それから数日後。 美月はソファに座り、スマートフォンで赤ちゃん用品について調べていた。 昨日見た小さな肌着。 おくるみ。 哺乳瓶。 必要になるものは、思っていた以上に多い。「まだ先なのに……」 そう思いながらも、つい見てしまう。 ベッドのそばには、蒼真が買ってくれたうさぎのぬいぐるみが置かれていた。 その時だった。「……ん?」 美月はスマートフォンから顔を上げた。 お腹の中で、何かが動いたような気がした。「今の……?」 そっと手を添える。 しばらく待つ。 何も起きない。「気のせいかな」 そう呟いた瞬間。 ぽこん。 今度は分かった。「……!」 美月の目が大きくなる。 お腹の中から、小さく押されたような感覚。 痛くはない。 むしろ、今まで感じたことのない不思議な感覚だった。「動いた……」 思わず笑みがこぼれる。 ちょうどその時、リビングへ蒼真が入ってきた。「どうしました?」 美月の様子に気付き、足を止める。「九条さん」 美月は興奮した様子で顔を上げた。「今、動いたんです」「動いた?」「赤ちゃんです」 そう言われ、蒼真も目を見開いた。「胎動ですか?」「多分……」 美月はお腹へ手を添えたまま笑う。「初めて分かりました」「そうですか」 蒼真の表情も自然と緩む。「それは良かったですね」「はい」 美月
ปรับปรุงล่าสุด : 2026-08-16 อ่านเพิ่มเติม