Semua Bab 『裏切者は赦さない。愚かな奴らを一刀両断、追い込みをかける』── 陰謀 ──: Bab 71 - Bab 72

72 Bab

71 ◇口論

   いつの間にか私たちが話しているところに現れた夫が、愛結に言った。「君にそんな当たり前のことを言う資格はないんだよ。友達や恋人に裏切られた希樹と俺の気持ちなんてわかってないだろ」 「謝ったじゃない。 それでも許せないならこんな汚い真似しないで結婚できない、親権は渡さないし会わせないって正々堂々言うべきだったんじゃないの? 騙すような真似して汚いわよ」  私も彼女に負けてはいなかった。 更に愛結に言いたいことを続けた。 「最初に汚い真似したのはどっちよ、まったく。 お礼言ってもらいたいくらい。 子供を引き取らずに済んで、あのあと結婚だってしやすかったはずだし本心では喜んでたんじゃないの? あなた男誑かすの上手いんだからさ。 んで、いい男性《ひと》見付かった? そうでもなさそうね、その様子じゃ。 涼が近くにいれば関係を復活させられたかもしれないけど、お生憎さま。 あいつは遠ぉ~い場所《ところ》で男好きで浮気大好きなぴったりの女と再々婚しちゃってるからねぇ~。  私、とっくの昔にあんたが二輝に振られて結婚してなかったことを、涼にはひとことも言ってなかったの。 あいつ、もしかしたら今でもあんたと二輝が結婚生活続けてると思ってるかもね。 折角離れ離れになってるあんたと涼にくっつかれたりしたら、気持ち悪くてやだもん」 私は、まるであの時から今までのことを復讐するかのように、これまで胸にしまっておいた憎悪をたくさん吐き出した。  私は、愛結に胸の中にしまっていた憎悪を伝えながら、自分は何がしたかっんだろう? と我が身に問うてみた。 ただただ、愛結に過去の大罪を反省して生きてほ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-09-14
Baca selengkapnya

72 ◇道を間違えた (最終話)

  あなたや涼が、お互いのことを本当に好き合っていたのなら、私や二輝にちゃんと謝って別れてから、正々堂々と付き合うべきだったのよ。 婚約者がいながらコソコソと乳繰り合うっていうのは、不誠実極まりないことなんだからね。 一時《いっとき》二輝も私もつらい思いはしたかもしれない。 だけどここまでの憎しみは育たなかったと思う。 そして、ただの遊びだったというのなら、それこそ──本当にそれは大罪だよ。 決して許されない行為だわ。          ◇ ◇ ◇ ◇ 愛結は十数年ぶりに再会した希樹から、胸の内に秘めていたであろうこれまでの憎悪と事の顛末を聞き終え、その場にへたり込んだ。 涼と遊びで浮気をしていて見つかった時、彼らが証拠を持っていなかったのをいいことに、キスまでしかしてない、ただの遊びだった──だから大げさにせず許してほしいと嘘を突き通した悪い人間だった。 私が考えていたのは自分のことばかりだった。 だから希樹の動向にまで気がまわらずにいた。 こんなにもこんなにも憎まれていることさえ気付かずに、過ごしてきたのだ。 どこまでも逆の立場で……人の立場で……物事を考えられない自分に笑えた。 子供も取られ、夫になってくれるはずだった人も失くしてしまった。 その裏では希樹と二輝との再婚があった。 子供も私と会えなくさせるため、会うのには物理的に不可能な海外での生活を選んだふたり。  『私はどこで道を間違えてしまったのだろう』って、感傷にも浸れないよね。 はっきりしてるから。 自分の仕出かしたことをあまりに甘く捉えていた。 簡単に人は裏切りを許しはしない、ということを知らなさ過ぎた。
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-09-15
Baca selengkapnya
Sebelumnya
1
...
345678
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status