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All Chapters of 玉封師: Chapter 61 - Chapter 70

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玉響の歌―1.蟷螂の卵―⑤

 そういう時、隅のほうで固まってしまうなみたを見ると本当に不憫で申し訳ない気持ちになるのだが、父親のいる生家に預けて常に針のむしろの上に居るような思いをさえることを思えばそんなもの比にならないだろう。 傍目に見ても仲の良い兄弟である竜太郎となみた。その兄が、自分が仕事中に弟を預ける場所として選んだのがこの託児所なのだ。「すんませ~ん。なみた連れてきましたぁ~」「おはよ、ござまーす」 案の定、一番乗りはこの兄弟であった。 ガラガラと扉が開いて長身の青年が姿を現す。恐らく、玉郎と並んでも引けをとらないと思われる大柄な兄の手をちょこんと握っているのは、ここの常連なみただ。 ふわふわとした柔らかい髪と、丸く大きな瞳。竜太郎の切れ長の鋭い目つきとはずいぶん印象が違う。きっと母親似なのだろう。 なみた、今日は兄の手を握るのとは反対側の手で、茶色いものが入った小瓶を抱えていた。「なみた君、おはよう。今日も一番乗りだね~」 にっこり笑ってなみたを出迎える帝太郎に、竜太郎が頭を下げる。「いつもいつも早くからすんません。五時までには迎えに来ますんで」 店の準備の都合上、誰よりも早くなみたを連れて来る竜太郎であったが、その代わり弟を迎えに来るのもいつも一番早い。なみたに関して言えば、お迎えが遅れて泣きべそをかいた、なんてことはまだ一度もなかった。「気にしないで下さい」 そんな竜太郎に、のほほんとした柔和な笑顔で帝太郎が応える。 竜太郎がここを弟の託児場所として選んだのは、ひとえに優しそうなこのオーナーの人柄にあった。どんなに朝早く預けに来てもにっこり笑ってなみたを抱きしめてくれる。こんな先生のいる託児所なら大事な弟を預けても大丈夫だろう。そう思ったのだ。 事実、毎日楽しそうにその日起こった出来事を語るなみたを見ていると、その選択が誤りではなかったことが分かる。「じゃあな、なみ。兄ちゃん、帰るからな。五時には迎えに来るからそれまで先生たちに迷惑かけねぇで良い子にしてるんだぞ?」「あい!」 大きく手を挙げて返事をする弟の頭をぐしゃ
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玉響の歌―1.蟷螂の卵―⑥

「あー、本当だあ。懐かしいなあ。私も小さい頃はよく飼ってましたよお、 カマキリ」  帝太郎たちと一緒になって瓶の中を覗き込んでいる。「さっちゃん、虫、平気なの?」 少し意外な気がしたので、恐る恐るそう尋ねてみると、きよとんとした面貌で「菜奈さんは苦手なんですか?」 逆に聞き返されてしまった。「え、ええ」 しどろもどろに答える。 「意外だなあ。菜奈さん、苦手なもの、なさそうなのに」 笑いながら沙織が言う。 自分と全く逆のことを思って、同じように「意外だ」なんて告げる沙織に、何だか可笑しくなってしまった菜奈子である。「そう? 私はさっちゃんが虫、平気だっていう方が意外だったわよ」 にっこり笑う。「え〜、そうですか? かわいいんですよ、カマキリって。ほら、こんな風にカマをですね……」 実演交じりでカマキリの仕草を真似る沙織に、何となく心が和む。(社長の考えは正解だったみたいね。彼女、すごくいい顔してる) ここに来たばかりの時は、もっと影のある感じだった沙織。今は全く違う。子供と接している姿を見ても、思わずこっちが見習わなくっちゃ、と考えさせられていることがあるくらいなのだ。 「菜奈ちゃんも見てごらんよ。まだ卵だし、気持ち悪くなんかないから」 楽しそうに話している二人の 従業員をしばし黙って見ていた帝太郎だったが、話が途切れたようなので声を掛ける。「なみた君、これ、ちょっと瓶から出してみていい?」 しやがみ込んでなみたのそれに自分の視線を合わせると 、帝太郎はそう尋ねた。「うん!」 こくんとうなずくなみたの頭を数回撫でると、帝太郎はポツポツの穴開きラップと輪ゴムでふたをされた瓶のロを開いた。 それから木の枝にくっついた卵をそっと摘み取ると、瓶の外に出す。「ほら、見てごらん」 枝ごと卵を菜奈子に差し出す。 差し出された卵に、一瞬た
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玉響の歌―1.蟷螂の卵―⑦

