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All Chapters of 復讐クエスト: Chapter 111 - Chapter 120

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復讐クエスト3 / LV4 勇者リオナ 07

 「普通に昨日パーティーに着て行ったような感じで、普段使いとかデートに使えそうなセットを持ってきて」 北都さんがひと睨みして店内奥に金さんを追いやった。次に金さんが持ってきたのがまともなデート服だったので、ほっと胸をなでおろす。また変な服を持ってきたらどうしようかと思った。 彼(彼女?)の口添えもあり、モテデート服のコーデができあがった。ガーリーな仕上がりだ。デニムの袖にデニムスウェットを利用した、面白いデニムの7分袖トップス、ふんわりとしたコーラルピンクのティアードロングスカート、キャンバス生地の紺色スニーカー。私好みのカジュアルスタイルだけれども、お洒落! 金さんがいろいろ持ってきて中から北都さんが選んでくれた。「やーん、リオかわいい~♡」「いいじゃないか。馬子にも衣裳だ」 ひとこと余計な金さんのお褒めの言葉までいただき、デートコーデがこれで決まった。「あとはメイクだね。リオは美人なのにぜんぜんお化粧っけがないもんね。肌もキレイだし羨ましい~」 私は北都さんの方が羨ましいです!  時には女性、時には男性、変幻自在にどっちにもなれる正義の北都さんが…!「さあ、メイク術伝授するからしっかり覚えてね」「はい!」 北都さんの綺麗な指が私の頬に触れる。わぁ~ドキドキ!  ベースメイクから基礎を教えてもらい、眉の描き方、ラインの引き方なんかを学んだ。これだけでかわいくなれそうな気がした。 ――リオナはホクトからメイク術を学んだ! ――リオナはメイクがうまくなった! ――リオナは”デートコーデの洋服”を手に入れた! ――リオナは女子力が大幅にアップした! ――リオナはレベルがあがった!  なんだかんだと金さんと北都さんと一緒にいたので、買い物をして帰ったら夕方になっていた。明日に向けて準備だ…!  ドキドキしながら迎えた夜。眠れないのかと思いきや、結構ぐっすり眠れたメンタルつよつよ女子の私。お洒落な服に身を包み、北都さん直伝のメイク術で
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復讐クエスト3 / LV5 勇者リオナ 01

 車の中では緊張しないようにペラペラと私がしゃべった。今日行くゲームセンターはクレーンゲームがいっぱいあるとか、キンモンで久々に親友がログインして一緒にプレイしたとか、とにかく喋った。サングラスをかけたバッキンは「うんうん」と私の話を聞いてくれた。 (ああぁ~バッキンなんでこんなにカッコいいのぉぉぉ……!)  始終ドキドキしっぱなしだったが、ゲームセンターに到着したらそんなの関係ない状態。レースゲームでふたりで本気の対戦、UFOキャッチャー2000円でぬいぐるみ何個取れるか勝負したり、海賊船シューティングゲームで得点競いながら鬼コンボ決めて魔王討伐したり、とにかくとにかく、ゲーム好きの私たちには最高の時間を過ごした。  色気もなにもない白熱デートを終え、ご飯を食べて帰ろうということになった。軽いドライブの後、カジュアルルックでも入れる創作居酒屋のお店に行った。「今日、楽しかったね~」 普通にゲーム白熱した。たぶん女子力高い人は、バッキンと一緒に「おりゃあああ」という雰囲気で銃をぶっ放さないだろう。「最高に楽しかった。こんな楽しいデート初めて!」「ほんと? 良かったぁ」 バッキンは楽しんでくれた模様!「リオリオがあんなにバイキングゲームうまいなんて」「一人でオールクリアできるよ」「俺もやりまくったから一人でオールクリアできる」「ぷはっ。バッキンさすが~。今度”太鼓の超人”で対戦しよう!」 太鼓の超人とは、いわゆる音ゲーで曲に合わせて太鼓をたたくというシンプルなゲーム。多分、日本中の誰もが知っているゲームだと思う。  「リオリオめちゃ強そうだな」「当然でしょ。フルコンボクリアは当たり前」「まじ? 腕前えぐいな。俺、ゲーセン通って練習しよっかな」「じゃあ、一緒にゲーセン通いしようよ」「それじゃ練習になんないだろ」「そっか。じゃ、やめとく?」「いや、一緒に行こう。リオリオとゲーセン巡りやりたいな。めちゃくちゃ楽しい」
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復讐クエスト3 / LV5 勇者リオナ 02

