All Chapters of 先祖代々騙される家系の私ですが、お家の借金を返済し親孝行するべく冒険者になり強くなります!: Chapter 71 - Chapter 80

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第六十六話シャルロッテの初恋

第六十六話シャルロッテの初恋俺とミリアが出会ったのは十四年前の帝都女学園中等部一年生の時だった。ミリアのことを最初は"人目を気にしすぎて自信がないやつ"そういう認識だった。ミリアは授業成績も人間関係も俺より上の癖に自信がないことにあの頃の俺は腹を立てミリアに怒っちまったんだよなぁ回想「なんでお前は成績も人間関係も……その上戦闘まで出来る癖に自信なさげにするじゃねぇよ!! もっと自信もて!! 負けた俺が惨めだろうがよ、絶対に超えてやるから覚悟しとけよ!!」回想終わり授業でもテストでも挙げ句の果てには休日も勝負を仕掛けていた。ほんとあの頃の俺は馬鹿だよな。でも今思えばミリアが徐々に心を開いていたのが分かる。けど俺とミリアの関係が変わったのは高等部に上がった時からだ。ミリアが生徒会に所属し俺は探索部に入部した。会う機会は授業中となっちまって特に探索部では部の関係で授業に出られないこともあり中等部初期の関係と変わらないほどに冷めきった。ミリアは何度も話しかけようとしていたが、俺は部長の強さに憧れてしまい勝負ばかりしていた。何度もいうがあの頃の俺はとにかく自分より強いやつに勝負を仕掛けて努力して勝つことで強くなることばかり気にしていた。ミリアの時も最初はそうだった。あの頃の俺を本気(マジ)で殴りてぇ……ミリアを放っていて別の人間とってそんなの浮気じゃねえかよ!!作業が終わったら謝らねぇとな。そんで話を戻すが、高等部を卒業した俺とミリアは会うことがなくなった。というか卒業してから俺は同級生とほとんど会ってなかった。数年ぶりに再会することはあったが、全員が全員は分からなかった。俺は卒業してすぐに冒険者になったわけじゃない、Sランク冒険者の叔母の『シャルちゃんが我が家のことを手伝ってくれるなら訓練してあげるけど、どうする?』この誘いを受け訓練と手伝いを六年繰り返したことにより冒険者前に強さで言えばBランク相当になることが出来たんだ。俺は叔母から『もうやってもらうことないし冒険者にでもなれば訓練出来るよ』俺はその後冒険者課に登録し二年でBランクまで昇格した。俺とミリアが再会したのは卒業してから八年してからだった。ミリアから聞いたのはこうだった『シャルロッテは忘れているでしょうが私たちが再会したのはシャルロッテがデュラハン討伐依頼を受
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第六十七話合流時間

第六十七話合流時間俺はミリアが目覚めるまで看病しながら町の人を手伝っている。ミリアが目覚めたら聞きたいことがあるが、今は「親父さん瓦礫置くのはここでいいのか!」「あぁその辺りに置いといてくれ……おいそこのガキどもサボるな!! よっと」親父さんは台から降りて子供達にゲンコツをした。ゴンゴンゴン「痛いよおっちゃん」「ちょっと休憩してるだけじゃんか〜」「…………痛い」「親父さん、少しぐらいなら休ませてもいいんじゃないか?」「赤髪の嬢ちゃんは知らないから言えるんだ……このガキどものサボり癖をなっ!! それはすげんだ……と説明したいが作業を優先させないとな。おいガキども道の小さい瓦礫拾って置いてくれれば一万メニーまでの欲しいもの買ってやるぞ。頑張り次第では二万メニーまで上限をあげるがどうする?」子供達は親父さんの言葉を聞いた途端目を輝かせて拾い始めた。「君の連れの娘が目を覚まし……」「ありがとう!!」持っていた瓦礫をすぐに置きに行きミリアの下に向かった。「ミリア!! …………隠れてないで顔を見せてくれないか、俺が特に心配するから」「だって、だってロッテの前で私…………恥ずかしい」バサッ「ミリア罵って構わないから……今は手伝うんじゃないのか」「そうですが……毛布を取らないでも(ロッテの匂いが……)」「嗅ぐのは後にしてくれよミリア」「かっ、嗅ぎませんよ…………(変態さんみたいになってしまいますけど後で隠れて)」「嗅ぐならこんな布じゃなく俺を直接嗅げばいいだろ。こんなふうに」スンスン「〜〜〜〜〜っ!? しししし心臓が爆発するかと思いましたよ、もう!!」「ちょっと待て危ないから投げるなぁ!!」ガシャンガシャン「御二方お取り込み中申し訳ないのですが、手伝っていただけないでしょうか」俺とミリアは謝り時間まで全力で手伝った。そして合流時間の十五分前「ふぅ、これであらかた瓦礫は退かせたか」「嬢ちゃんたちありがとな。報酬代わりに貰ってくれ」俺が貰ったのは収納魔法がかけられているウエストポーチだ。試しに俺の武器を入れてみたところすんなり入ったことから長さが百五十以上はある。そして問題なのはミリアが貰った物だ。どうやら戦闘に使える扇子というのだが、風と一緒によく考えている言葉を降らすとかよく分からない説明をされてミリアが試し
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第六十八話解呪

