「蓮さんとこうやってお風呂に入れて、なんだか嬉しいです。最初は緊張しましたけど。蓮さん、長く入っていますが、大丈夫ですか?のぼせたりしてません?」 私のことを待っていてくれた彼は、私より遥かに長い時間入っているはずだ。お風呂の中でもたくさん話しちゃったから。大丈夫かな?「ええ。大丈夫です。そろそろあがります。美桜と綺麗な夜景を見ることができて良かったです」 その時、ふと優菜の言葉を思い出した。《一緒のベッドで寝たのに、キスだけって……。蓮さんが可哀想》 蓮さんは普通にお風呂からあがろうとしているけれど、一般的な男女の場合、このまま何もせずに終わる方が不自然なのかな。 私がいやらしいことばかり考えすぎ? 男性経験がないため、全然わからない。 そういえば、二人きりなのにここではキスもしていない。 海辺では、蓮さん、キスしてくれたのに。 もしかして、私に魅力がないから!? いや、きっと蓮さんはただ一緒に夜景を見ることが目的だったから、そういったことは考えていなかったのかな。 私に気を遣ってくれてる? いろんなことを一瞬にして考えちゃった。 私が蓮さんともっと触れたいだけかもしれない。 もっと求めてほしいって思っているから、こんなこと考えちゃうんだ。「蓮さん!」「はい?」 蓮さんはキョトンとして、どうしたんですか?と不思議そうにしている。 お風呂の中で少し移動をして、蓮さんに触れられる距離まで移動をする。 私は身体を伸ばして彼の顔を手で包み、チュッと軽くキスをした。「美桜……?」「私、蓮さんになら……されても怖くありません。それか、私って女性としての魅力が足りませんか?」 こんなストレートな質問、蓮さん困るかな。 ないですなんて、思っていても蓮さんの性格なら言えないよね。 彼の動きが止まる。「美桜と一緒に夜景を見ることが目的でしたので、ここでもし変なことをしたらマナー違反かと思っていました。でも、そんなことを考えさせてしまってすみません。答えを言うのであれば……」「きゃっ!」 彼はお風呂の中で、私を少し強引に抱きかかえた。 そして私の顎を上にあげ、キスをする。「んん……!」 優しいキスではない。 彼の舌が私の口の中に入ってくる。 舌と舌が絡まる。「はぁっ……」 吐息が漏れる。 お風呂に入っているた
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