Semua Bab 冷酷王の知られざる秘密: Bab 71 - Bab 80

103 Bab

71・楽しい買い物

 それから30分後。ロビーに集まった私達を見てオリガが目を細める。「三人で行くの?」「はい!」 元気に返事をすると、オリガはさらに嬉しそうに笑って頷いて言う。「そうなの。けどもうちょっと待ってね。さっき王から連絡があって、用心棒を用意したから連れて行かせろって」「用心棒?」「ええ。あ、到着したみたいよ」 そう言ってオリガはステンドグラスのドアの外を指さした。そこには華美ではないけれど一目で良い馬車だと分かる馬車が止まっている。「それじゃあ行ってらっしゃい。気をつけてね」「は~い! 行こ、二人共」「ええ」「う、うん」 私達がサロンを出て馬車に向かうと、馬車の中から見覚えがありすぎる人物が降りてきた。「あっれ~! 監視役さんじゃん!」「よう! そういや名乗ってなかったが、俺の名前はクレイだ。騎士団の副団長なんだ。とりあえず移動しよう」 さらっと説明をされて私は思わずクレイを二度見した。「そうなの⁉ めっちゃ位高いんじゃん! ていうか、副団長が何で戦争に参加してなかったの?」 馬車に乗り込みながら私が質問すると、クレイは苦笑いを浮かべる。「万が一の時の為の俺は控えだったんだ。別にサボってた訳じゃないぞ」「なるほど。あ! 紹介するね! こっちがスノーで、こっちがロミちゃん。やっと友達が出来たんだよぉ~!」 皆にハブられていた私が思わず涙目で言うと、クレイは苦笑いを浮かべる。「あんた変な奴だからなぁ。ロミさんの事は団長からよく伺ってます。いつも団長がお世話になっております」 そう言ってクレイはロミに敬礼している。そんなクレイを見てロミは大げさに手を振った。「わ、私は別に何もお世話なんてしていませんよ。あの方が勝手にいつも私を指名してくるのです」「団長はああ見えてヤキモチ焼きなので、あなたが他の男と寝るのが嫌で一年間の契約をしたと伺いました。今後とも、どうぞ団長をよろしくお願いいたします」
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-20
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72・狙われるダリアと側室のスパイ

「欲がないのでしょうか?」「どうなんだろう……?」「むしろ強欲ですよ。本当にサキュバスの生まれ変わりですよ! 結婚してて本当に良かった……」 クレイはそんな事を言いながら胸から下げているペンダントを撫でているが、私はただ単に自分に正直なだけだ。 そんな話をしているうちに街に到着して、私はロミとスノーとクレイに案内してもらいながら、まずはドレスを何着かと、下着を買った。 そしてロミの買い物をしてスノーの本屋に付き合い、ついでにクレイの家族へのお土産も購入してようやく念願のカフェに辿り着き、それぞれ注文をしてテラス席に移動する。「はぁ~つっかれた! 甘いもの食べよ~」 私達が席につこうとしたその時だ。突然、クレイが険しい顔をして立ち上がったかと思うと、腰から下げていた短剣を引き抜いて何かを横に薙ぎ払ったのだ。「な、なに⁉」「三人とも、伏せてください!」 そう言ってクレイは通りに出ると、誰かと揉み合っている。 私達は机の下からその光景を見ていたが、やがてクレイは一人の男を捕まえて指笛を吹いた。それと同時に3人の男が素早くクレイに駆け寄り、捕まえた男を通りに止まっていた馬車に連れ込んで去っていってしまう。「な、なにごと」 流石の私も青ざめてふと後ろを見ると、そこには先程クレイが弾き飛ばしたと思われる長めのナイフが突き刺さっていた。「ひえっ!」 またナイフか! 私は思わずナイフから距離を取ると、まだ怯えているスノーと流石に青ざめているロミの手を握りしめる。「大丈夫だよ、もう大丈夫」「う、うん」「あ、ありがとうございます。少し落ち着きました」「ううん。私も落ち着きたかったの。一緒に居てくれてありがとう」 刃物が怖い私だ。今この二人が居なかったらもしかしたら気の一つも失っていたかもしれないが、怯える二人を見たら恐怖などどこかへ行ってしまった。「ダリア……」
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-21
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73・誰が狙われたのか

