Tous les chapitres de : Chapitre 51 - Chapitre 59

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51・サロンの成り立ち

 俺はいつもダリアがするように壁に凭れ掛かって片手でそれをゆっくりと扱き始めた。 けれどやはりサキュバスのように上手くはいかない。あの絶妙な握り具合や柔らかさ、それに温度は俺には出せないものばかりだ。「っ、ぅ、っ」 それでもどうにか根本を扱きながら先端を擦ると、ようやく先走りが溢れだした。さっさとイッて寝よう。そう思えば思うほど時間がかかると気付いた俺は、必死になってダリアとの情事を思い出す。「はっ、う、っく」 するとどうだ。途端に先走りの量が増えどくどくと脈打ちだした。ダリアの影響はあまりにも大きい。 先走りを塗りつけるように先端に手を滑らせると、初めはゆっくりと扱き始める。 今まで幾度も自慰をした事はあるが、誰か特定の人物を思い描いてこんな事をした事など無い。 段々と荒くなる息を堪えつつ先端を包むように撫でると、ようやく何かがせり上がってきた。「はぁ、ぁ、ぅ、っ」 やがてビクビクと痙攣したかと思うと、先端から精液が溢れた。俺は壁にそのまま凭れ掛かってついでに大きなため息を落とす。「何をやってるんだ、俺は」 情けないやら恥ずかしいやらで何とも言えない感情を洗い流すようにシャワーを浴びると、ダリアとする時とは違って一瞬で萎えた。 自慰を終えて寝室に戻りベッドに転がり目を閉じるが、やはりいつまで経ってもダリアからの連絡はない。 そんな時間をやり過ごしながらウトウトし始めたその時だ。ようやく電話のベルが鳴った。※  意気揚々とサロンに戻ると、私は真っ直ぐオリガの元へ向かった。なし崩し的にここへやってきたが、そのままオズワルドに部屋へ連れ込まれたので実はここのシステムが何一つ分かっていない。「お疲れ様。さっきの勅令って何のお話?」 おかしそうに尋ねてきたオリガに、私は端的に先ほどの話をオリガに教えた。すると、オリガは真剣な顔でコクリと頷く。「そんな勅令が無くてもあなたにそんな事をする人は居ないと思うわ」「え⁉ ど、どうしてですか⁉」
last updateDernière mise à jour : 2026-07-31
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52・マッチングサロン

「このサロンの本当の目的は、没落してしまった貴族の子たちの縁組サロンなのよ」「マ、マッチングサロン⁉」「? 巷ではそう言うの?」「あ、いえ。えっと、続けてください」「そう? このサロンが出来る前は貴族が没落したらそれこそ女は花街に立つしかなくてね。元貴族のお嬢様がそんな所へ下りてくるなんて庶民には高嶺の花の存在の上に、恨みを持っている人も多い。だからそれはもう酷い扱いを受けていたのよ。だからオズワルド王がこのサロンを作ったの。ある人の為に」「ある人?」「ええ。王の幼馴染で、公爵家のお嬢様のジャンヌ様って言う方よ」「ジャンヌ様……」「でもジャンヌ様は三年前に隣国に嫁いで行かれたわ。ちょうど私がここの管理人になった時に」「嫁いじゃったんですか⁉ しかも三年前⁉」 それはもしや、あの事件の発端になった出来事なのでは? 思わず私が身を乗り出すと、オリガはゆっくりと頷いた。「そうなの。王がここへ来なくなった時期と同じ時期よ。元々王はジャンヌ様の為にこのサロンを作ったようなものだって聞いてるわ。けれどジャンヌ様は周遊に来ていた隣国の王の子を身籠ってしまった」「……まさかの出来ちゃった結婚……」「ジャンヌ様も王もそれから塞いでしまわれて……あ、でもジャンヌ様は今は幸せそうよ。隣国の王はとても良い方で大切にしてくれているそうだから」「でも、うちの王は……」「……毎日のようにいらっしゃっていたのに、その事があってからぱったりと来なくなってしまったの。それまでは王の相手はほとんどジャンヌ様がしていたんだけど、子どもは一切出来なかった。けれど不思議なものね。たった一晩隣国の王子のお相手をしただけで、ジャンヌ様は妊娠してしまったの。その事を王がどう思われたのか、私達には想像もつかないわ」 そう言ってオリガは視線を伏せた。 なるほど。オズワルドがある日突
last updateDernière mise à jour : 2026-08-01
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53・宰相、アーノルド

