也がアーサーの名を呼んだときには、すでにそれはアーサーではなくなっていた。ギルドが放った炎をその手に軽々と受け止めニヤニヤと笑っていたのは、青く透き通った蓮の分身だった。蓮の分身は、ギルドが放った炎にさらに電撃を加えて、海パンの魔法使いに向かってそれを投げ飛ばした。蓮の分身が作り出した魔法の炎は強力だった。だが、智也は顔面蒼白になって蓮の分身に飛びついて叫んでいた。「蓮、駄目よ! ギルドを攻撃したら、モモが傷つく!」ギルドは直前で魔法の防壁を張ったのか、直撃は免れた。だが爆風を避けるために、モモを背負ったまま床にひれ伏した。防壁で二分された蓮の放った炎が王宮の見事な装飾の壁を吹き飛ばし、大きな壁の穴を二箇所作っていた。「ひぃいい、おにいちゃん、たすけてぇえーーーー!」モモがギルドの背にしがみ付いたまま、智也に助けを求めた。「蓮、お願いやめて!」智也は叫んだ。だが、蓮の分身はモモの身を案ずること
last updateLast Updated : 2025-12-24
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第32話 カインの寝室

カインは智也を抱き上げたまま、王宮の最上階の廊下の奥にある部屋に連れ込んだ。そこがカインの部屋らしい。贅沢な造りで金がふんだんに使われていたが、部屋自体は思った以上に落ち着いた雰囲気を醸していた。指輪の契約によって痺れていた体や脳が、ようやく本来の状態に戻りつつあった。「カイン、もう痺れが取れたから降ろして」「駄目だ」「逃げたりしないから」「そうじゃない、そうすぐには痺れは取れないはずだ。自分で歩けば転んで怪我をするだけだ」カインは智也を抱きかかえたまま歩き出した。「さあ、こっちの部屋が俺の寝室だ」「!」寝室への扉は開いていて、内部におかれた大きなベッドが目に付いて智也は顔面蒼白になった。——やばい、このままじゃ本当にカインに犯される!智也はカインに抱きかかえられたまま必死で暴れだした。カインはアーサーの分身に左腕を切られている。簡単な治療はされていたがそれでも腕が痛むのか、智也が暴れだすと顔を歪めながら苦々しげに口を開いた。「まったく、気の強い女だなお前は。ここまできてまだ抵抗するのか?」カインは智也を見下ろした。「次期王の側室になるためなら、どんな女も簡単に股を開くと思っていたが……そんなに、アーサーが恋しいのか、トモヤ?」「好きでもない人に抱かれるなんて冗談じゃない!」「うるさい女だ!」カインはそう言うと、乱暴に智也を寝室の大きなベッドに投げ込んだ。突然の行為に智也は思わず舌を噛むところだった。智也は、カインを見上げて口を開いた。「ちょっと、いきなり投げ飛ばすって人をなんだと思っているのよ! もうちょっとで舌を噛むところだっただろ!」「そうか、それは悪かったな」カインは智也に覆いかぶさるように身を乗り出した。「では、俺の舌でお前の舌を慰めてやろう」「えっ……んぐっ」カインは智也をベッドに仰向けに押し倒すとその体で覆いかぶさり、智也の唇を奪ってきた。歯列を強引に割ると舌をさし込み、智也の舌を絡み取る。「ふっ……んんっ」両手でカインの胸を押したがびくともしない。元男とはいえ、今は女の身。負傷している相手とはいえ、押しのけることもできない。——そうだ、カインは左腕を負傷していたんだ!智也は、カインの負傷した左腕を弄り包帯の手触りを見つけると、思いっきり爪を立てて握り締めた。カインは眉をゆがめながらも、
last updateLast Updated : 2025-12-26
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第33話 奪われる純潔