 運転があるからバッキンがお酒を飲めないので、ふたりでノンアルコールドリンクで飲みの席の雰囲気を楽しんでいると、北都さんから連絡が入った。『リオ、そっちの首尾はどう?』「ボス、お疲れ様です。いい感じです!」 スパイみたいで面白いので、ついワルノリして言った。『ボスか。悪くない』 北都さんは満足げだ。『それよりリオ、いい映像撮れたから、帰りに大吉寄って。店開けておくから』「ほんとうですか? じゃあ、今から行きます」『デート終わってからでいいよ』「いえ。そういうわけにはいきません。今日は十分楽しみましたし、北都さんが頑張って下さった報告、聞きたいです」『いい心がけだね♡ カイと一緒においで』「はい」 電話を切り、バッキンに今の話を告げるとすぐに行こうと食事を切り上げて車を出してくれた。秋葉原まで急ぎ、近隣の駐車場に停めて居酒屋大吉へ。「北都さん、お休みのところありがとうございます」「悪者退治に休みなんて関係ないから」 ケラケラと笑ってくれる北都さん。うう…大好きです!!  そして今日は男性の方の北都さんの格好だ。相変わらず背も高くて凛々しくお洒落。女子はみんな落ちるやつだ。「お土産のおすそわけです。おひとつどうぞ」 ぷにぷに肉球もちという、その名のとおり肉球がおもちみたいにぷにぷにしているマスコットをあげた。今日のゲーセンの戦利品のひとつだ。「アラかわいい♡」 北都さんが笑ってくれた。素敵な笑顔だ。「早速だけど、撮ってきた映像見てくれる? 確認して欲しい」 用意してくれたノートパソコンをこちらに向けられた。 動画の再生モードにストップがかけられている状態だったので解除した。すると画面が動き出す。映っているのはヒキのカメラに捕らえられたふたりの男女。ひとりは北都さん、もうひとりは――(お局!!) ごくり、と生唾を飲み込んだ。いったいどんな映像が…。『佳子さんは頑張
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復讐クエスト3 / LV5 勇者リオナ 03

 『どんな風に邪魔をされたのですか?』『簡単よ。共有に入っていたデータを隠したり、操作してやったのよ。変に仕事ができるからそれがネックで。無能っぷりをアピールさせてやろうと思って、ちょっと権限使っていじっちゃった♡』 ド ク ズ が ぁ ― !(怒)『悪い女性(ひと)だ』『そのくらい腹が立って……』『でも、そんなあなただから僕は惹かれた』 ぎゅっとお局の背中を抱きしめ、肩にキスをする。『あ…聖さん…』『ほかにはないのですか? あなたがどれほどの悪女か、僕は知りたい。正直に話せば、これ以上のことも……』 そっとお局の胸の膨らみに手を添える聖さん。 きゃー、それ、落ちるやつ! 陥落するやつ!!『ほ、他の社員もッ……難癖付けて辞めさせたりとか……ッ、アアンっ』『ほかには?』『そ、それから……いうこと聞かないやつは…っ、さ、左遷にしたりとか…す、ストーキングして、ノイローゼにさせたり……』『もっとあるでしょう?』 ぐっと強く胸を掴んだ。『アアン、聖さんッ!』『早く言わないと、このまま帰りますよ?』『待って! 言うわっ。言うからやめないでぇ……』 それからお局は、息も絶え絶えにアンアン言いながら秘密をぜんぶ暴露した。 やばい。この人ずっとこんなことしてきたんだ。 社員への嫌がらせ、ストーキング、業務妨害…。ほんとクズ。明日、会社で引導を渡してやる! そして悶えに悶えたお局。あられもない格好でぜえぜえと息をしている。『佳子さん、僕と一生添い遂げてください。あなたを愛している』『あああ、聖さん、スキっ。スキぃっ、
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復讐クエスト3 / LV5 勇者リオナ 04

