ネコザキ先生が、「ヤマト街西・児童館前」というアナウンスに会わせてボタンを押すと、バス内に、ピンポンという音が響く。 というわけで、今日はいつもの先生の車ではなく、バスで児童館にやってきました。名前の通り、ヤマト街近くみたいです。「うっへっへ~。ちびっこの相手、楽しみだなー」 やたら浮かれているククを見ると、ボクまで気分が高揚してくるな。 今日のシャロンは、バスで爆睡してました。いつもの調子が戻ってきたようで。「ごめんなさいね、こんな遠くまで。どうしても、私詳しいの、この辺になっちゃって……」 先生が、ちょこんと頭を下げる。「いえいえ! 遠くの子たちと触れ合うのも、風情ですよ!」 よくわからないフォローを入れる、バーシ。「お邪魔します。お電話差し上げた、ネコザキと、うちの生徒です」 先生が入館して、館長さんらしきおじさんに頭を下げる。「どうもどうも。館長のカトウです。今日は、子どもたちの面倒を、見ていただけるということで」「はい。ボランティア部の活動の一環として、お手伝いさせていただきます。みんな、ご挨拶」「よろしくお願いします!」 一同、お辞儀。「こちらこそ、よろしく。今日は、四人遊びに来てましてね」 館長さんに案内されながら、「ごらくしつ」と書かれた部屋に入る。「みんなー。今日は、お姉さんたちが遊び相手をしてくれるよー。ご挨拶ー」 テーブルでブロック遊びしていた四人が、とてとてと並ぶ。「アメリです!」 ボクら、無言で仰天。ネコザキ先生と同名な上に、容姿まで「先生が子供まで若返ったら、こんな感じだろうなー」という姿。 思わず先生と見比べると、当の先生が一番ビックリしていた。しっぽがぶわっと。「ミケよ、よろしくね!」 次は、三毛髪ロングの女の子。身長を見るに、この中では、一番お姉さんのようだ。といっても、ハーちゃんよりも小さい。「クロです。よろしくお願いします……」 黒髪ロングの、ちょっと、内気そうな子。でも、なんか、とてもしっかりしてそう。「ノーラだ! よろしくなー」 これまた、元気そうな子。黒髪ショートだけど、茶のブチが所々入っている。「では、私は事務室に戻っているので、なにかあったら声をかけてください」「はい、それでは」 衝撃から立ち直った先生が、館長さんとご挨拶を交わす。「おおー。何して遊ぶー
最終更新日 : 2026-07-10 続きを読む