「す、すみません!」 気が動転していたとはいえ、折角なみたが持ってきてくれた命を粗末に扱ってしまった。 慌てて謝罪の言葉を述べる菜奈子に、帝太郎が申し訳なさそうに頭を下げる。 「ごめんね、菜奈ちゃん。僕がいらないこと言ったから」 「その通りだ」 しゅんとした帝太郎の言葉に、玉郎がニヤリと笑って相槌を打つ。「玉ちゃん……!」 玉郎の思感通り、自分の言葉に帝太郎は勢い良く反応してくれた。しおらしい帝太郎なんて気持ちが悪い。 わざと彼を焚き付けるようなことを言ってみた玉郎だったが、思いのほか効果があったので嬉しい。 両のこぶしを握りしめて反論する帝太郎の様子に、思わず笑みがこばれる。「玉ちゃん先生、その卵、ちゃんと赤ちゃ、生まれるかな?」  ロの端を笑いの形に歪めたと同時に髪の毛を引っ張られてぎよっとする。 「イタタタ……。ちょっ、なみちゃん。か、髪、痛ぇ!」  ギューツと引っ張られる髪の毛。その様を見て帝太郎が爆笑する。「あ! この野郎、笑いやがったなっ!?」  言いながら顔をしかめる玉郎。「大丈夫、 赤ちゃんはちゃんと生まれるっ! 五月終わり頃になったらきっと……なっ!?」 玉郎の言葉に安心したのか、なみたの手からカが抜けた。 髪を引っ張られなくなったことにほっと一息つくと、玉郎はなみたをそっと下ろした。「赤ちゃ生まれたら先生たちにも見せてあげりゅね」 自分の手から卵を受け取ってにっこり微笑むなみたに、文可の言えない玉郎であった。***  あれから数ヶ月――。 誰もがあの卵のことを忘れかけていた頃。 なみたが泣きながら 『つくしんぼクラブ』へやっ
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玉響の歌―2.春日―①

 その夜、 空には刺のように細い三日月が出ていた。 電気も通っていないような時代である。 こんな月の晩は、 辺り一面がぽぉっと霞んでいて、視界が余りよくないのだ。  一人の若者が、 そんな暗がりの中を灯りも手にせず道を急ぐ。 平安時代。 暗闇には魑魅魍魎が跋扈していると考えられていた頃である。 灯りを持たない彼の風情が、異様に見えることは言うまでもない。 牛車にも乗らず、従者の姿もないが、その出で立ちからして、彼がそれなりの身分であろうことは容易に推察出来た。 立烏帽子、直衣、指貫、浅沓。懐中からは畳紙が覗いている。  ――春日を捕らえよ! 調べがついている隠れ術者の中でめぼしい者は奴だけだ! いつの世にも狂人と呼ばれる人々はいる。 夜道を急ぐ彼を付け狙っている者も、そんな輩のうちの1人だ。(ここで捕まるわけにはいかない) 幾度も転びそうになりながら、彼は道を急いだ。 都に住む数少ない影の術者たちの姿が、1人、また1人と消え始めたのは今から丁度ひと月ばかり前のこと。  最初に消えたのは彼の友人であり、秘密の仕事をともに請け負う仲だった、隠れ陰陽師の鷹司。  平安の頃、国家は陰陽道に関する学問技能を持った者たちを陰陽寮という機関に入れ、ここの関係者以外の者がこの道を学ぶこと、技能を用いることを固く禁じていた。 それだけこの時代には、陰陽道というものが重要視されていたということだ。  隠れ陰陽師とはそうした「国家公認の陰陽師」とは別に登場してきた、いわゆる「裏の陰陽師」たちのことである。 公ではないのだから、当然役人に見つかれば罪になる。
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玉響の歌―2.春日―②