「その娘の手当をしてやれ。戻るぞ」 そう言って歩き出そうとした俺達に一人の女が口を開いた。「お、王! お待ち下さい! いつお渡りになるのですか! 私はずっとあなたをお慕いしているというのに!」 振り返るとそこには先ほど真っ先に喧嘩を売った前髪が揃った気の強そうな女がこちらを見ている。多分、これが以前ダリアが言っていた奴だろう。「俺を慕う? 正気か?」 真顔で尋ねると、女は怯えたようにこちらを見つめてきて言う。「そうです! 初めてあなたのお姿を拝見した時から、ずっとお慕いしていました!」「そうか。では問おう。俺の何を見てそこまでに至ったんだ? 王という地位か? それとも戦場においての名誉か? 顔か?」「そ、それは……」 言い淀んだ女に近づいて見下ろすと、女は息を呑んで一歩下がった。その反応を見て薄く笑う。「お前の慕うというのは、随分と軽薄なんだな。行くぞ」 そう言って今度こそ俺達は部屋を出た。しばらくすると執務室に暗い顔をした騎士が駆け込んでくる。「どうした」「それがその、先程の側室係が……」 そう言って言い淀んだ騎士を見て静かに言う。「自害したか」「っ! ……は、はい」「そうか。下がれ。ああ、部屋はそのままにしておけ。後でセルクと見に行く」「はい!」 自害したという女の部屋へ向うと、そこは綺麗に整頓されていた。几帳面な性格だったのだろう。引き出しの中には手記があり、そこには俺への愚痴や思いが綴られている。「情熱的だな」「どこがだ。気味の悪い」 外から見た印象だけで、こういう人なのだろうと言われるのは心外だ。手記をセルクに渡して部屋の中をその後も見て回っていると、そこには黒い花のブローチが落ちていた。「セルク、あの女はどこの娘だ?」「一応、伯爵家のウィニー家という事になっているが」「そこ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-22
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74・良い女

 夕方、私がシャワーを浴びていると、誰かが部屋に入ってきた。ガラスになっている所から覗くと、オズワルドが疲れた様子でクラバットを外しながらソファにどかりと座り込むのが見える。 私はドアを開けてお風呂から顔を出すと、そんなオズワルドに声をかけた。「オズワルド! おかえり」「ん? ああ、ただいま。挨拶など出てからで構わないぞ」「えー! 言いたいじゃん。新婚さんごっこしたいじゃん!」「……ごっこ、な」「お風呂一緒に入る?」「いや、いい。しっかり浸かれ。風邪引くぞ」「うん。ありがと」 いつになく優しいオズワルドの言葉に遠慮なく湯船に浸かって温まっていると、突然お風呂のドアが開いた。「やはり入る。構わないか?」「もちろん。背中洗ってあげる」「ああ」 そう言ってオズワルドは一旦閉めてお風呂を出て行った。よほど疲れているのか、何だか元気がない。 しばらくすると、腰にタオルを巻いた状態でオズワルドが入ってきた。 そしてそのまま俯いてガシガシと頭を洗い出す。その光景を見ていつも思う。オズワルドの綺麗な銀髪はあんなにも細くて繊細なのに、そんな雑くて良いのかと。 頭を洗って身体を洗い始めたので、私はいそいそとお風呂から出て自分専用のタオルでオズワルドの背中を洗い出だした。「悪いな」「ううん」 一緒にお風呂に入ったら背中を洗うのは私の役目だ。最初はオズワルドも戸惑っていたが、今ではもうすっかり慣れたようだった。「珍しいな。今日は何もしてこないのか?」 鼻歌を歌いながら背中を洗っていると、ふとオズワルドが言う。「何だか今日は疲れてるみたいだからさ。たまにはゆっくりしよ」 顔を合わせばすぐに襲いかかっていた私だが、それなりに空気は読む。今日のオズワルドのオーラというか、気配がそんな気分ではないと物語っている。 そんな私にオズワルドは小さく笑った。「こういう時は良い女な
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-23
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75・隣国のナイフ

