§ 大学の外壁から少し離れた場所、戦闘員の四人組が報告を受け見回りをしていた。「誰もいねぇじゃんか」「あのおっさんパチこいたんじゃね?」「有り得るね。あの人いちいちウザイってよく聞くもん」「んね。いい噂聞かない」 最近よく話題に挙がる、高年の面々。 先程校舎にて外を見ていたという彼等から、西側の外壁にガラの悪い連中がいたとの報告を受けたのだ。 そういう場合、新には危険だから自分に報告してくれと言われていたが、正直日常茶飯事。 加えて慣れと魔法を使えるという自信から、報告を受けた男子二人は気分転換がてら自分達で見回りに行くと決めたのだ。「ねぇ、いないしもう帰ろ?私こっち側嫌いなのよ」「あたしもー。あいつら下品だからヤダ」「はっ。あんな人にちょっかいかけるしか能がない奴等、恐るるに足りないぜ」「俺の土魔法で埋めてやるよ」 男子二人の過剰な自信に、女子二人は溜息を吐く。休んでいるところを誘われたので何となくついてきたが、そろそろアピールがうざい。「いーよなー魔法」「お前も使えんだろ」「水滴しか出ねぇよ」「ドンマイ」 会話をしながらも彼は辺りを警戒する。(……モンスター一匹出てこねぇな。 チっ、せっかく女連れてきたのに、いいとこ無しじゃねぇかよ) 彼は心の内で愚痴を吐くも、しょうがない、と三人をつれて丘を渡り林に背を向ける。 ……その時、「言いたい放題言ってくれるねぇ」「「「「っ」」」」 トレントの影から五人の男が現れた。全員マスクをしており、素顔が分からない。「……あんた等か、ここいらうろちょろしてるって奴は」「ちょっと、五人もいるじゃないっ。本当に大丈夫なの?(ボソッ)」「任せろ」 不安気に鉄パイプを構える女子に、彼は余裕だと言ってのける。「ヒュ~カッコイイね」「ギャハハハハっ、任せろ、だってよ」「女の前だからってカッコつけてんじゃねぇよグぇっ」 嘲笑するマスクの一人が、突如盛り上がった土に腹を殴られ水に落ちた。「テメェっ!」「喚くな、油断してたそいつが悪い」「う、うす」 仲間がやられ叫ぶマスク連中を、ピエロマスクが黙らせる。(あれがリーダーか) 此方が魔法を使ってもビビらないところを見るに、向こうも魔法を使える可能性が高い。 少々心配だが、自分は今までこの力を鍛えてきた。負けるは
Last Updated : 2026-09-18 Read more