All Chapters of 女装メイドと婚約破棄された悪役令嬢は、幸せな結末を目指します: Chapter 311 - Chapter 320

354 Chapters

第311話

【ソプレス王国の第一位王位継承者の生存が確認】そんな新聞が出回るようになったのは、私がアレクサンドにネックレスを預けた数日後のこと。反乱軍は相変わらず地方で留まってはいるものの、今回の新聞のこともあり支持する人が増えているとか。そんな話を、指をくわえて見ているしかできないのが悔しい。それにしても、ソプレス王国の王位継承者が生き残っていたなんて。そんなことは全然知らなかった。元々のゲームでは、そんな人物は現れなかったはずだ。それだったら覚えているはずだから。そうでないということは、知らない内に私が何か関与してしまったんだろうか。「随分と大きな話になりましたね」「ヤコブ……」学園で呆然と新聞を眺めていると、後ろの席に座ったヤコブが声をかけてきた。彼なら何か知っているだろうかと、話を続ける。「こんなの予想外よ。王位継承者なんていたら、支援をしている最中に気付いたはず。でも、そんな人はいなかったし……一体どこでズレが生じたの?」「ああ……それなら、知ってはいるんですが」「教えて!」気まずそうに呟くヤコブの袖を、私は掴んだ。私の剣幕に周囲の生徒達が訝しげに見てくるが、そんなの気にしなかった。全部全部、私の知らない所で何かが進んでいるのだ。このまま待っているだけなんてできない。睨むように見つめてくる私の顔を見ると、ヤコブは深くため息をついた。「……みんなで話しましょう。四人で」わざわざ四人と指定してきたということは、転生者の四人のことだ。すぐに後ろを振り向くと、ちょうど騒ぎに驚いてこちらへ近づこうとしていたイザベラと目が合った。私の視線を受けて、小さく頷いてくれる。さらに奥で女子生徒に囲まれているドミニカを見ると、彼女も色々と察しているのだろう。同じく小
last updateLast Updated : 2026-04-15
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第312話

私がリリアンナになった日。あの頃にはもうソプレス王国は滅亡していた。その時に出会った男の子がシヴァだった。お父様の友人の息子。高貴な家の出のはずの、何故か名前や正体を隠して生きてきた男の子。ソプレス王国の王族だったとすれば、お父様と友人同士だったのも納得がいく。だって、遠縁の親戚にあたるのだから。私がまだ【魅了】が制御できなかった頃、一緒にいられたのもそのせいだろう。遠縁だが血は繋がっている上、王族なのだ。【魅了】が効かないはずだ。ソプレス王国が故郷だと言っていた。正体がバレたくないと、女装までしてソプレス王国に付いて来てくれていた。そういえば、やけにソプレス王国に詳しかった気がする。ヴォルフガングと仲が良いのだって納得だ。だって、彼は王宮騎士団の団長だ。王城で会わないわけがない。復讐のためにと閉じ込められていたのだって、こうして反乱の旗印にできるからだろう。ソプレス王国の復興のためだとすれば、シヴァを捕らえておきたい人物がいるのも当然だ。アルベリヒとディトリヒの裁判の時だって、嫌でも最後まで話を聞いていた。彼はきっと、ソプレス王国が奇襲された時にでも彼らと会っていたのだろう。両親を殺した仇なのだ。その裁判ならば、どれだけトラウマであろうと聞きたがったのも納得だ。頭の中で、全てが繋がっていく。シヴァが、ソプレス王国の王子だったのだと。「シヴァが、ソプレス王国の王子……」「だとすると色々と話が変わってくるわね」冷静にドミニカが言葉を紡ぐ。ちらっと彼女を見れば、いつもの笑顔は消えて冷たい表情で何かを考えていた。「リリアンナ嬢にはお話したけど、私にも色々あるのよ。……それにしても」彼女は立ち上がると、ヤコブの前に立ちふさがる。急なことに彼も
last updateLast Updated : 2026-04-15
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第313話

