「君、本当に最低だな」辰樹は思わず吐き捨てるように言うと、カードをテーブルの上に放り投げた。「もうやめる」「辰樹、君そろそろ負けるよね?言い訳して途中で降りるなよ」和也が白い目を向ける。「月末に星良島の視察を入れる」健司はそう言ってから星良をちらりと見た。「君も来い」星良島は、桐谷家が重点的に開発を進めている大型プロジェクトだ。地下には金属鉱山も眠っているという。島の名前が「星良島」になったのは、ある謎めいた大物の強い要望によるものだった。もし改名すれば、開発権そのものを失うらしい。「私を都合よく使うつもり?」星良は歩み寄ると、グラスを手に取って軽く口をつけた。「それはお断りね。私、
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