いつの間にか私たちが話しているところに現れた夫が、愛結に言った。「君にそんな当たり前のことを言う資格はないんだよ。友達や恋人に裏切られた希樹と俺の気持ちなんてわかってないだろ」 「謝ったじゃない。 それでも許せないならこんな汚い真似しないで結婚できない、親権は渡さないし会わせないって正々堂々言うべきだったんじゃないの? 騙すような真似して汚いわよ」 私も彼女に負けてはいなかった。 更に愛結に言いたいことを続けた。 「最初に汚い真似したのはどっちよ、まったく。 お礼言ってもらいたいくらい。 子供を引き取らずに済んで、あのあと結婚だってしやすかったはずだし本心では喜んでたんじゃないの? あなた男誑かすの上手いんだからさ。 んで、いい男性《ひと》見付かった? そうでもなさそうね、その様子じゃ。 涼が近くにいれば関係を復活させられたかもしれないけど、お生憎さま。 あいつは遠ぉ~い場所《ところ》で男好きで浮気大好きなぴったりの女と再々婚しちゃってるからねぇ~。 私、とっくの昔にあんたが二輝に振られて結婚してなかったことを、涼にはひとことも言ってなかったの。 あいつ、もしかしたら今でもあんたと二輝が結婚生活続けてると思ってるかもね。 折角離れ離れになってるあんたと涼にくっつかれたりしたら、気持ち悪くてやだもん」 私は、まるであの時から今までのことを復讐するかのように、これまで胸にしまっておいた憎悪をたくさん吐き出した。 私は、愛結に胸の中にしまっていた憎悪を伝えながら、自分は何がしたかっんだろう? と我が身に問うてみた。 ただただ、愛結に過去の大罪を反省して生きてほ
Terakhir Diperbarui : 2026-09-14 Baca selengkapnya