『えええそんな聞いてないです……』『聞かれませんでしたから』 あのかっこよさだったら誰でも勘違いしますよね。男だと思いますとも!『わ、私は……男性が好きなので…女性の方は…』 それを聞いてにこにこしていた聖さんがすっと顔色を変えた。『今、なんて言ったコラぁ?』 丁寧占い師から急展開でオラオラ系に大変身ですかっ。  例の怪力を武器に、指をゴキゴキと恐ろしい音を立てて鳴らしている。『僕が女性だってわかったら手のひら返すのかよ』 聖さんがぐい、と彼女の頬をひっつかんだ。『ひっ……』 お局はすでに涙目だ。  ぷぷっ。笑っちゃいけないけど、笑っちゃう! 『僕が好きだから一緒になりたい、運命の人だってって言ったのは嘘かぁ!?   乙女心弄びやがったのかよコ”ル”ぁ”!!』 聖さんが吠えた。  お局は涙を流して震えている!!  あはは最高。  北都(聖)さんは乙女なのね。納得。『ご……ごへんなふぁあうい……』 頬を握りつぶさんばかりの勢いで力を入れられているので、顔が変形しそうだ。お局はまったくちゃんと喋れていない。『ゆ……ゆ”る”じでぇ……』『許す? 僕たちこれからなのに?』『ぁぁ”ぁぁ……』 お局は恐怖におののき涙をぼろぼろ零している!  あははっ。ざまあ!『ず……ずびばぜん”……』『仕方ない。じゃあ、今までの行いを懺悔して。あとは僕があなたの面倒を見るから。職場でひどい目に遭わせた社員たち、武田さん、他にも大勢…今すぐ、懺悔しようね。悪しき怨念を断ち切って、罪を浄化させよう。いいね? 慰謝料払って職場を辞めると宣誓するだけの簡単な話だから』『ひっ……ひっく……』 聖さんは泣いているお局に向かってスマートフォンのカメラを向けた。『さあ、画面の前で誓って』『ひぃぃぃん……っ』『泣いてないでさっさと言え
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復讐クエスト3 / LV5 勇者リオナ 05

 というわけで翌日。決戦の舞台が用意された。なんと北都さんが直接うちの社に乗り込み、騒ぎを起こすから私が収集付けろ、とのことだ。昨夜遅くまで打ち合わせをしたからきっとうまく行く。  出社して荷物を置き、1Fのフロアで待っていると、大柄の男女になった聖さん(お化粧は漫画のおかまみたいなひどい状態)が占い師の装いになって乗り込んできた上に、大声を張り上げた。 「加藤佳子を出せっ、出せよぉぉ――――!! 僕は騙された――ッ! 愛を囁いておきながら逃げられたんだッ!!」  急に騒ぎ出した男女に驚いて社員が一斉に彼に注目した。  受付までつかつかと歩き、バアン、とフロントを叩いた。  ひぃ…すごい怪力だから、バアンの音がえぐい。「加藤佳子を呼んでくれ!! さあ今すぐ! 早く出せッ!!!!」「お、お客様、お、おおおおちついて、下さい」 受付嬢の三島さんが焦っている。「落ち着けられないよッ! 一緒になろうって言ったのに、何回も電話してるのに電話に出ないんだッ! どうなってる? どこに隠した!? あんたもグルか!?」 三島さんが涙目で困っていたので、さっと私が前に出た。「彼女は関係ありません。お客様。失礼ですがうちの課の者に用事でしょうか?」「ああそうだよッ。君、みてくれ! 僕と愛を誓い合い、今日この会社を辞めるって言ったのに、まだなんのアクションもないんだ! おかしいと思わないかっ」 聖さんは高らかにスマートフォンを掲げた。 ――ホクトは『お局が聖に愛を誓っている動画』を使った! 『佳子さん、僕と一生添い遂げてください。あなたを愛している』『あああ、聖さん、スキっ。スキぃっ、一生添い遂げるぅぅ~♡』『言いましたね。もう撤回はできませんよ?』『撤回なんか絶対にしませぇん♡』『では、おねだりしてごらんなさい』『ああ聖さんっ、もう我慢できないっ、きて、きてぇ――!』  大音量で恥ずかしい声が流れた……!  こ
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復讐クエスト3 / LV5 勇者リオナ 06

