Semua Bab 怖い話まとめ1: Bab 61 - Bab 70

99 Bab

共通点

 当時高校3年生の私には、妹がいた。妹と言っても血の繋がりはない。かといって、戸籍上の付き合いもない。 妹、イオとは、チャットで知り合って意気投合して、メールのやりとりや電話をするようになっていった。 ネット上の家族ってやつ。 私とイオは別の県に住んでるけど、電車に乗れば会いに行ける距離だったので、数ヶ月に1回会って、一緒に遊んでるような仲。 ネットで知り合ったからこそ、お互いの年齢を気にせず、本音で話し合えた。周りは馬鹿にするだろうけど、私にとってイオは大事な家族。 確か、秋頃だったかな。まだ暑さが残ってて、アイス食べたいって思ってたの、覚えてる。 帰りに自転車を押しながら、イオと電話して、家族や学校の愚痴を言い合ってた。「あ、今鳥居見えるわ。石造りの灰色のやつ」「え? マジで? 私も見える。左側にあるわ」 なんとなく目についたものを言うと、イオも同じものが近くにあると言う。しかも、私の方も左側にあるんだよね。 数分話した後、さっき同じものが見えたのが面白くて、視界に入ったチェーン店の名前を言うと、イオのそばにもそのお店があるって言うの。 それから数分話しては、目についた特徴的な建物を言うというのを交互に繰り返した。 4回くらい言い合ったかな。そしたら全部一致。「不思議なこともあるねぇ」 イオの声が電話口の他に、近くで聞こえた気がした。見回すとイオがいた。イオも私に気づいて駆けてくる。「え、嘘!?」「なんでなんで!?」 驚いたけど、当時の私達は、それはもう孤独なリアルを送ってきてたもので、驚きよりも嬉しさの方が勝って、気づいたら抱き合ってた。 ちなみに私とイオの住んでる場所がどれくらい離れてるかというと、電車を2,3本乗り継いで、ふたつの県をまたぐ。といっても、またぐ県は両方ともすみっこを通るだけなんだけど。 私達は近くの公園でずっとおしゃべりしてた。 放課後だったこともあり、すぐに日が暮れて、帰らなくちゃって思った。イオもどうやって帰るんだろうって。 そしたら急に抗えないほどの睡魔が来たの。 気がついたら私は部屋にいた。ガラケーで日時を確認したら、間違いなくイオと会って喋ったのは今日だった。時間はもうすぐ19時。 どうしても夢とは思えなくて、イオに電話した。「もしもし?」「あの、変なこと言うかもだけど」 そう
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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片目の……

 私は寝ながらスマホを見る時、片目を閉じる癖がある。といっても、その癖が出るのは横向きになった時だけで、うつ伏せや仰向けでスマホをいじる時は、両目を開けている。 今回は私のそんな癖が招いた話。 私の家の近くには山がある。山と言っても、登山するほど大きくない山。結構整備されてて、広場とベンチがそこそこある。 この山のいいところは、人があまり入らないことと、スマホが県外にならないこと。 老人たちはよくこの山に行くけど、早朝なので会うことはほとんどない。 私はひとりになりたい時はこの山に登る。 その日も私はひとりになりたくて、山に登った。上の方にある広場のベンチで横になりながらスマホをいじる。広場側を見て誰かの顔を見るのが嫌なので、自然豊かな方をむいて。 スマホにも飽きてうとうとしだすと、がさがさと物音がした。 何事かと耳を澄ませると、子供の声っぽいのも遠くから聞こえる。声と音は近づいてくる。近づくにつれ、声がなんて言ってるのか聞こえた。「かま――、な、かま――」 子供の声は、仲間って言ってるように聞こえた。近所の子供が遊んでるんだろうなって思って、気にしなかった。「仲間、いた!」 それはいきなり飛び出してきた。大きなひとつ目、1本足。ボロボロの着物を着た出っ歯のそれは、明らかに人間じゃない。「ぎゃああああああっ!?」 私が叫んで飛び上がると、そいつはさっきまで嬉しそうな顔をしてたのに、しょんぼりしだした。「仲間、違う――」 そいつは寂しそうに言うと、引き返していった。 それ以来私は、横向きでスマホを見る時も、両目を開けるようにしてる。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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子供の頃に見た街

