【ソプレス王国の第一位王位継承者の生存が確認】そんな新聞が出回るようになったのは、私がアレクサンドにネックレスを預けた数日後のこと。反乱軍は相変わらず地方で留まってはいるものの、今回の新聞のこともあり支持する人が増えているとか。そんな話を、指をくわえて見ているしかできないのが悔しい。それにしても、ソプレス王国の王位継承者が生き残っていたなんて。そんなことは全然知らなかった。元々のゲームでは、そんな人物は現れなかったはずだ。それだったら覚えているはずだから。そうでないということは、知らない内に私が何か関与してしまったんだろうか。「随分と大きな話になりましたね」「ヤコブ……」学園で呆然と新聞を眺めていると、後ろの席に座ったヤコブが声をかけてきた。彼なら何か知っているだろうかと、話を続ける。「こんなの予想外よ。王位継承者なんていたら、支援をしている最中に気付いたはず。でも、そんな人はいなかったし……一体どこでズレが生じたの?」「ああ……それなら、知ってはいるんですが」「教えて!」気まずそうに呟くヤコブの袖を、私は掴んだ。私の剣幕に周囲の生徒達が訝しげに見てくるが、そんなの気にしなかった。全部全部、私の知らない所で何かが進んでいるのだ。このまま待っているだけなんてできない。睨むように見つめてくる私の顔を見ると、ヤコブは深くため息をついた。「……みんなで話しましょう。四人で」わざわざ四人と指定してきたということは、転生者の四人のことだ。すぐに後ろを振り向くと、ちょうど騒ぎに驚いてこちらへ近づこうとしていたイザベラと目が合った。私の視線を受けて、小さく頷いてくれる。さらに奥で女子生徒に囲まれているドミニカを見ると、彼女も色々と察しているのだろう。同じく小
Last Updated : 2026-04-15 Read more