「反乱の首謀者なんて、捕まって打ち首になるに決まってるじゃない」ドミニカの言葉に、一気に頭が冷えた。先程までのほっとしていた気持ちが一気に萎んでいく。「さすがに、今その話をするのは……!」「事実よ。今の内に考えなくてどうするの? 私からすると敵か味方かも分からないし」ヤコブが制止するが、ドミニカは腕を組んだ状態で当たり前のようにそう告げた。彼女の言うことも正論だ。否定はできない。シヴァが捕まってしまう?ここでは戦況なんてよく分からない。でも、アレクサンドは人を送ると言っていた。調査のために。それが終われば、きっと出兵するに違いない。いくらシヴァが強くても、多勢に無勢で勝てるとは思えない。「なら、止めなきゃ……」「どうやって?」「分からない。でも、シヴァと会って、止めるように言ってくる! 話くらいはできるはずだもの」勢い任せにそう叫ぶと、ドミニカは困ったようにため息をついた。子供っぽいのは分かっている。でも、動かなければいけないのだ。まだ何もシヴァと話せていない。そんな状況で、おめおめとシヴァが投獄されるのを黙って待ってなんていられないのだ。そこで、ふと思い出した。アレクサンドに頼んでいたネックレスの件。あの報告がそろそろ上がるはずだ。その時、頼んでみよう。危険地帯の中心にシヴァがいるのだから、ネックレスはきっと反応するはず。そうなれば、アレクサンドからシヴァがいたと報告が上がる。その際に正直に言うのだ。シヴァが反乱に関わっていたとしたら、私が止めるよう説得するから待って欲しいって。せめて罪を軽くしてほしいって。どう考えたって難しいかもしれないが、やらないよりはやった方が良い。「アレクサンド様にも報告する
last updateLast Updated : 2026-04-15
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第314話

そこは、反乱軍とそれに反対する領主の兵が争っている場所だ。オレの姿を見ると、味方は目を輝かせる。相手はオレが誰かよく分からないのか、首を傾げているがすぐに思い知ることだろう。オレの強さと存在感を。青い炎を手に纏わせ、一閃すればその炎が広がり場を分断してしまう。味方は触れても熱さを感じないのか、気にせず攻撃を繰り返し、敵は熱さにやられて退避するしかない。「な、なんだこれ⁉」「水魔法でも消えないぞ!」そのまま場が収まるまで、青い炎を維持し続ける。オレ一人で、戦況はあっという間にひっくり返った。「このっ! 負けてたまるか!」オレが主導だと気付いた敵の一人が、剣を構えて突進してくる。この炎の熱さに耐えて突進してくる様は感心だ。しかし、その剣をあっさり捌き、相手が体勢を崩した内に頭部を柄で殴って気絶させる。地面に倒れた男を一瞥すると、オレはもう戦況は落ち着いただろうと引くことにした。「捕らえて捕虜にしておけ」「はっ!」近くにいた反乱軍の一人が、気絶した男を連れて行く。こういう荒っぽいのは苦手だ。オスカーとの生活を思い出す。「はあ……」「お疲れのようですね」突然の声に動きを止める。人混みが嫌で、街中の裏路地を通っていたためか、ちょうど良く周囲に人はいない。声は低めにしてあるが、どうやら女の声のようだ。「何者だ?」「報告を受けに来ました。これを見れば、信じられますかね?」屋根の上から光る何かが飛んでくる。キャッチして見てみれば、金装飾のターコイズのネックレスだった。銀のチェーンが特徴的なそれは、魔力を帯びた輝きを放っている。「リリーの?」「ついでに貴方を探して欲しいと頼まれてきましたので。預かり物です」これを渡した時の彼女の表情を思い出す。
last updateLast Updated : 2026-04-15
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第315話

イザベラに支えられるようにして立ち上がり、部屋を出る。廊下に出ると、ネックレスを握り締めたまま思わずイザベラに抱き着いてしまった。涙が溢れてくる。混乱して、訳が分からなくて。「イザベラ……どうしよう。シヴァ、いないって。そんなわけないのに……」「ほらほら、人前で泣かないの。控室まで待ちなさい」確かに、冷静になって見れば、周囲では普通に王城に使えている人々がいる。アレクサンドの執務室を出た途端泣き出した私を、彼らは訝しげに見ていた。そりゃ、前婚約者が王子と対面直後に泣いていたら不自然だ。アレクサンドの名誉にも関わる。私は慌てて姿勢を正すと、ハンカチで涙を拭った。泣くのは後だ。考えるのも、まだ後のこと。  ***  「……で、どういうことですの?」リリアンナと控室で話をして、本日の王妃教育を終えた後のこと。イザベラはアレクサンドの執務室に再度訪れていた。もう夜遅く、外はすっかり暗くなっている。明日は休日のため、イザベラは王城に一泊することも可能だ。それが分かっていての、この動きだった。「やあ、イザベラ。今日は泊っていくのかい?」そろそろ仕事を終えて私室に戻ろうとしていたアレクサンドは、キリの良い所で筆を止める。ノックも無しに入ってきてこちらを睨みつけるイザベラに対して、彼は変わらない笑みを見せた。席を立つと、そのままイザベラに近寄り彼女を抱きしめる。イザベラは何事もなく、それを受け入れていた。……わけではない。「誤魔化さないで下さい」抱き寄せている腕が、両手で強く押し返される。少し体を離すと、イザベラは杜若色のつ
last updateLast Updated : 2026-04-15
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第316話