 あれは幼稚園生の頃だったと思う。うつ伏せになって目を瞑ると、外国の街が見えた。  当時幼稚園生だったので読めなかったけど、筆記体で書かれた看板があった。その街は冬だったのか、イルミネーションでキラキラしてて、筆記体の看板も、キラキラのライトでできてた。 いつの間にか街を見れなくなって、小学5年生の冬、母とイルミネーションを見て、そのことを思い出して母に話してみたら、「目をつぶってまぶたを強く圧迫すると、チカチカしたのが見えるでしょ? それだったんじゃない?」と言われました。  でも、それはそれ、街は街で認識してた気がしたんです。幼稚園生だった頃の話で、確信が持てなかったので、そうなのかもと思うようにしました。 5年生の頃の会話も忘れ、20代後半になった私は、夢を見た。イルミネーションのきらびやかな街を歩いてる夢。  テラス付きのロッジや、映画で見るような高級ホテルが並ぶ不思議な街並みでした。  しばらく歩いていると、幼稚園生の頃に見た筆記体の看板をかかげた街が見えました。 思わず中に入ると、カフェでした。店内は薄暗く、客人はあまりいません。ひとりの紳士が私の前に来ると、顔を覗き込んで微笑みかけました。どんな顔かは覚えていませんでしたが、その顔を見て安心した気がします。あと、日本人ではなかったと思います。 「ここはお嬢ちゃんが来ていい場所じゃないよ」  紳士は優しく言うと、私の腰に腕を回し、外までエスコートしてくれました。「まだ、ダメだよ」  紳士がそう言い終わるのとほぼ同時に目が覚めました。 あの夢の街は、紳士は、なんだったのでしょう?
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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バーテン服の男

 これは私の息子、Tが行方不明になった時の不思議なお話です。当時息子の年齢は6歳。Tは物静かな子で、外に行ってもあまり遊具で遊ばず、本を読んでる子でした。 休日、夫、私、Tの3人で公園に行きました。 夫とTは一緒にボール遊びをしてて、私はベンチに座って、「この子もちゃんとはしゃぎまわる時があるのね」と安堵していました。 その日は暑ったので、夫に声をかけてから、近くの自販機で3人分の飲み物を買いに行きました。 ベンチに戻ると、夫が血相を変えて私の元へ駆け寄ってきました。「どうしたの?」「T、見てないか?」「どういうこと?」 夫の話を聞くと、夫が投げたボールが垣根の向こう側に行ってしまって、Tが取りに行ったのですが、戻ってこないとのことです。 夫は遅いと思って垣根の向こうを見たけど誰もおらず、子供しか通れないような抜け道があって、それを通って私のところに行った可能性もあると思い、私に声をかけたそうです。 でも私のところにTは来てません。私達は必死にTを探しました。公園にいる他の親子に聞いたり、垣根の裏をくまなく調べたりしましたが、Tはいません。 私は夫の指示で公園でTを待ち、夫は警察署へ行き、捜索願を出してくれました。 その間私はベンチで待ち、他の親御さん達は必死にTを探してくれました。ベンチには子供達の仲の良いママ友がいて、励ましてくれてました。 本当はTを探したいけど、万が一Tが戻ってきて家族がいなかったら困るから、じっと待っているしかありませんでした。 結局、夕方になってもTは見つからず、手伝ってくれた親御さん達にお礼を言い、私達は警察の方達と一緒に探しました。 それでもTは見つからず、私達は帰るように言われました。 家に帰ってから夕飯の準備をしますが、私も夫も喉を通らず、風呂に入ってから寝室に入り、ずっとお互いの呼吸音を聴き、朝を迎えました。 夫はしばらく有給を使って、警察と一緒にTを探しました。私も一緒に探しましたが、見つかりません。 夫は有給を消費しきると、再び会社へ行き、専業主婦の私はビラ配りをして、Tの目撃情報を集めました。 1ヶ月間、ママ友も何人か手伝ってくれましたが、有力な情報は出てきません。2ヶ月も経つと、ビラ配りを手伝ってくれる人はいなくなりました。 不安な気持ちをかかえながらビラ配りをしていると、バーテ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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後押し