カインは智也の白いドレスのような下着の裾を捲って、手を差し込んできた。太ももを揉むように触りながら、カインの指先が秘部を包み隠す生理用下着に触れる。智也は、羞恥心で涙を零しながら、懇願していた。「やめてよ、カイン。触らないで!」「生理用の下着だな」カインは智也を見下ろした。「それにしても、良い香りがする……下着にも香水を染み込ませているのか?」「そんなことするわけ無いだろ! もうやめてって。嫌よ、嫌っ!」カインが智也の懇願など聞き入れるはずがない。カインは、躊躇無くメアリー特製の生理用下着を掴むと腰からずらして足から抜き取った。カインはその下着をじろじろ見た後、意地悪な笑みを浮かべて口を開いた。「おめでとう、トモヤ。生理はほとんど終わっているようだ。これで、破瓜の血が見られる」「変態野郎! 嫌よ、冗談じゃない」智也は涙声で叫んだ。「私は……私は、はじめての人は『愛する人』って決めていたんだから! この世界から消えても『愛する人』が初めての人なら私はこの世界の事を綺麗な思い出として遺しておける。嫌なのよ、アーサーが初めてじゃないと嫌なの! 貴方じゃ駄目なの、カイン!」アーサーの名を出した途端に、カインの顔色が変わった。カインは怒りに任せて、智也の白い下着を引き裂き始めた。カインの手でびりびりと破られ、智也の裸体が露になっていく。裸になった智也にカインが覆いかぶさり、乳房を掴むと痛むほどに乱暴に揉んだ。「ひぃ、痛いっ、カイン、やめて!」「お前がアーサーの名を出すからだ! 『愛する人』を初めての人にしたいだと? だったら、俺を愛すれば良い。次期王位を継ぐこの俺を『愛する人』にすればいい」カインは智也を睨みつけた。「アーサーに抱かれても、何の得も無いぞ。俺が王になれば、あいつは俺への暗殺の容疑で幽閉するつもりだ。アーサーは、常に見張られ外に出ることもできずアーサーを訪ねる友もなく、その場所で孤独な一生を終えるのだ」「酷い! アーサーが、あなたに何をしたって言うのよ! っひ、ああっ……そんなとこ舐めるな!」カインが激しく揉んだせいで乳房にカインの赤い手形が付いてた。その真ん中の乳首をカインが口に含むと舌で舐めて咥内で転がせた。その刺激が、全身に伝わる。もう片方の乳首は感じてぴんと立ってしまっていた。カインはそれを見ると、にやりと笑い
last updateLast Updated : 2025-12-29
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第34話 蓮の到来

「あっ……はぁ、嫌っ……無理。痛い……ひぃぁあ!」膣口に圧しつけられていたカインのペニスが強引に膣に入ってきた。指しか知らないそこは、ペニスの質量に耐えかねて侵入を阻むように絞まっていく。カインが苦しそうな声で、智也の髪を撫でながら口を開いた。「もっと……緩めろ。入り口でいってしまいそうだ」「いってよ。無理、入らない」「馬鹿言え。女のここは入るようにできているんだ……力を抜け。大丈夫だから」「怖い。ひっっく……いや、いやぁあ!」智也が逃げ出そうと腰を引くとカインのペニスが膣口から抜け出してしまった。怯えて震えシーツを握る智也の姿を見たカインは、ベッドから降りた。智也は恐怖のあまり、ベッドに顔を埋めていた。——アーサーや蓮は何時王の間から出てくるの? 早く助けて!「トモヤ、これを飲め」「えっ……?」カインは智也との性交を諦めてはいなかった。それどころか、その目はぎらぎらと光って智也を見つめていた。彼の差し出した緑色のガラスの小瓶には、液体が入っていた。「恐怖が和らぐ。これを飲め」「嫌よ。きっと、麻薬の類でしょ。私を薬漬けにするつもりなんだ」「疑り深い奴だな。薬草を煎じたものだ、体に害はない」カインは智也を見据えた。「気持ちを楽にして、体を弛緩させてくれる。