これは俺が体験した話。とりあえず金縛りってタイトルにしてるけど、メインはこいつじゃない。 もちろん金縛りにもあうけど。 夜中、人生3度目だか4度目の金縛りに襲われた。息が苦しくて、圧縮されてく感じがした。こんなのは初めてで、急いで助けを求めないといけないと思い、無理やり動いて父の部屋に行った。 途中、何度も何度も叫んだ。姉に殴られるかもしれないとか、そんなの気にしてられない。自分の命が危機にさらされている。 本能でそう感じていた。 父の部屋についてホッとすると、目が覚める。この表現は正しくはないんだけど、この言葉が1番近いから勘弁してほしい。 気がつくと俺は自室のベッドに寝てた。父の部屋から戻ってきたわけではない気がした。 父の部屋に行ったつもりになっていたというか。 姉が殴り込んできたり、父が心配して顔を出したりしないあたり、きっと声すら出ていなかったんだと思う。 どれくらい後だろう? 朝、えげつない倦怠感で、ベッドから出るのもやっとで、息も苦しい。なんとか1階にある台所に行って口をゆすごうとしたところで目が覚める。 実際に朝。俺はベッドの上。この前金縛りになった時と同じだ。 こんなことが何回かあった。最近は落ち着いてるけど。幽体離脱って感じではない。幽体離脱したことないけど。でもあれって自由に動き回るイメージじゃん。 あんな重苦しいものが幽体離脱だとは思えない。 話はこれで終わり。オチがなくて悪いな。
Last Updated : 2025-12-21 Read more