 高校生の頃、気弱で小柄な僕はいじめられていました。いじめっ子グループは3人いました。A、B、Cと呼びましょう。 A達は心霊スポットに行くのが好きみたいで、時々そういう話をしていました。でも、純粋に肝試しを楽しんでるというより、霊を煽りに行ってるみたいです。 汚い話になるのですが、出ると噂の空き家に行って、廊下におしっこぶちまけてきたとか、ゴミを捨てたりしてたとか言ってました。 僕は幽霊とか信じてるわけではありませんが、その手の話は苦手です。 その日の放課後、そそくさと帰ろうとしたらBに捕まり、AとCの前に投げ飛ばされました。「今から行きたいところあるから来いよ」「ついでに電車賃お前持ちな」 彼らはぎゃははと笑いながら、何度か僕を蹴った後、嫌がる僕を引っ張って、無理やり外に行きました。 3人に電車賃を出させられ、途中でコンビニでジュースやお菓子を奢らされ、着いたのは、いかにも出そうな廃ビルでした。3階建てで、出入り口には花束やお菓子がお供えされています。「霊なんていねーってのに、こんなことに金かけてバカだなー」「もったいねーから俺等が食ってやるよ」 3人は花束を蹴り飛ばしたり、お菓子を開けて食べたと思えば、ビルに向かって吐き出し、残りを放り投げたりとやりたい放題です。 僕はヒヤヒヤしながら心の声で、「荒らしてごめんなさい。あとでお花とお菓子新しいの持ってきます」と何度も言いました。「普通に中見るだけってのもつまんねーし、1周してから入ろうぜ」 Bの提案で、僕達は廃ビルを1周しました。正面から見て左側と後ろは駐車場、右側は大きな花壇があり、雑草まみれでした。「なんもなかったな。んじゃ、中行くぞ。おいお前、先頭行けよ。いつまで俺等の後ろに突っ立ってんだよ」 Aに腕を引っ張られ、スマホでライトをつけながら、ビルの中を歩きます。僕達の他にも入った人が大勢いるのか、荒らされてました。 僕は心の中でひたすら謝りながら進み、ふたりに言われてすべてのドアを開け、一部屋一部屋調べますが、幽霊はいません。「結局雰囲気が不気味ってだけで、それにビビって幽霊の幻覚見てるだけだろ、馬鹿らしい」「それな。いるわけねーのにな。いるんだったら俺等のこと呪い殺してみろよ」 2階を調べてる途中、飽きたのかふたりはそんなことを言い、床に落ちていたものを蹴り飛ばし
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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探しています

 俺は元々九州地方に住んでいたけど、高校生の頃、父の仕事の都合で東京へ引っ越し、そのまま大学と就職も東京でした。 今はひとり暮らしをしている。 俺のしてる仕事は時々出張があって、北海道に2週間ほど行くことになった。北海道に行くのは初めてで少し浮かれて両親に電話したら、お土産にあれほしいこれほしい言われて、「これだけ頼んだんだから少しは金よこせよ?」なんて冗談言ってた。 出張は何度か北海道に行ったことのある先輩と一緒で、先輩は美味しいお店とか教えてくれて、結構楽しい。 休日、せっかくだからひとりで歩いてみようと思い、レンタカーを借りて少し遠出をした。 場所は伏せるが、そこそこ栄えてるところで、観光客もそれなりにいた。 人混みが苦手な俺には、これくらいがちょうどいい。 店を見ながらしばらく歩いていると、住宅街に出た。こういうところにひっそりと名店があるかもしれないというのと、静かな場所を歩きたい気分だったのもあって、住宅街をそのまま歩くことにした。 少し歩いて電柱に張り紙がしてあるのに気づく。「探しています」とデカデカとした文字の下には、小学生くらいの少年の写真。写真の横には少年の名前や年齢、失踪時の服装や、性格が書かれていた。 なんとなく張り紙を見て、ゾッとした。 写真の少年はどこからどう見ても昔の俺だった。というか、名前もそう。ひとつ違うことと言えば服装。子供の頃の俺は、赤、黄色、オレンジといった明るい色の服を好んで着てた。 けど、この写真の少年は、紺色の服で、失踪時の服装も、水色のシャツに暗い色のジーパンと書かれている。 気味が悪くて離れようとしたが、あり得ない数字が見えた気がしてもう一度凝視する。疾走したのは7年前。7年前の俺は高校生だった。 同姓同名で顔が似てるだけと自分に言い聞かせ、再び歩く。 横断歩道をふたつ渡った先に、ビラ配りをしている中年女性がいる。女はやつれてて、老け込んで見えた。「この子を探してます。心当たりはありませんか?」 女性は押し付けるようにビラを寄越してきた。それはさっき電柱に貼ってあったものと同じで、気持ち悪くなって、「この辺に住んでないので」とつっけんどんに言い、ビラを押し返した。 女はビラを押し返す俺の手を掴み、俺の顔を覗き込む。「◯◯?」 女は俺の名前を呼ぶ。「違います!」「嘘だ! ◯◯
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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心の繋がり

