彼女たちは並んで食堂へと歩いていた。足音が大理石の床を静かに打ち鳴らし、規則的だがどこか不自然な音を立てていた――歩調を合わせるために無理やり作られたリズムのように。セレーネはモルウェンナの横を歩き、ヴィヴィエンヌは少し遅れてその後ろを歩いていた。その眼差しは穏やかだが、計算に満ちていた。沈黙が長引きすぎた。これ以上放っておくわけにはいかなかった。セレーネがついに口を開いた。声は柔らかかったが、語尾には鋭い棘があった。彼女は振り向かずに尋ねた。「モルウェンナ、あなたは本当に、ディリアンを愛しているの?」モルウェンナは小さく微笑んだ。まるでその質問が彼女を楽しませたかのように。小首を傾げると、赤い髪がランプの光を受けて輝いた。「あなたは、彼のことがお嫌いかしら?」彼女はほとんどからかうように、軽やかに返した。セレーネはゆっくりと首を横に振った。「そういう意味じゃないわ。ただ、知りたいだけよ」モルウェンナの顔から一瞬笑みが消え、そして、恐ろしいほどの確信を込めて頷いた。「ええ」彼女は短く答えた。セレーネは再び尋ねた。今度はさらに深く、静かな声で。「なぜ?」モルウェンナが顔を向けた。その瞳は言葉では説明し難い輝きを放っていた。それは単なる愛ではなく、もっと古く、もっと暗く、遥かに永遠に近いものだった。彼女はゆっくりと言葉を紡いだ。「彼を愛することで、私は真の永遠に触れることができるからよ」セレーネの足が止まった。彼女は鋭くモルウェンナを振り返り、心臓の鼓動が速くなった。愛は呪いであるという、魔女が定命の者になるためには全てを手放さなければならないというラミアの言葉が、再び脳裏をよぎった。モルウェンナの説明は……違った。あまりにも違いすぎた。立ち止まって自分を見つめるセレーネを見て、モルウェンナは言葉を続けた。声は依然として柔らかかったが、今はより深刻な響きを帯びていた。「ディリアンは神聖な血を持っているわ」彼女は言った。「時間の呪いに汚されていない血。彼と共にあることで、私は空虚な永遠の幻影ではなく……真の生を生きることができるの」セレーネはその言葉を消化しようとした。胸が苦しくなった。何かが間違っている――単なる愛についてではなく、目的に関して。モルウェンナがディ
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