やっぱりピンクの下着を着ているから、そう言っているのか……? ピンクの下着のせいなのか? そもそも、これは本気で言ってるのか? 俺にはその心が読めなくて、わからない。「だって今日は……初夜、ですし」「まあ、一応そうだけど……」 これはなんて言うべきなんだ? なんて答えるのが正解なんだ? わからねえ……。「もう遅いし、無理しなくても大丈夫だから」「無理……じゃないです」舞美絵は俺にそっと抱きついてくる。「……舞美絵?」「初夜……したくないんですか?」したくないと言ったら、それはウソになるかもしれない。 でも……いきなり手を出すのはちょっと、引かれたらイヤなんだが……。「いや……したくないとかじゃ、ないけど」「けど……なんですか?」この上目遣いは、反則だ。かわいすぎてしまう。「いきなり君に手を出すのはどうかと、思ってるだけだ」「……そんなこと、考えてたんですか?」「考えるに決まってる。 舞美絵に嫌われるようなことは、したくない」それを聞いた舞美絵は、「嫌わないですよ。 そんなことで、嫌いになるわけないじゃないですか」と言った。「……そっか。 ならいいけど」嫌わないと言ったと言うことは、そういう雰囲気になっても問題はないということだよな? 俺はそう解釈したのだが……違うのだろうか。「舞美絵、ベッドに行こう」「はい」舞美絵の手を引き、ゆっくり寝室へと向かう。「あの……賢哉さん?」寝室の扉を閉めると、舞美絵のことをもう一度抱き締める。 舞美絵から香るあのシャンプーの香りが、鼻から抜けていくのを感じた。「なんか、緊張しててさ。 二人で寝るの初めてだから、ドキドキしてるんだ思う」「……私も、ドキドキしてます」舞美絵は俺の背中に腕を回すと、抱き締め返す。「俺の寝相悪かったら、本当にごめんだけど」「いえ、気にしないです。 私も多分、寝相悪いですし」「きっと俺のが悪いかもね」なんて会話をしたら、少しだけ落ち着いた気がした。「舞美絵は……したい?」「えっ?」舞美絵をベッドに座せると、そう聞いてみる。「初夜……したい?」俺がそう聞いたのは多分、俺も同じ気持ちだからだと思った。 そう聞いたら「したい」と答えてくれるのではないか、そう思ったからだった。 「私は……正直、したいです」その一言で、もう後戻
Last Updated : 2026-07-09 Read more