 オズワルドが出て行ったタイミングを見計らってお風呂から出た私は、何事も無かったかのようにソファで寛いでいるオズワルドを横目に、全員分のカクテルを作る。「ねぇオズワルド、来るのって二人だけ?」 4人分のカクテルを作り終えた私が言うと、オズワルドはゆっくり首を振る。「いや、ロミとスノーも呼んである」「分かった。それじゃあ6人分ね」 カクテルを6人分作り終えた頃、部屋にオズワルドが呼んだ人たちが集まりだした。「やぁ、サキュバスちゃん。お風呂上がりかな?」 一番にやってきたのはアーノルドだ。「よく分かったね!」「そりゃねぇ。何ていうか無駄な色気が凄いね、君は」「褒めてくれてありがとう」「褒めてはいないんだけどね。挨拶はこれぐらいにしておこうか。オズが怖いから」 そう言ってアーノルドはソファに座ってくつろぎだした。 そこへロミを伴ってクマのように大きな精悍な男がやってくる。「邪魔するぞ。ああ、あんたが噂のサキュバスか?」「そういうあなたは騎士団長様?」 私の問いかけにセルクは少しだけ眉根を寄せる。その後ろからロミが顔を出した。「お昼ぶりですね、ダリア」「ロミちゃん! こっち座って! こっちこっち!」 そう言って私が隣を叩くと、ロミはいそいそと私の隣にやってきてオズワルドの前で貴族らしく頭を垂れた。「お初にお目にかかります。ロミと申します」「ああ。話は聞いている。楽にするといい」「ありがとうございます」 ロミはオズワルドの言葉を聞いて頭を上げ、ようやく私の隣に座った。そんなロミに私は思わず拍手してしまう。「すごーい。ロミちゃん、貴族の人みたいだった! そのお辞儀の仕方独特だよね」「貴族の人だったんですよ。今のお辞儀はカーテシーと言うんです。ダリアにも教えましょうか?」 真顔で言われて私は思わず苦笑いをしてしまう。絶対に習得出来そうに無かったからだ。そんな私とロミ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-24
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76・サロンに移り住む

 いつになく低い声のオズワルドにロミとスノーは完全に固まってしまっているが、私の頭の中は疑問符で一杯だ。「それがどうして問題なの? 一般に売り出されてたら誰が持っててもおかしくないよね?」「そうだな。一般に売り出されていれば、な」「まぁ早い話がそのナイフは一般向けでは無かった。だから今、城にはスパイが潜んでいる可能性が高いっていう話なんだけどね、側室候補は暴れるだけ暴れて兵士に取り押さえられて部屋に戻るなり自害したんだよ。表向きには」 さらりととんでもない事を言うアーノルドにロミとスノーは完全に固まってしまった。「大変じゃん。それじゃあオズワルドが狙われてるの?」「恐らくね。でなきゃオズの側室候補には紛れ込まないよね。そしてついでに君たちも襲った」「それって狙われたのはスノーかロミちゃんって事? だって私を狙う意味ないもんね?」 不思議に思った私にオズワルドが腕を組んで静かに口を開いた。「そうでもないぞ」「え、なんで」「はっきり言ってこの3人の中で狙うとしたら、間違いなくお前だ」「なんで⁉」「俺と寝てるからだよ。そしてその事をうちの軍もここの者達も知っている。どこかからその情報が漏れていてもおかしくはない。俺も別に口止めしなかったしな」「そうそう。オズが今唯一手を出してるのがサキュバスちゃんだ。だとすると、王の子を妊娠する恐れがあるのも君だけなんだよ」「な、なんて事……刺殺は……刺殺だけは死んでもごめんだからね!」 どうして毎度毎度ナイフで狙われるのだ! 思わず叫ぶと、セルクが怪訝な顔をしてオズワルドを覗き込んだ。「だがお前、避妊はしてるんだろ?」「いいや?」「しないよ、オズワルドは避妊なんて! 薬もくれないし! 外にも出さないよ!」 オズワルドと私の声が重なると、その場に居た全員がゴクリと息を呑む。「お、お前正気か?」「ああ。問題ない。孕めと言っても嫌だと断
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-25
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77・カクテルの腕前

