私は涼と離婚したあと、二輝のいる地元に帰った。 離婚がはっきりと進みそうになった頃、二輝にはちゃんと連絡をしていた。「あいつは懲りずにまたやらかしたか!」 それが二輝の第一声だった。 私の夫、涼がやらかした一連の行為《青井恵美との不倫》は、 私が涼を捨てることを…… 二輝が涼から私を奪うような形になることを……何の躊躇いもなく、小さな罪悪感を吹っ飛ばしてくれる出来事となった。 ◇ ◇ ◇ ◇ 希樹から離婚が成立したと連絡がきて、少なからず驚いてしまった。 いずれ離婚することになるだろうことはわかっていたものの、 思っていたより早かったから。 そしてその理由がいつの間にか俺の知っていた愛結との浮気の件だけでは なく、新天地でできた新しい女のせいでもあると聞いたからだ。 全く涼の奴、何やってんだか。 新しい不倫相手は最初は希樹に接触してきたらしい。 希樹が相手にしないとわかると次は休日に直接自宅を急襲。 呼び出して話をした涼にも相手にされないとわかると、谷村の両親の家へと 直談判に行ったのだとか。 妊娠しているため、随分と強気な振る舞いだったようだ。 「二輝との将来の誓いがなかったら、不安過ぎて発狂していたかも」って 希樹が教えてくれた。 俺のことが心の支えだったって。 俺も同じだ、希樹。 ひとりで今の状況は耐えられなかっただろうなと思う。 おそらく、子供のことを考える余裕などもなく、愛結と子供の前から 逃げ出してたわ。 俺は子供を産んだわけじゃないけど、生後1か月過ぎて 2か月めからずっと一緒に暮らしてみて実感したことがある。 可愛い、ただただ我が子はかわいかった。
Terakhir Diperbarui : 2026-08-25 Baca selengkapnya