「おかえり、よく来てくれたわね」「久しぶりです。おじさん、おばさん」「ただいま、お父さん、お母さん」実家に上がって結婚の報告をすると、2人とも本当にびっくりしていた。「こんなにイケメンになった瑞君が愛莉の旦那様なんて、なんだかドキドキするわね」お母さんは、昔から瑞のことが可愛くて仕方なかったみたいで、見た目が変わってさらに喜んでいる。「確かにな、こんなハンサムがこの世にいるなんてな。愛莉、誰かに盗られないように気をつけないとな」「お父さん、変なこと言わないで」「大丈夫ですよ。愛莉を悲しませるようなことは絶対にしませんから。安心してください。ずっと大事に思ってくれたお2人のことも、これからは俺が守りますから」「まあ、なんて嬉しいことを……」「ああ、本当に嬉しいよ。瑞君、立派になったね。素晴らしいよ」お父さんもお母さんも、少し年齢を重ねたからかな……涙腺が弱くなったのだろう。「確かにびっくりしたけれど、私はね、2人が結婚することは、昔から何となく分かってたのよ。本当に……嬉しいわ。絶対に幸せになってね」お母さん、わかってたなんて…… まさかそんな言葉が飛び出すとは思ってもなかったから、正直、すごく驚いた。「愛莉を幸せにします。必ず」「2人で……幸せになるよ。瑞と私はずっと幸せだから。お父さんとお母さんも、ずっとずっと健康で、幸せでいてね」「……ああ、そうだな」「愛莉、ありがとうね。お母さん、本当に幸せよ」 こうして、お互いの両親が心から祝福してくれ、大切に思ってる身内に見守られてると思うと、たまらなく嬉しかった。私の心は、さらに強くなった。 あっという間の旅行だったけど、久しぶりに鎌倉の空気を吸って、両親にも報告ができて、とても充実した2日間を過ごすことができた。 日常に戻ってからも、私達はそれぞれに仕事に励みながら、いろいろと結婚について話し合った。 しっかりと将来のことを考えて、様々、慎重に決断していった。 とにかく…… これからは、「周りに流されないで真っ直ぐ前を向いて、2人で支え合って生きていこう」って、瑞と約束した。 ずっと弱かった私の心。 でももう、私は1人じゃない。 この先は、その大事な約束を、瑞と一緒に必ず守り抜きたいと心に誓った。
Read more