 ましてや今、自分は追われている身。 愛しい人を巻き込むわけにはいかない。〝かぎりなき雲ゐのよそにわかるとも 人を心におくらさむやは〟 だから屋形を後にする時、 彼女のもとに式をやってそんな歌を届けさせたのだ。 あれを見て、 彼女はどんな顔をしただろう。(いつか必ず戻るから……) 心の中でそう呟く。 故に、今、こんな所で捕まるわけにはいかない。 彼は月明かりも射さぬ闇の中を、這うようにして進んだ。  (俺が唯一信頼し、愛した女性……) 彼女にだけは、自分の本当の名を明かした。 陰陽師にとって名を明かすという行為は、命を預けることだと言っても過言ではない。 何故ならば、術者が術をかける場合に用いるものの中に、出生地、 生まれ年などと併せて名前が挙げられるからだ。 名は万物が持つ、最も簡素な〝呪〟である。 すべてのモノは名という呪によって縛られている。 古くから信じられている言霊という考えもこれと似たようなものなのだ。(郁乃……) 暗闇の中で一人小さくそうつぶやくと、 彼――春日――は夜空に細く浮かんでいる月を見上げた。*** 蠱物の中に蠱毒というものがある。 巫蠱と呼ばれることもあるこの呪法は、 古来より禁忌とされてきた。 これは蛇やトカゲ、 あるいはカマキリ、蜘蛛などをひとつの密閉された空間の中に置き、互いに共食いさせ、最後に生き残った一匹を殺して呪物として使用する呪術だ。 呪物として用いられる生き残りの 一匹は、いくつもの命を犠牲にしているため生への執着が強く、また犠牲になったものたちの恨みを一身に背負った存在となっているため、呪を施すには絶好の器とされている。 蠱毒
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玉響の歌―2.春日―④

 相手が自分たちを巫蠱を執り行う材料として見ているのならば、飢えに任せた殺戮が終焉を迎えるまで、ここの扉が開かれることはないだろう。(春日俺が死んだら肉は残さずお前にやる。だから何としても生き残れ。生き残ってそいつのもとへ行ってやるんだ)(鷹司――!?)(なに驚いてやがる。俺とお前の仲だろ? だってな、どうせ喰われるんなら面識のねえ奴らよりよく見知ったお前の方がいい。それにな――) そこで一呼吸置くと鷹司は静かに続けた。(俺にはお前のように待っててくれる相手がいねぇ。だから、な? その代わり、お前が先にくたばったら俺が喰らう。それが嫌なら俺より先に死んだりするんじゃねえぞ?) まるで自分の方が先に死ぬとでも言いたげな口振りに、春日は一瞬ハッとする。〝俺がここに移されたのはお前が来る一週間ばかり前だ〟 つまりはそれだけ鷹司の方が自分よりも弱っているということで。(鷹司……)(なぁ〜に辛気臭え顔してんだよ、春日)*** じゃれるように肘で小突いてきた鷹司が息を引き取ったのは、それから数週間後のことである。***「私の目論見通り、やはり春日――。いや本当の名は歌早伎か……。彼が最後の生き残りになりそうだな」 薄暗い室内で語られる嗄れた男の声に、別の男の声が応じる。「それに妙蓮様。もうひとつ面白きことが――」「――?」「例の洞窟内に春日とともに残っ ているもう一人。 それがあの者らしいのです」 男の言葉を、薄暗がりの中でもはっきりと分かる酷薄な笑みが迎えた。*** 殆ど声もなく壁に寄り掛かるもう一人の存在に、春日――歌早伎―
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玉響の歌―3.人蠱(じんこ)①

「僕、あのカマキリ許さないんだもん!」 今までムスッとした面持ちで玉郎の肩に載っていたなみたが、竜太郎たちの方をキッと睨んでそう告げる。 どうやら帝太郎が「生き残ったカマキリを連れて来て下さい」と言ったのが聞こえてしまったらしい。 間近で発せられたその声に、玉郎はハッとして我にかえった。 どうやら一瞬意識が飛んでいたらしい。 「で、でもな、なみた。あれはお兄ちゃんが」 いつになく強い口調でそう言ってのけた幼い弟に、 内心オロオロしながらといった体で竜太郎が口を開く。 「竜兄ちゃも……嫌い!」 言葉とは裏腹に、ぎゅうっ、と握られた己の髪に、玉郎は何だか切ない気持ちになる。 「なみちゃん……」 呼びかけて、肩上のなみたを優しく撫でる。 うつむいているなみたの顔が、下から見上げた玉郎にだけはしっかり見えた。 また目に一杯たまってこぼれ落ちそうになった涙を、今度は落とさないように必死になって我慢しているのが分かる。 なみたが、兄が許せなくて泣いているのか、兄を許せない自分が悔しくて泣いているのか、玉郎にも分からない。 でも、だからと言って何も伝えられないわけじゃないとも思うのだ。 茫然と立ち尽くす竜太郎に、「大丈夫」という風に淡く微笑んで見せると、玉郎はなみたを肩からそっと降ろした。 「なみちゃん」 そうして、なみたの前にしやがみ込んで耳打ちをする。 「なみちゃん、先生のお話、聞いてくれるかい?」 優しく囁かれる玉郎の声に、なみたがコクンとうなずいた。 「あのな、例えば……の話だぞ? 例えば……もしもなみちゃんとなみちゃんのお兄ちゃんがどこか知らない所に閉じ込められちゃって、何にも食べる物がもらえなかったとするだろ?」 玉郎の噛んで含めるような物言いに、なみたが小さく首肯する。 「なみちゃんを食べればお兄ちゃんは助かることが出来るかもしれない。もちろん、お兄ちゃんを食べちゃえばなみちゃんの方が助かれるかもしれないんだ。そんな時、なみちゃんだったら……どうする?」 子供には残酷すぎる質問かもしれない。それでも玉郎は、あえてその質問をしたのだ。 「僕を食べなきゃ……竜兄ちゃ、お腹へって死ん……じゃう、の?」 時折ひっくひっくとしやく
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玉響の歌―3.人蠱(じんこ)②