 ――モンスター・オツボネとの最終決戦! 「社長! どうか彼女を辞めさせてください。佳子は僕と一緒になると昨夜誓ったのです」 聖さんが社長に訴えた。「加藤さん。お客様がこのようにおっしゃっているが、どうなんだ?」社長が隣に座ったお局に聞いた。「あ……それは……その……」 ――モンスター・オツボネは青ざめて震えている!  今、向かいの席に聖さんが座っている。こちら側がファイブスター陣が座っていて、一番左にお局、社長の隣に専務、監査官が並んで座っている。それ相当のえらいさんばかりだ。私とバッキンは聖さんがいるように、と言われたので監査官の隣に着席している。 「罪を認めると言っただろう!! 僕を騙したのかッ!!」聖さんが吠えた。「罪? なにかしたのか、加藤さん」監査官が尋ねた。(よし、ここは私の出番!!) ――リオナが立ち上がった!   「社長、監査官、専務。いい機会なので見ていただきたい動画があります!」 私はスマートフォンを取り出した。 ――リオナは『お局の大罪に関わる証拠』を使った! 『職場でひどい女性がいるとか。許せないですね。どんな名前ですか? 姓名判断してみて占ってあげますよ』『武田里緒菜って女よ。今まで私の男に散々ちょっかいかけて、色目を使うのがうまいの』『なるほど…実際に占ってみましょう』 「いやああどうしてあなたがそんな動画を――モガッ」 お局が大声を出して私にとびかかろうとするので、バッキンが止めてくれた。「続き、しっかり聞きましょうよ」「ふごふご――っ」 ――モンスター・オツボネはバッキンのせいで呪文(言い訳)を唱えることができない! 『ほかにどんなことをされましたか? さあ、正直に言ってごらんなさい』『とに
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復讐クエスト3 / LV5 勇者リオナ 07

  「加藤さん…業務妨害とはいったいどういうことかね!?」 社長が声を荒げた。「ふごごーっっ」 ――モンスター・オツボネはまだまだ呪文(言い訳)を唱えることができない!  そこからはお色気展開のアンアン声入りの音声になったけれど、私はいっさい問題ないのでそのまま流した。社長たちは顔をしかめていた。『ほ、他の社員もッ……難癖付けて辞めさせたりとか……ッ、アアンっ』『ほかには?』『そ、それから……いうこと聞かないやつは…っ、さ、左遷にしたりとか…す、ストーキングして、ノイローゼにさせたり……』『もっとあるでしょう?』 「ふぎー、ふぎー!!!!」 ――モンスター・オツボネは……(以下同文) 『アアン、聖さんッ!』『早く言わないと、このまま帰りますよ?』『待って! 言うわっ。言うからやめないでぇ……』 社員への嫌がらせ、ストーキング、業務妨害などを語る動画が流された。社長たちは言葉のかけようがなく、ただ、黙って証拠動画を見つめ続けた。「ほかにも証拠がもろもろあります。毎週金曜日には残業を部下に押し付けて帰ってしまわれ、婚活パーティーに出席しておられたみたいです。柾谷さんにまでストーキングや軟禁をしたり、加藤さんはとんでもないお方ですよ」 思いつく限りの悪行、証拠を提出した。「――以上です。加藤さんは自主退職をされるつもりのようですので、社長の英断を期待しています。証拠とはいえ、お見苦しい点がありましたことはお詫びいたします」  にっこり笑顔で締めくくった。 ――モンスター・オツボネに10000Pのダメージ! ――モンスター・オツボネを撃破した!!(ファンファーレ)  やった! これでフィナーレよ!!  「お客様やうちの社員の申し出については理解いたしました。社で前向きに検討させていただきま
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復讐クエスト3 / LV5 勇者リオナ 08