今のお前には丁度いい」そう言うと、カインは瓶の蓋を取るとその液体を口に含んだ。そして智也の顎をつかみ強引にキスしてきた。咥内に流れ込んできた苦い液体が、さらさらと咽に流れていってしまう。「うっ……げほっ……」「魔法使いが魔法をかけながら丹念に作った薬液だ。俺は、眠れない夜に飲むことがある」カインは智也の体を見つめた。「すぐに効果が現れてくる……ほら、体が緩んでくるだろ?」「何が薬草を……煎じたものよぉ。魔法使いが作ったなんて……聞いてないわよぉ……はぁ……あっ、はぁあ」恐怖の心が解けていくのが智也自身でも分った。肉体も緩まり、思考までぼんやりとしてくる。カインが再び智也の足を押し開いてもあまり怖さを感じなかった。カインが智也の耳元で呟く。「大丈夫だ、怖くない。お前は、俺の側室なんだぞ? そう手荒には扱わない」飲まされた薬液が智也の口を軽くする。「嘘……私を犯すくせに。私は、本当はアーサーと……したいのよ。元の世界に帰りたくないから……彼とできないだけで」
last updateLast Updated : 2025-12-31
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第35話 蓮の契約

「レンだと、まさか!? まだ王の間の扉が開く時刻じゃないはずだ」カインが驚きの顔で、蓮を見つめる。「どうやって、あそこから出た!?」蓮はそんなカインの問いを無視して、ベッドに近づいてきた。蓮の目が、痛々しげに智也を見つめている。智也はカインに犯された姿を蓮に見られたくなくて、びりびりに引き裂かれた服をベッドから掻き集めた。だが、胸も精液で穢れた下半身もそんな布切れでは隠せない。智也は涙をぼろぼろ流しながら、蓮の視線から逃れるように彼に背中を向けて顔を手で覆った。いきなり、智也の隣にいたカインがベッドから吹き飛ばされた。そのまま壁にぶつかり、カインはうめき声を上げた。「ぐっうぅ……」蓮が魔法でカインを吹き飛ばしたのは明らかだった。蓮はベッドを軋ませながら上り、智也の剥き出しの肩にそっと触れた。智也は、触れられただけでびくりと震えていた。蓮は、そんな智也の反応を見てすぐに肩から手を放すと、囁くように口を開いた。「すぐにドレスを用意する」その言葉の通り、智也の体が青い光に一瞬包まれた。すぐにその光が消えてドレスとなって智也の身を包む。純白のドレスで、花の模様が細やかに刺繍されたものだった。それはまるで、ウエディングドレスのような衣装で——蓮が智也に触れることなく目の前に回りこむと、真剣な顔で口を開いた。「智也の髪飾りに異変を感じた時、俺は王の間の中にいた。すぐに外に出たいと頼んだが、しきたりがどうとか言って王の間の扉を開けようともしない」蓮は苦しげに続けた。「埒が明かないから、王の間の扉を魔法ですり抜けようとしたら、魔法陣に阻まれた」蓮の声が嗄れる。「仕方ないから片っ端からその魔法陣を引きちぎって扉をすり抜けてきたんだが……時間が掛かりすぎた。間に合わなかったんだな……すまない、智也」「蓮……」「……智也」智也は泣きながら蓮の胸に飛び込んでいた。そんな智也を蓮が抱きしめ、智也の名を愛おしげに呼んだ。だが、その蓮の声はしわがれ嗄れていつものような張りが無い。蓮に抱きしめられて、智也は初めて気が付いた。漆黒のマント以外の衣服は無残に引き裂かれ、その隙間から見える彼の素肌には深い切り傷があった。それも一箇所だけではない。何箇所にもその傷があり、夥しい血が流れ出ていた。それが彼の声を張りの無いものにしている原因だった。
last updateLast Updated : 2026-01-01
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