「も、もしかして温泉ですか⁉」「ええ。あの温泉は従業員専用よ。好きな時に入ってちょうだい。あの奥にもう一つ温泉があるのだけれど、そちらはお客様専用のだから誘われない限り使わないようにね」「はい!」 思わず喜んだ私を見てオリガも目を細めてポツリと言った。「ここに来る子達は皆不幸のどん底みたいな顔をしているから、あなたみたいな人は何だか新鮮ね。良かったら他の子達とも仲良くしてやってちょうだいね」「もちろんです!」 とは言うものの、果たして元貴族の人たちと私が本当に仲良くしてもらえるのだろうか? 慰み者とも仲良くなれなかったこの私が。 少々不安は残るが、これからの生活が楽しみな私は自室のドアをワクワクしながら開けてみた。 そこは白い家具で統一された清潔で広い部屋で、必要最低限の物しか置いていないにも関わらず、何だかお洒落な部屋だ。「うわぁ!」 前世やあの花街と比べても、私史上最高に良い部屋だった。「ベ、ベッドに天蓋がついてる! ランプが可愛すぎる。バスタブが猫足⁉ おまけにあの可愛い電話まである……ここは天国か!」 あの頃、一度で良いから住んでみたいと眺めていた高級マンションのモデルルームがまさにこんな感じだったが、まさかその夢が転生して叶うとは思っても居なかった。 スキップで部屋を探検する私に、オリガが笑いを堪えるように言う。「そんなに喜んでもらえると嬉しいわ」「こんな素敵な部屋! 本当に良いんですか⁉ 本当の本当に⁉」「ええ。ここがあなたのお部屋よ。好きに使ってね。それじゃあ私はお客様をお迎えする準備をしてくるわ。お客様から指名があったら電話をするわ。それからお客様の好みと合った時も連絡するわね」「はい!」 なるほど。要はここで客を待ち、オリガからの連絡があれば出勤という事か! 納得した私はその場でオリガに敬礼すると、ドアは閉じられた。 それからしばらくして——。 私は宰相の部屋の中で、爽やかイケ
last updateDernière mise à jour : 2026-08-02
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54・ダリアの持論

 私は金が欲しい訳では無い。満足がいくまでセックスがしたいだけなのだと!「その点王は凄いんですよ。何回イッてもすぐ勃つし、何なら出した直後でもすぐ中で勃つし、あの人自体性欲凄いから私についてこられるし、ちゃんと満足もさせてくれるし!」「へ、へぇ」「こんな人は初めて会いました。身体の相性もすこぶる良いから、私も何回もイけちゃうんですよ」「……ごめん、もう大丈夫だよ。なるほど、やっぱり話に聞いていた通り君はサキュバスとかなのかな?」「それは違います。人間です。ただ、三度の飯よりセックスが好きなだけです」「……」 言い切った私を見てとうとうアーノルドは黙り込んで頭を抱えてしまう。もしもここにオズワルドが居たら、また頭を叩かれて「正直が過ぎる!」などと叱られていたのだろうが、幸いな事にここにオズワルドは居ない。居るのは爽やかイケメンな宰相だけだ。「他にも質問ありますか?」「いや、大丈夫……うん、ありがとう。もう行っていいよ」 それを聞いて今度は私が顔を歪める番だった。「は?」 思ったよりも低い声が出てしまったが、そんな私を見てアーノルドは驚いたように目を丸くしている。「さっきの私の話、聞いてました?」「どれの事?」「私、買われたいんです。そして買われたからには必ず相手を満足させます。これが私の流儀です」「いや、この流れで僕が君に手を出すとでも?」「出さなくても良いですよ、別に。出させるようにするのが、私の仕事ですから」 そう言って私は立ち上がると、アーノルドの正面に立って見下ろした。そんな私の行動にアーノルドは引きつって私を見上げてくる。「ちょ、ちょっと待って。ねぇ、ほんと無理だから! そんな気分にならないか——んん⁉」 私は問答無用で慌てふためくアーノルドの唇を無理やり唇で塞いだ。そのまま軽く唇を吸うと驚いたようにアーノルドが薄く唇を開いたので、
last updateDernière mise à jour : 2026-08-03
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55・オズワルドについて

