100. カラスたちの戯れ 最終話 魂の音楽 アキラの企画したプロ団体は想像のはるか上を行く大人気企画となった。 予想以上の大手がスポンサーに付いてくれたこともありプラスアルファリーグは地上波放送もされる超大人気番組となる。 アキラはここまでうまくいくとは想像もしていなかった。まさか道楽的に企画したものが大当たりしてしまうとは。 そもそも、戦術指南書だってコテツの思想、戦略、技術があまりに素晴らしいものだったから記録に残したいと思ってほんの趣味で書いただけだったのに、それを評価されて出版になり、文章力があるからと小説も書いてみないかと言われて書いたら超絶大ヒット。 雀神コテツに挑むっていう自分自身の青春の話がこんなに読者の心を掴むとは思ってもいなかった。 人生は何がどういうきっかけで化けるか分からない。 ほんの、ちょっとのことで過去全てが救われるような、このルートを辿ってきて良かったと思えるような。そんなことが急に起きる。それはアキラのような超の付く大成功に限った事ではない。例えば、メタ。 アイツはいい奴ではあるが女にはモテないやつだった。その点ではよくコテツやアキラのことをグチグチ言っていた。だが、今はどうだ。 心なしか見た目も健康的に痩せたし、誰かに浮いた話が出ても「へぇ、おめでとう」とか言ってるくらい余裕だ。 今のメタにはアヤノがいるから。 たった1人の愛する人と出会うだけで人生は過去全てが救われるもの。だから、どんな人生でも絶望することはないんだ。救いはいきなり訪れる。逆転劇は常に起こりうる。それが人生という舞台なのである。 あなたを救う人は今日訪れるかも知れないし。来年かもしれない。それは分からないけど、逆転の可能性だけはいつもある。それを忘れないでいれば、いつだって夢を見て明るく生きて行けるだろう。 正しく生き
Read more