「近々っていつから? ここでお仕事するの?」「もう少し城の強化をしてからだから早くても三ヶ月ぐらい先になると思うけど、そういう事になるね」 アーノルドはそう言って爽やかな笑みを浮かべるが、スノーとロミは驚いたような顔をして息を呑んでいる。「そんな訳でロミさん、念の為にあなたは俺がここへ越して来たら俺の部屋を使ってくれ」「な、何を言っているのですか? い、嫌です! どうして私があなたと一緒に暮らさなければならないのですか!」「狙われたのはあなた達3人のうちの誰かだからだ。一番濃厚なのはサキュバスだが、ロミさんでは無いと言い切る程の情報もない」「だ、だからってそんな……そんなの……」「俺はあなたを守りたいんだ。どうか頷いてくれ、ロミさん。本当は今日からでも俺の部屋を使って欲しいぐらいなんだ!」 そう言ってセルクはロミの前までやってくると、その場で片膝をついてロミを見上げる。それはまるで騎士が姫に忠誠を誓うシーンのようだ。 流石のロミもそこまでされると断り切れないのか、曖昧に頷く。そんなロミを見てセルクが顔を輝かせた。「よし! 大丈夫だロミさん。俺のトレーニングルームを改造してあなたの部屋にしよう! あなたが越してくるまでに部屋を作るぞ!」「……ありがとう……ございます」 諦めたように項垂れたロミの耳は真っ赤だ。そんなセルクに続いてアーノルドが震えるスノーに手を差し出す。「スノーさんは僕の部屋においで」「え⁉ わ、私もですか⁉」「もちろん。セルクが今言った話は本当だよ。僕たちは君たちの誰が狙われたのか分からないんだ。それとも王の所が良い?」 アーノルドの問いかけにスノーは青ざめて首を振った。「うん。それじゃあ決まりだね。それまでに僕の部屋に君の部屋と書斎を作って僕の蔵書を運び込んでおくよ。好きな時に読んでくれて構わないからね。楽しみだな。実は君とはもっと話したかったんだ。明日から頻繁に通う
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-26
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78・ダリアはスパイなどではない

「それにしても大変だったね。側室候補が暴れたって、そんな事あるんだ」「あんな事は初めてだ」「そうなの? 一体何が発端だったの?」「俺は全く覚えていないんだが、発端になったのは俺と挨拶を交わした事があるとか何とか言って煽った女が居たようだ」「あー……あの人かな」「多分な。それを聞いて今回の騒動を起こした者が逆上して襲いかかった」「でもその後自害した?」「それも何だかおかしな話だがな。騒動を起こしたのがわざとなのかどうなのかの判断もつかない。ただ、死んだ奴の死因は服毒だ。だから余計に怪しいんだよ。その時点で自殺じゃない可能性も出てくるからな」「誰かが一服盛ったって事?」「ああ。ボロを出したスパイを始末する為に他の者が動くのはよくあることだ。そう考えると城にはまだ数人のスパイが入り込んでいる可能性が高い」「そうね。でもさ、それを私に言っちゃっていいの? 前はああ言ったけど、本当は私がスパイかもしんないじゃん」「それはありえない」「なんで」「スパイはまず目立たない。しいて言えばスノーみたいなタイプが多いんだ。大人しくて目立たず、人と違った行動など一切とらない。稀に奇抜な事をして気を引こうとする奴も居るが、どんなに変わり者のスパイでも王にタメ口を聞いたり王の膝を枕に使ったり王と外を歩く事をデートだなどと言わない。そして王の射精管理など、絶対にしない。そもそもお前がスパイなら勃たないのを治したりしないだろう?」「……そうやって聞いたら私、本当にとんでもない人みたいじゃない」「実際とんでもない女だろうが」「そうだけど! ま、難しい話はもういいよ。するよね? するでしょ?」 さっきよりもずっと元気そうな顔をしているオズワルドに期待に満ちた顔で問いかけると、そのままオズワルドに伸し掛る。 するとオズワルドは視線だけをこちらに向けた。「誰かさんは本当に待てが出来ないな」「それは仕方ないよ。だって
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-27
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79・ナイトドレスのボタンの秘密