帰宅した私は、部屋に戻ってさらに泣いていた。アレクサンドの言葉が忘れなれない。理解できないのだ。「絶対、ユリフィース・ソプレスがシヴァだ」そうは思っても、何故アレクサンドはシヴァはあの場にいないと言ったのか。いくら考えても理解できないのだ。バルバラやルネ、お父様がどうしたのかと心配して顔を出してくれたが、それでも泣き止むことは無い。一通り考えるだけ考えて、翌朝になる頃には考えても無駄なんだと色々察した。そんなことに頭を悩ませるよりも、いっそ会いに行ってしまった方が良い。そう決めたのは、朝日が部屋に差し込んだ頃だった。早朝の屋敷は、遠くから微かにメイド達が朝食の準備にいそしんでいる音しか聞こえない。随分静かだ。「誰なら、手伝ってくれるかな……」私の交友関係と、手伝ってくれそうな人とそうでない人。ベッドから起き上がり、私は黙々と筆を走らせた。「……よし」そうしてでき上がった紙を掲げてみる。大丈夫。なんとかなるはずだ。「おはようございます、お嬢様。お目覚めですか?」いつもよりも心配そうなバルバラの声が響く。もう起床時間になったようだ。「起きてるわ。おはよう、バルバラ」その紙を慌てて隠すと、私は何事もなかったかのように笑顔を向けた。 まずやって来たのは、ドミニカのところだった。休日の彼女は、いつも通り研究所に来ていた。なんだったら、彼女が来る前から私は研究所前で待ち続けていたのだ。「おはようございます。ドミニカ嬢」私の顔を見て驚いたように目を丸くした彼女は、研究室の中の自室に快く通してくれた。部屋は狭いが、ドミニカの研究資料や書類、書きなぐったメモを保存しておくのには十分だ。端にある簡素な椅子に座らせられると、私は彼
last updateLast Updated : 2026-04-15
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第317話

クルトと呼ばれた男性は、ドミニカと同じ白衣に身を包んでいる。「あの、レスピナス嬢が僕なんかに何か……?」ここでもドミニカは人気なのだろう。彼女の姿を見ると、クルトはぽっと頬を赤らめる。長い髪をかき上げ、小首を傾げて上目遣いで彼を見るドミニカは、確かに美しい。片言の言葉も相まって可愛らしさも溢れている。「突然、本当にごめんなさイ。私の友人が、どうしても急いで行きたい場所があるそうなノ。だかラ、研究中のあの馬車を貸して欲しくっテ……」「あ、あのレスピナス嬢がそう言うならどうぞ! 試作品ですが、大丈夫ですか?」「十分ですワ。何かあれバ、それも報告しまス。あレ、まだ長距離移動のテストはしていませんでしたよネ?」ドミニカの言葉に、クルトは嬉しそうに笑った。彼が抱えていた紙の束が、ばさりと床に落ちる。「あ、あ、ありがとうございます! いやー、長距離移動のテストって、時間もお金もかかるし、その間僕は何もできなくなる市で困っていたんです! そもそも、あの馬車だって研究中に偶然できそうだからと、試しに作ってみたサンプルですしね。あくまでメインの研究は別ですから、そんなに時間も費用も捻出できなくて。でも、絶対面白い作品だと思うんですよ! この前、試しに近所を巡ったりしましたが、やっぱり速さと軽さと馬への負担の少なさは最高ですよ!」クルトは目を爛々と輝かせてドミニカの肩を持ち、熱っぽく話す。その勢いに、さすがの彼女も引いていた。研究者気質の男性らしいというか、なんというか……部屋の外で呆然としていると、クルトは私の存在に気付く。ドミニカの肩から手を離すと、今度は私の手を取ってきた。急なことに反応ができない。「貴女がご友人ですね! ぜひ感想をお願いします! 馬車の中にレポートは入れておきますから、何か異音や不審な点があったら、その時間と場所と移動距離を記載して……」「クルト様
last updateLast Updated : 2026-04-15
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第318話