 掛け布団を外したこたつをテーブル代わりにしたものに頬杖をついた格好で、しばらく玉郎を見詰めてから、帝太郎はおもむろにロを開く。「ねえ、玉ちゃん」「んー?」 包丁を動かす手は休めずに、声だけで帝太郎の呼び掛けに応じる玉郎。 時折、鍋のふたを開けてみては中の具合を確かめている。鍋の中身は帝太郎の好物、野菜の煮付けだ。但し、シイタケは入っていない。 割烹着を着て料理をこなす玉郎は、どこか田舎のお袋じみている。 ましてや今作っている献立が煮物系、となるとそれは尚更だ。「今日ね、何だか様子が変だったじゃない? 何か気に病むことでもあったのかなぁって思って…」 気になってはいたけど、皆がいたから『つくしんぼクラプ』内では聞かずにおいた。「……」 帝太郎の問い掛けに、一瞬動きの止まる玉郎。「あ、べ、別に言いたくないんだったら無理に言わなくてもいいんだよ? いつも一緒にいるからって秘密ごと、しちゃいけないわけじゃないんだし」 玉郎のことが大切だからこそ、知りたくても追求してはいけないこともあると思う。 自分だって、先の事件が起こらなかったら彩音のことは玉郎には言わなかっただろうからだ。 あの時、帝太郎が何か隠していることを知っていて、玉郎は必要以上に自分からそのことを聞き出そうとはしなかった。 だから自分も無理には聞き出すまい。 帝太郎はそう思った。「帝太郎、俺が今から何言っても嫌わねえでいてくれるか?」 しかし、玉郎が自ら話してくれるというのなら話は別だ。 ややあって重い口調でそう問い掛けた玉郎に、帝太郎は淡く微笑んでうなずいた。 振り返り様に帝太郎のその仕草を確認した玉郎は、ガスレンジの火を止めて居間の方にやって来る。 そのまま帝太郎の正面に座すと、割烹着を脱いで話し始めた。「俺な、帝太郎。昔
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玉響の歌―3.人蠱(じんこ)③

「……その蠱毒をだ。例えば人間でやったとしたらどうなると思う?」「玉郎……?」 一体何を言い出すのだろう。 いつもとは全く違った雰囲気の玉郎に、内心疑問符の嵐の帝太郎である。 きょとんとした顔で玉郎を見遣った。「俺は昔、ある術者の手によって〝蠱〟にされたことがある…」 一瞬、帝太郎の頭の中が真っ白になる。 今、玉郎は何と言った?「俺はある女との約束を守るためにそこで何十人もの人間を喰らい、そして生き残った。即ち、〝人蠱〟となった――」「人……蠱…?」 そんなの、聞いたこともない。 大体、蠱毒という呪術は小動物で行っても多大なる効力を有する呪術なのだ。 それを人間で行っただなんて、狂っているとしか言い様がない。「玉郎、お前、狂人の呪のための器になったって言うのか……?」 静かな声音で問い掛ける帝太郎に、玉郎は緩やかに首を横に振った。「いや、どうやら俺は、その前に〝鬼〟になっちまったらしい…」「――え?」 どういうこと? 玉郎はある女性との約束を守るために生き残る手段として〝人蠱〟になったのではなかったのか? それとも人を喰らったりしたから〝蠱〟なる前に〝鬼〟になってしまったのか? 否ーー。 玉郎はさっき、自分は〝人蠱〟になったと言ったではないか。 それでは一体?「俺は〝蠱〟になっちまっても構わねえと思った。それでもう一度彼女――郁乃に会えるチャンスが得られるんだとしたらな。だが……」 玉郎が告げた〝約束〟というのは、「生きて必ず彼女会いに行く」というものだったのであろう。 話を聞きながら帝太郎はぼんやりとそんなこ
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