 彼女との心の繋がりを実感した話。高校と大学が一緒の彼女、Aがいて、Aとは大学でようやく付き合えた。 まずは彼女のAとメンヘラ女のBについて語らせてほしい。 Aは快活な子で、いつも皆の中心にいるような子だ。共通の趣味もあったからよく話したりしてて、次第に彼女に惹かれていた。 Bは可愛いけどちょっと自分勝手なところがあって、苦手だったので距離を置いていた。Bも俺達と同じ大学に行きたくて受験したけど、落ちたらしい。 その後どうしていたのかは知らない。 本題に入る。俺は社会人になって2年経った頃、異動命令が出た。異動先は県外で、飛行機の距離だ。 Aにそのことを話して、別れるか遠距離恋愛になるか相談したら、Aは「別れる必要なんてないじゃん」と言ってくれて、遠距離恋愛することになった。 当時俺達は若かったから、おそろいのブレスレットを買って、「これを見る度に思い出すよ」なんて、小っ恥ずかしいことやってた。 それから間もなく異動し、Aとは毎日電話やメール。時々手紙のやり取りなんかもした。 メールは味気ないから、たまには自分の文字で伝えたいと、Aが始めた。提案された時は少しめんどくさいと思ったけど、始めてみると結構楽しくて、仕事帰りに文房具屋に行って、Aが好きそうな可愛らしいレターセットを買ったりもした。 ブレスレットと手紙は、俺を励まし、支えになってくれてた。寂しい時は寄り添ってくれたし、正念場が近い時は勇気をくれた。 それに、Aとは1ヶ月に1回会えたし、その日をご褒美デーと名付け、楽しんでいた。 異動してから半年経ったあたりで、異変が起こった。郵便受けに差出人不明の手紙が入ってて、「愛してる」とぎっしり書かれてたり、「私のこと好きでしょ? はやく合鍵ちょうだい」と書かれてたり、不気味だった。 同期に相談したら、証拠として手紙は取っておいて、他になにかあったらメモするように言われ、実行した。 Aには心配させたくなくて、このことは黙っていた。 ストーカーはエスカレートして、今日の俺と女の手が映った写真が送られてくるようになった。構図としてはどこからどう見ても隠し撮りで、俺は通勤ルートを歩いてたり、どこかで飯を食っている。手前にピースや指ハートを作った手がデカデカと映り込んでいる。 写真の裏には「今日も素敵♡」とか、「お昼美味しかったね、次は◯◯(
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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ストリートビュー