「どうでしたか?」「……君はやっぱりサキュバスだ。そうだよね?」「違います! もう!」 本当にこの世界には私のような人間が居ないのか! そんな事を考えながらいそいそとドレスを着始めると、その手をアーノルドが止めた。「?」 振り返ると、アーノルドは俯いて何かぼそぼそと話し出す。「なんですか?」「汚れたからシャワー、浴びよう」「はあ、それは構いませんけど……あなたも結構絶倫なんですか?」 ふと見ると、アーノルドの熱い塊はまた起き上がってきている。「どうかな……大体皆、こんなものじゃないかな」 小さな声で恥ずかしそうに呟くアーノルドは可愛い。「行きましょう。身体、洗ってあげます。それから……今度は私にも挿れてくれる?」 問いかけると、アーノルドはこくりと素直に頷いた。 私達はお風呂で互いの身体を洗いあった。その間にもアーノルドの熱い塊はどんどん大きくなっていく。そしてその長さはあのオズワルド以上だ。「凄い……これで奥突かれたらどうなるんだろう……」 思わず私が言うと、アーノルドが少しだけ笑ってしゃがみ、私の耳元で言った。「試してみる?」 と。どうやらようやくアーノルドも子兎から狼に変身してくれそうだ。「うん」 私はそう言って壁に背中を預けて足を開いた。そこへ避妊具をつけたアーノルドが身体を滑り込ませてきて、私の割れ目に熱い塊を押し当ててくる。「んっ……ぁっ、熱い……」「君の、中も相当、だよ」 ゆっくり押し入ってくるアーノルドの熱い塊は、私の最奥に辿り着いてもまだ全部は入り切らなかった。そこで挿れるのを止めようとしたアーノルドの腰に腕を回した私は、自分からアーノルドの熱い塊を自分の中に押
last updateDernière mise à jour : 2026-08-04
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56・ダリアについて

「あとさ、君不幸な事が起こりすぎじゃない?」「まぁ目が覚めた瞬間から同僚に騙されたような女だからね。もう何が来ても驚かないよ」「そっか。なるほど。オズからしたら君は異色なのかもしれないな」「異色?」「そう。記憶を失っているから自分の事を全く知らない人な訳じゃないか。だから素でいられるのかなと思ったんだよ。普段はどこへ行っても冷酷王を貫かないといけないからね」「言われてみれば皆、怖がってた。チキンカツ持って齧ってるだけで慄いてたもん」「はは! それは僕もちょっと見たかったけどね。今度誘ってみようか」「うん、そうしてあげて。あの人孤独すぎるよ。ちょっと可哀想。暇さえあれば何か険しい顔して難しい本読んでるんだもん」「そうするよ。でもオズは元々読書家なんだ。彼はジャンル問わず何でも読むからね。それにしても君は気安いね」「それもオズワルドに言われた!」 もうすっかり敬語を使うのも止めた私を見て、アーノルドは呆れたような顔をして肩を竦める。「さて、それじゃあ僕はそろそろ失礼するよ」「もう帰っちゃうの?」「ああ。明日も仕事だからね。僕が今日ここへ来たのは、本当に君に確認したい事があっただけなんだ」 そこまで言ってアーノルドは深い溜め息をつくと、ちらりと私を見る。「それがまさかあんな事になるとは思ってもいなかった。すっかり予定よりも遅くなってしまったじゃないか」「それはごめんなさい。これに懲りずにまた来てね!」 アーノルドと一緒に部屋を出た私が笑顔でアーノルドに言うと、アーノルドは苦笑いを浮かべる。「まぁ、気が向いたらね。それじゃあおやすみ。サキュバスさん」「ダリアだよ!」「はは!」 思わず叫んだ私を見て、アーノルドは振り返りもせずに手だけ振って行ってしまった。 ※ 電話を切って俺はすぐさま私服に着替えた。そして斜め向かいの部屋に位置するアーノルドの部屋の前でアーノルドが戻って来るのを待つ
last updateDernière mise à jour : 2026-08-05
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57・素行調査

 俺の言葉にアーノルドは苦笑いを浮かべて言う。「ただのヤバい奴って言う、一番当たって欲しくないのが当たったね」「全くだ。お前も分かっただろう? あいつがサキュバスと呼ばれる理由が」「痛い程分かったよ。僕のをあの身体で全て飲み込むんだ。あれは完全にサキュバスだよ」 何かを思い出したかのように呟いたアーノルドを見て鼻を鳴らして茶を飲む。「それで、疑いは晴れたのか?」「オズに対してもそうだけど、スパイでも何でも記憶が全く無い状態でないと流石にあの態度では居られないだろうからね。でも彼女は記憶が無い割に普通に生活をしているし、あのテクニックは凄いよ。あれは一体どこで培ったもの? まさか君が教え込んだとか?」「馬鹿言うな。俺だってあんな女は初めてだ。ダリアには今生の記憶が無い代わりに前世の記憶があるそうだ。そこでもどうやら慰み者のような事を進んで、自らしていたらしい」「それは喜んで花街に立っていたということなのかな」「恐らくは。夢は腹上死だと言い切るぐらいだから相当なもんだろ。そして34の時に同僚を庇って刺殺された。それが前世のダリアの一生だ」 あのお気楽さからはとてもではないが想像出来ない壮絶な人生を送っていたダリアだが、今生もなかなかのものだ。「なるほど。だから彼女はナイフを見ない、か」「見せたのか?」「護身用の短剣をね、ずっと机の上に出してたんだ。でも彼女はちらりともそれに言及しなかった。むしろ視界に入れないようにしていたよ」「そうか。あいつは食事の時もナイフは使わない。刃物を徹底的に避けるんだ」 カクテルを作ると言って果物を潰す時もナイフなど使わず手で皮を向いてスプーンで潰していた。 それを告げるとアーノルドは少しだけ視線を泳がせてため息を落とす。「それでもまだ完全に信用は出来ない。結局あの子は何者?」「見ての通りサキュバスだ。ただただセックスが好きなだけのヤバい女だな」「……それはそれで色々心配なんだけど…&hellip
last updateDernière mise à jour : 2026-08-06
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58・初めての友達