「来週の勝負まで待てないから、悪いけど今、言ってもいい?」「い、いいよ…」 なになにいったい、なんの話――!!??  心臓が飛び出しそうだよ――っっ。「この前さ、婚活パーティーで”マサ”ってヤツに会ったよね?」「ヘッ!? なんで知ってるの……」 突然マサさんのことを言われた。どうしてバッキンがマサさんのことを…。「あれ、俺なんだ。”柾谷櫂(まさたにかい)”で、マサって名札に書いた」「うそっ、マサさんってバッキンだったの!?」 似てるとは思ってたけど……っ!! ぜんぜん気が付かなかった!!!!「どうしてパーティーに来たの? 教えてくれてもよかったのに」「かわいくなって婚活パーティーに潜入する里緒菜が心配だったんだ。北都さんたちに頼んで変装して紛れ込んだ。俺が里緒菜と一緒にいたら君に変な虫がついたりしないし、守れるかなって思って」「そうだったんだ。私のこと…守ってくれたんだね。ありがとう」 嬉しくてにっこり笑ったら、バッキンに抱きすくめられた。「里緒菜。好きだ。俺の好きな子は、君。武田里緒菜だ。マサに言ってくれた、職場でゲームの話ができる人って…宇治川さんのことだよね? 俺っ、宇治川さんみたいな包容力ないし、まだまだこれからだけど…里緒菜だけを大事にするから! 宇治川さんを忘れさせる! 偽装の恋人みたいな関係じゃなくて…俺と付き合って欲しい!!」  う……宇治川さん?  なんでそこで宇治川さんの名前が出てくるのっ。 「バッキン、ちょっと待って。なんか、すごく勘違いしてるんだけど…」「勘違いって?」「私の好きな人のこと! 私の好きな人はバッキンだから!! 宇治川さんじゃないよっ」「え…?」 ――バッキンは目がテンになった! ――恋煩い勇者・リオナの反撃! 「つい最近、あなたが好きだって気が付いたの。バッキンと一緒にいたら楽しいし、趣味も同じでゲーム好きだし
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復讐クエスト3 / LV5 勇者リオナ 09

 それから暫くして、マーケティング課の社員がひとりずつ呼ばれてヒアリングされた。お局の動向を社長が社員全員に尋ねてくれたのだ。彼女の懲戒免職処分が決定されるのも時間の問題だろう。二度とこの課へ戻ってくることがないことを願う。  さらにお局は、辞めて行った社員への償いも残っている。会社としてもお局の悪行を見抜けなかった社長は、これからアフターフォローや被害者の社員への対応に追われることだろう。  大きな企業ともなれば、問題社員が1人や2人発生することは仕方ないと思う。だからこそ社員たちの声にもっと耳を傾け、よりよい会社づくりが必要なのだ。 お局がいなくなれば、マーケティング課も平和になるだろう。誰も嫌になって会社を辞めたりしないはずだ。  これからマーケティング課はクリーンになり、働きやすくなるだろう。  業務内容自体は面白いから、営業二課から本格的にマーケティング課への異動、検討してみてもいいかな。マーケティング課なら営業一課(バッキン)との接点も多いし、オフィスラブが楽しくなりそう!  そして大吉へやってきた。バッキンはお姉さんを迎えに行くので遅れてやってくる。「北都さぁぁぁぁ――――んっ」 大吉の店内に入った途端、私は北都さんめがけて一直線!「リオ! 来てくれたんだね」 ポニーテールに法被姿。イケメンの北都さんもいいけれど、やっぱりこの姿の北都さんがいいねっ!「今朝、ありがとうございました! おかげでお局の悪事を公表できましたし、胸がすーっとしました! 多分彼女、クビになります」「ふふ。よかった♡」「ほんとうにありがとうございました。あ、バッキンと付き合うことになったんです」 忘れず報告。「そうなの~♡ リオ、日曜日デート頑張ったんだね。おめでとう~♡♡」 北都さんは嬉しそうに笑ってくれた。仲間が幸せなら私もハッピー、と言ってくれるあなたは女神様です。「こんばんは」 一歩遅れてバッキンがやってきた。隣にいるのは――あれ!?  「きゃ――っ、リオリオ久しぶりぃぃっ
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