 子供の頃、病弱で入退院を繰り返していた。本もテレビも飽きた僕は、許可をもらってノートパソコンを持ち込み、遊んでいた。 最初はソリティアだったり、動画を見たりしてたけど、それもつまらなくなって、ストリートビューでなんちゃって旅行するのにハマるようになった。 最初は海外ばっかり見てたけど、自分が住んでる土地を見る方が面白いことに気づいた。近くのコンビニとか、学校とか。 中学や私立高校なんかを見て、「皆より先に中学生(高校生)になったぞ」とかやってた。 ストリートビューで小学校を見ると、生徒のいない校庭の中央に、ひとりの男が突っ立っている。若い男で、焦点のあってない目でこっちを見て笑っている。 あまりにも不気味だったので、その日はストリートビューでの旅行をやめた。 それから男はストリートビューで自分の街を見てると出てくる。ただ、いつもいるわけじゃなくて、出ない日もある。 1週間して、僕は恐ろしいことに気づいてしまった。男はこの病院に近づいてきてる。 恐ろしくなって、担当の看護師さんに、ストリートビューに映る男を見せながら、この男が病院に近づいてると言っても信じてもらえなかった。 退院したいけど、僕の意思でどうこうできる問題じゃないし、家に帰ったところで安全かどうかなんて分からない。 それから僕はストリートビューで旅行をするのをやめた。 看護師さんに男の話をした2日後、病室のドアが勢いよく相手、男が入ってきた。叫ぶと看護師さん、お医者さん、警備員さんがすっ飛んできて、取り押さえてくれた。 男は抵抗することなく、大人しく捕まったけど、最後まで僕から目を離さなかった。 両親や警察が呼ばれて、ストリートビューの話をしたけど、話してる最中に僕の体調が一気に悪くなってしまってそれどころじゃなくなった。 それ以来、体調が戻っても、両親は男の話をしなかった。 結局あの男は何者だったんだろ?
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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 見知らぬ土地でレンタカーを借りて気ままにドライブ。 平日昼間の田舎は人通りも車通りも少なくて、快適に走ってると、急な下り坂と上り坂が出現した。 断面がV字っぽい道って言って伝わるかな? 下り坂は急だからブレーキをかけながら、上り坂もかなり急なので、強めにアクセル踏みながら進むと、なだらかなカーブが連続する道に出た。 ふたつ目のカーブを曲がったところで、ランドセルを背負った女の子が飛び出してくる。ブレーキをかけても間に合わないから、アクセル踏んで女の子を吹き飛ばした。 バックミラーを見ると、女の子はあちこちから血を流して苦しんでいる。 可哀想とは思わない。飛び出してきたクソガキが悪いんだし。 しばらく進むと、今度はよぼよぼのお爺さんがよたよた歩いてて、イラついたから轢いた。待ってる義理もないし。 更に走らせると流石に疲れてきて、お店に立ち寄る。お店はコンビニと駄菓子屋を足して2で割ったような感じ。小学生が何人か集まって、買い食いしてる。 ひとりがアイスキャンデーを食べてて、私も食べたくなったからアイスキャンデーを買って、外で子供達から少し離れたところで食べる。 轢き殺したふたり、どうしよっかな。レンタカー返したらバレないかな? バレるかな? あ、そういえば傷がないかまだ確認してないや。 のんきにアイスキャンデーを食べながら考えた。 なんて夢を、何年か前に見たっけな。にしても、どうしようかな。ふたり轢き殺しちゃったけど。 夢の続き見れてたら、何かいい打開策があったのかな? アイスキャンデーを食べながら、のんきに考えた。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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友達の絵

 小学生の頃の話。私はどちらかというとインドア派で、休み時間は友達とお絵かきやおしゃべりをしたり、本を読んだりして過ごしてた。 あれは4年生の頃の木曜日。何月かは覚えてないけど、木曜日ってことだけは覚えてる。 というのも、私が通ってた小学校にはチャレンジタイムというのがあって、木曜日の5時間目、6時間目を使って皆で遊ぶから。 1年生から6年生のグループがあって、同じグループの人達と、校庭の決められた場所で遊ぶの。 流れとしては給食が終わって、お昼休みがあって、その後チャレンジタイムがあった。 その日、私は友達のAちゃんとお絵かきしてた。私自身は何を描いてたかは忘れたけど、Aちゃんは大きな鎌を持って、背中にコウモリの羽が生えた青年の絵を描いてた。 私は少女漫画のキャラなのかなって思った。 お昼休みが終わって、チャレンジタイムのために外に出る。下駄箱で靴を履き替えてると目眩がして目を閉じた。 目を開けると真っ暗な空間で、目の前にはAちゃんが描いてた死神の様な青年がいた。 絵がそのまま出てきたっていうより、その格好をした三次元の男だった。「地獄へ……」 男が私に向かって鎌を振り下ろす。鎌が私を切り裂く直前、私は下駄箱の前に戻っていた。 ほんの一瞬だけど、とても怖かった。アニメや漫画を見てて、死神のキャラを見るたびに、そのことを思い出す。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-21
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