 その瞬間、ドクンとオズワルドの熱い塊が大きく痙攣したかと思うと、今度は小刻みにビクビクと脈動し始めた。そして私の中の中がじんわりと温かくなる。 悔しそうに顔を歪めならも私を睨みつけるオズワルドは、まだ精を吐き出していた。そんなオズワルドを見下ろしてニコリと笑うと、次の瞬間、オズワルドはぐるりと身体を反転させ、私を組み敷く。「やってくれるじゃないか」「へへ、仕返しだよ。あんっ!」 イッたばかりの熱い塊は、精を吐き出しながらも中の中でまた大きくなりはじめている。こんな人、本当に初めてで思わず震えてしまう。「良い度胸だ」「んむっ!」 それだけ言ってオズワルドは私に噛みつくようなキスをしながら蜜口まで熱い塊を引き抜くと、一気に最奥まで押し込んでくる。「んんっ! んぅっ!」 イキッぱなしになるのが気持ち良いという事を理解した私の身体は、もうすっかり最奥を下ろしてオズワルドの激しい抽送を待ち望んでいる。 キスをしながら受け入れる痛い程のオズワルドの抽送は、その後も私の最奥口を攻め続け、その度に私は何度も何度も絶頂した。「あっ、あっ、いい、奥、気持ち良い! もっと、欲しいの」 腰を浮かせておねだりする私を見て、オズワルドは意地悪に微笑み言う。「駄目だ」 オズワルドの動きが急に緩慢になった。もう少しでもっとイケそうだった私は、思わずそんなオズワルドを睨んでしまったが、オズワルドはそんな私を見て楽しそうに目を細める。「時間はたっぷりある。そんなに急ぐな」 それだけ言ってオズワルドはさらに焦らすようにゆっくりと動き出した。 媚壁を擦り敏感な所を刺激してきたかと思うと、今度は最奥でグリグリとなぞるように先端を押し付けてくる。「ああ、やっとだな」 私の最奥が完全に下りた頃、オズワルドはさらに意地悪に笑った。 オズワルドはまるでそうなる事を待っていたかのように私の腰を掴んだかと思うと、勢いよく中を貫いたのだ。「ああぁぁっっ!」 その途端、
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-28
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80・眠り姫に一目惚れ

「もしかして、それでいっつもボタン一番上まで止めてたの?」「ああ。目が覚めるといつもお前は前がはだけてるんだ。寒いと言う割にな」「知らなかった」 自分でも知らない癖だが、どうやらオズワルドはそれに反応してしまうので毎朝私のボタンを一番上まで止めていたらしい。「そうだろうな。だから言っただろ? お前は仕草までいちいちいやらしいんだ、と」「寝てる時の事は自分では分からないよ! でもイビキとか寝言じゃなくて良かったよ」 苦笑いを浮かべた私を見てオズワルドも少しだけ微笑む。「まぁ、そんな事で今更別に何も思わないが。ほら、起きろ。食堂に行くぞ」「オズワルドも行くの?」 思わず問いかけると、今度ははっきりと睨んでくる。「お前、俺に朝食を食べるなと言ってるのか?」「そうじゃなくて、注文じゃないんだと思って」「ああ。ここもスパイが入り込んでいるかもしれないんだ。迂闊にこの部屋に人を入れるべきじゃないだろう? それに朝はここはビュッフェスタイルだしな」「なるほど。大変なんだね、王様って」「……言っておくが、お前もだぞ。二回も強盗に入られて殺されかけているのに、何故人ごとなんだ」 オズワルドの言葉に私はハッとした。「ほんとだね! 何なら私のほうが危ないね!」 自分の状況をすっかり忘れていた私が言うと、オズワルドは呆れたような顔をして私の寝癖を手櫛で軽く直しながら言う。「本当に呑気な女だな。ほら、シャワー浴びて来い」「うん! オズワルドは?」「俺はお前が気絶した後に浴びたからいい」「そっか。それじゃあ行ってくる! 昨夜はありがとう。すっごく良かったよ!」 そう言って私はオズワルドの唇に軽くキスすると、ベッドから下りて着替えを手にした。そんな私にオズワルドがぽつりと言う。「だからどうしてお前はそんな——いや、もういい。俺が自制心を養えば良いだけだ」&nbs
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-30
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