「敵機来襲!」「敵機来襲!」 敵艦載機の来襲に警戒する警報で目を覚ます。 誰かが艦長室のベッドに運んでいてくれたようだ。 時計を確認する。 ……8時間くらい寝ていたか。 軍服のまま寝ていたので、軍帽を被り、そのまま急いで艦橋に戻った。「おはようございます提督!」「状況は?」 副官のクリームヒルトさんから資料を受けとる。 私が寝ていた間は敵が来ていなかったようだ。「攻撃機32機、制空戦闘機8機の模様です!」「B-869ブロックに対空砲で追い込み、ミサイルで仕留めろ!」「了解ポコ!」 寝たために頭の体力が戻ったのか、自分でも自分の指示が的確だと驚く。 まぁ、この世界で沢山の戦闘経験を積んでいるからなのだが……。「敵機撃墜6機確認、敵機後退します!」「よし! 今のうちに補給と修理を急げ!」「了解ニャ♪」「まかせろクマ♪」 装甲機動歩兵の弱点は艦載機だ。 相手も次々に嫌な攻撃を繰り出してくる。 誘導灯が点滅し、補給艦とのドッキングを果たす。 傷病兵を移し、エネルギーや物資を受け取るハンニバル。 追加の装甲板を急いで装着して、敵の猛攻に備えるエールパ星系艦隊。 しかし、その後は敵の攻撃も散漫だった。 お陰で皆の余裕もある。 横を見れば、副官殿がキビキビと指示を出している。 しかし一体……彼女は何時寝ているのだろうか。☆★☆★☆ その後、三日間も戦闘が続いた。 二日目にはエールパ星域から、シャルンホルストさんが率いた援軍も加わったこともあり戦局は好転。 ルドミラ教国艦隊はアルデンヌ星系侵入より6日後に全軍撤退してくれた。 ……有利な防衛戦とはいえ、大勝利であった。 その後、我々は艦上で戦勝を祝い、食糧庫を開放し簡易の戦勝パーティーを開いた。 多少のアルコールとタバコも振舞った。 皆が喜んでいるのを見届けた後、私は艦長室に戻り帽子をとる。「……ふう、疲れた……」 支店で営業部隊を率いる支店長も人知れず苦労していたのかな、などと思いゲームをログアウトして現実世界に戻った。☆★☆★☆ 私は現実に戻り、風呂に入った後に近くの居酒屋に行った。 現実でのひとり戦勝祝賀会である。 ちょうどお腹も減っていたし……。「いらっしゃい♪」 店員さんに会釈をして、お一人様用のカウンター席に座る。「餃子二人前
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