翌日の朝。私は何事もないように目覚めた。「おはようございます。お嬢様」バルバラが朝の紅茶と水桶を持ってやって来る。シヴァではなくバルバラがやって来るのにも、もうすっかり慣れた気がする。私が顔を洗っている間にバルバラがカーテンを開ける。今日は快晴。良い天気だ。抜けるような青空が広がっている。その鮮やかさはシヴァの瞳のようだ。「朝食はどうなさいますか?」「今日は卵メインで。果物も多めに欲しいわ」「分かりました」紅茶を飲み終える頃には、バルバラが控えていたメイドに指示を終えている。用意されたワンピースへと着替え、私は食堂に向かった。今日の服装はコバルトブルーを中心としたフレアの多いワンピースだ。少し動きやすいよう、丈はくるぶし程度に抑えられている。白いレースやリボンが裾にあつらえられており、ちょうど良い差し色になっていた。髪型は動きやすいようポニーテールにしてもらった。ワンピースと同じ、コバルトブルーと白のリボンがよく似合っている。「おはようございます、お父様」「おはよう、リリー」食堂には既にお父様とルネが来ていた。他の使用人の人々も忙しなく動いている。いつも通りの光景だ。「今日はヴァイゲル公爵家のところへ行くんだってね」「はい。少しお勉強を見て欲しいとお願いされまして」「良いことだ。婚約解消したとはいえ、ヴァイゲル家とは仲良くしておいた方が良い」食事をしながら、お父様は今日の予定を確認していた。これもいつものことだ。ルネも後ろで手帳を確認し、必要があればメモを加えている。後で何かあった時に、必要事項をお父様へ教えるためだ。「お父様は、今日は王城でお仕事ですよね?」「ああ。ナンニー二家の海外との商談の内容についてね。関税もあるから、なかなか大変なん
last updateLast Updated : 2026-04-15
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第319話

「申し訳ないけど、一度屋敷に取りに戻って欲しいものがあるの」ヴァイゲル公爵家の書庫で勉強していたリリアンナは、席を立ってそう言った。なんでも、マルグリータに渡すつもりだった教科書を置いて来てしまったんだとか。その話を聞いて、メイドはこくりと頷いた。「分かりました。私室の机の上ですね」「ええ、オレンジの背表紙のものよ。よろしくお願いするわ」奥にいるマルグリータにも礼をして、メイドは屋敷を後にする。モンリーズ公爵家の馬車に向かうと、御者が馬車の手入れをしながら控えていた。急に現れたメイドの姿に、彼は目を見開いている。「どうしたんだ?」「お嬢様の忘れ物を取ってきて欲しいって。屋敷まで戻れる?」「ああ、いいよ」御者は何も疑わずに馬車を出した。屋敷に着くと、言われた通りメイドはリリアンナの私室へ向かう。言った通り、一冊の本が机の上にあった。それを持つと、慌てて部屋を飛び出していく。「あら? 貴女、なんでここにいるの? お嬢様は?」「忘れ物を取りに行って欲しいと頼まれまして」廊下で偶然バルバラと会い、呼び止められる。そう答えると、納得したバルバラに見送られた。メイドはバタバタと再び馬車に乗り込んでいく。そんな彼女の様子を見送ったバルバラは、不思議そうに首を傾げた。「お嬢様が忘れ物なんて、珍しいわね」 メイドがヴァイゲル公爵家に着き、本を持って書庫に向かう。中を覗くと、ポニーテールをしているリリアンナの薄い紫色の髪が見えた。こちらに背を向けて、熱心に勉強しているようだ。「お嬢様、お忘れ物です」「あ、ありがとうございます」教科書を渡そうとすると、こちらを向いていたマルグリータが笑顔で受け取る。リリアンナはこちらを振り向かないが、小さく頷いていたのを見てメイドはマルグリータに教科書を渡した。
last updateLast Updated : 2026-04-16
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第320話

イザベラが用意してくれたのは護衛だけではない。移動中の食事や着替えも、この馬車に積み込んでくれた。最短での移動経路はメロディに相談し、地図に印までつけてくれている。マルグリータは私が脱出するための時間稼ぎや囮と、知り合いの女性陣達に全面協力してもらい私はここまで来られた。メイドに忘れ物を取りに行ってもらっている間に、私はマルグリータの侍女の一人に変装魔法をかけたのだ。背格好が似ていて髪質が似ている侍女に魔法をかけ、髪色と服装を似せれば後ろ姿は目立たない。そのままマルグリータの協力で時間を稼いでもらい、メイドを煙に巻いてもらって「お姉様なら先程慌てて帰りました」と言ってもらうのだ。屋敷に戻れば、机の引き出しに私の手紙が残っている。騒ぎになりそうになったら、イザベラからも言ってもらうという寸法だ。お父様もバルバラもルネも、みんなが心配するかもしれない。それでも、私は行くしかないのだ。シヴァに会いたくてたまらない。なんで、何も言わずに出ていってしまったの?目的って何?アレクサンドが言っていたことは本当なの?もし嘘をつかれていたなら、何かシヴァと関係や繋がりがあるの?分からないことは色々ある。その何も、私は知らないし理解できない。それでも、彼が何か危ない目に合っているなら止めなきゃいけない。だって、私が望むのは…… シヴァとの穏やかで幸せな生活なんだから。  ***  到着したのはそれから三日後だった。場所はアマトリアン辺境伯領の隣の地域。もうすでに反乱軍は、旧ソプレス王国とアマトリアン辺境伯領、その周辺の小さな村は確保してしまっているらしい。本来なら六日はかかるであろう距離を、休まず移動させて三日。さす
last updateLast Updated : 2026-04-16
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