『ああ、記憶でも失ってない限りお前の俺への態度も相当なものだからな』「あとオズワルドの事も聞かれたよ」『俺のこと?』「うん。どう思ってるの? って聞かれたから、オズワルドは全然冷酷なんかじゃないよ! って言っといた」『あいつは幼馴染だぞ。俺の事は少なくともお前よりはよく知ってるだろ』「まぁそうなんだろうけど、私はそんな風には思ってないよって言っといたの。で、それだけ?」 実際オズワルドは守るべき対象に対しては限りなく優しい。口調は冷たいしつっけんどんだし無表情だが、ちゃんと助けてくれる。『ああ、それだけだ。お前も早く寝ろ』「は~い」『じゃあな』「うん、またね~」 それだけ言って電話を切った私は、着替えを持って従業員用の温泉に向かったのだが、そこには誰も居ない。完全に貸切状態だ。「ラッキー!」 手早く身体を洗って温泉に浸かって大きく伸びをしながら一日の疲れを癒やしていると、誰かが入ってきた。 振り返ると、そこには同じ歳ぐらいの美少女が立っている。「あ、ご、ごめんなさい!」 美少女は驚いたように頭を下げてそのまま戻ろうとするので、私はそれを慌てて止めた。「待って! 全然大丈夫だから一緒に入ろうよ! 私ダリア。元慰み者で昨日からここで働いてるの」 不審がられないように先に全部自己紹介をした私を見て、少女は恐る恐る近寄ってきた。「……元、慰み者……?」 少女は怪訝な顔をしてこちらをじっと見つめてくる。「そう。皆そんな顔するの。そんなにも変なのかな?」「変というか、ここは元貴族が来る所だから……かも」 言いにくそうに言う少女に私は「なるほど」と頷く。元とは言え貴族は貴族だ。そんな人達の所にある日突然娼婦がやってきたら、そりゃ誰でも驚くだろう。「それに慰み者の人たちは、私達よりも良い暮らしをしてるって聞いたんだけ
last updateDernière mise à jour : 2026-08-07
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59・友達のために!

「私の家は子爵家でね、元々そんなに大きな家柄ではなかったの。領地は田舎だし、お金も無い小さな町でのどかなだけで何も無い所だったけど、私はあそこが大好きだった。でもある日、大洪水が起こって町に甚大な被害が出たの。その復興にうちの家は全財産を注ぎ込んだの」「え、そんなの領主が全額負担しないといけないの? 国は動いてくれなかったって事?」「嘆願書は何通も出したんだけど、一つも返事が来なかった……とうとう待ってられないってなって家を取り壊したの。今は家族全員がバラバラになって稼ぎに出てるわ」「……それはさ、ちゃんと王に言った方がいいよ。でもどうして無視したんだろ」 オズワルドが冷酷王だから? ふとそんな考えが脳裏を過ったが、オズワルドの戦場での楽しみは領民の暮らしぶりを見ることだと言っていた。実際、あのオズワルドがその話をした時は少しだけ楽しそうだったのだ。「分からない。もしかしたら届かなかっただけかもしれないし、王が評判通りの方だからかもしれない。どっちにしても、もううちの家は無くなって半年後までに借りたお金を隣街に返せなかったら、町ごと隣街の物になるわ」 スノーは泣きそうな顔をして俯いた。私はそんなスノーを慰めるように背中を撫でてやる。「そんな事情があったんだね……それじゃあもしかしてスノーはまだここに来て間もないの?」「ええ。まだ半年ぐらいかな。でも私がお客さんを全然取れないからオリガさんにも迷惑かけちゃって……」「オリガさんはそんな事思う人じゃないと思うけどな。でもあと半年はきついね。男の人が苦手なの?」「……うん。今までそんな風に思った事無かったんだけど、ここに来て初めてお相手をした方に挨拶してる途中に伸し掛られてから怖くて……」 それを聞いて私はギョッとした。「いや、それは怖いでしょ。スノーはまともだよ。おかしいのはどう考えても相手よ」「そうかな?」「そうだよ。あのね、こ
last updateDernière mise à jour : 2026-08-08
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