「今日はありがとう、みんな!」 ククの家で、再びお誕生会。その主役は、ボク! ついに、ついについに! 夢にまで見た、十三歳になったのです! 今回も紙の輪飾りがそなえ付けられ、テーブルには、でん! と今度はチョコクリームのショートケーキ!「すごいねー、クク! これ、一人で作ったの? 学校あったのに、大変だったでしょ?」「まあ、ずいぶん早起きしたけど、大親友のためだもんよ! 頑張ったぜ!」「ほんと、ありがとう!」 十三本のろうそくの、なんと感動的なことか!「じゃあ、いくよ! ふーっ……!」 火がすべて消える。「アユム、誕生日おめでとう!!」 みんなから、拍手をもらう。ああ、二度の人生で、最良の日だ!「ねえ。ボクのために、歌ってほしい歌があるんだ。前世の歌だから、一回ボクが歌うね」 『ハッピーバーデー・トゥー・ユー』を歌う。前世の誕生日では、おなじみだった歌。前世でも、十三回聴きたかった歌。ボクはこの世界で、やっと十三回目のこの歌を、大切な友達たちから、耳にするんだ。「お誕生日おめでとうって、そのまんまな歌なんだけど。どうかな? 歌えそう?」 前世の言葉だから、ここ、ラドネスブルグの言葉ではない。「簡単な歌詞だから、意味はわかんなくてもいけると思う」 バーシの言葉に、凸凹カップルも頷く。「じゃあ、お願い」 みんなが、『ハッピーバースデー・トゥー・ユー』を歌ってくれる。ちょっとたどたどしいけど、嬉しい!「ハッピーバースデー、トゥーユー……」 再度、三人から拍手。「ありがとう! ほんとにありがとう、みんな!」 ぺこりとお辞儀。ちょっと、涙出ちゃった。「じゃ、ケーキ切り分けていいかな?」「おねがい」 ククの手で、ケーキが、みんなのお皿に載せられる。「いただきます!」 ぱくっ……。んん! ククのお母さんのに、負けず劣らずおいしい!「おいしい! おいしいよ、クク!」「お褒めに預かり、光栄だぜ」「ほんと、いいお嫁さんになれるよ~。シャロン、やったね!」 サムズアップ。「へへ~。結婚したら、姉さんのおいしいごはん、食べ放題っす~」「ばっ……おめー、照れるじゃねぇか……」 もじもじするクク。ふふ。 ケーキもおいしく食べ終わり、プレゼントお渡し会。「色々悩んだ末に、三人でお金出しあって買ったんだけど……」
Zuletzt aktualisiert : 2026-07-10 Mehr lesen