第六十八話解呪俺たちはアリスたちに鍛えられ現在ゾーマに襲われている都市に向かっている。アリスたちは『知り合いに会いに行く』そう言い残し別行動になった。どこに行ったのかはおおよその予測は出来る。「兄貴アレを見てください!!」「アレとか言っても兄貴が分かんないでしょ!!」俺は二人が安心できるように「分かってるから安心してくれ」声をかけた。屍が住人を襲いそうになっているのを見た俺は「墓に戻るがいい!!」ザンッ「ありがとうございます」ペコリ「アカネ後ろ!!」「……ったく、よそ見をするなって前も言っただろ」「「兄貴ありがとうございます」」アカネとヨシカゲの成長は著しいが戦闘となると未だ慣れていないからか隙が出来ることが多い。「ねえ兄貴この屍がいるってことはやっぱり」「ああ確実ゾーマがいる。二人とも引き続き"解呪の宝珠"を探せ」今回はゾーマの催眠を解くことが目的だ。洗脳・催眠にかかった人間を元の状態に戻すことが出来る。屍の動きが今までと違い何かを探す個体が多い、仮に屍の動きが今までと違うのが宝珠があるとするならば……或いは。考える暇があるなら、渡された"倍増の刻石"を使う。これさえあれば対象の物又は人を最大六まで増やすことが出来る。使った結果全員で六人になった。捜索はアカネ二人とヨシカゲ二人に任せ戦闘を俺が担当する、そうすれば安心して探せるはずだ。屍が何回壊しても数分で蘇って厄介極まりない!!俺はアカネとヨシカゲの周辺を中心に壊した。二十分ほどした時ヨシカゲの『見つけた〜!!』の声が聞こえた。その声に屍が寄っていくのが分かった俺はすぐさま屍を壊しながらヨシカゲの下へ突っ走った。ヨシカゲが持っていた物は"解呪の宝珠"だった。「ヨシカゲありがとな、あとは任せろ。アカネを連れて住人を護ってくれ」「兄貴を信じてます」俺はゾーマに"解呪の宝珠"を使うためゾーマの気配を辿って見つけだした。「久しぶりだなゾーマ」「だ……れだ」「数回しか会ってないから覚えてなくても仕方ないよな……今戻してやる」俺はゾーマにわざと突っ込んだ。ゾーマの屍は予想通りに俺の腕を切断した。そして宝珠を腕から離れた。「作戦通りだ、行け俺!!」「了解!! 範囲回復(エリアヒール)」"俺"が回復魔法で屍を消し俺の腕を治す。ゾーマが"俺"
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第六十九話説得

第六十九話説得私たちが龍国峠についた頃にはもう遅かった。「よお遅かったなお前ら」「何してんだミドラ」「ミドラ〜そんなやつはとっくにいないんだよ!! 現実を見ろミドラはヴォルフガングとの戦いで死んでんだ」「そっ、そんなわけ」「あるんだよ、俺はミドラが最期の魔力で生み出した複製体だ。今までずっとアイツになりきり怪しまれないようにしてきた……もうアイツになりきるのはやめたんだよ。俺は俺のやり方でこの世界に試練を与える、その先でしかアイツとの約束は果たせない!!」「話し合いは出来ないの?」「無理だな。それと"ここ(龍国峠)の連中"は誰一人として殺してはいない。助けるならそれまで待ってやる」その言葉を聞いたルイは無言で斬りかかった。「それは助けないってことでいいんだなルイ!!」「…………違う」「はぁ、だったらとっとと助けてこい。それと感情的に行動する癖なおせよ」「……お前に言われなくても分かっている」「おい、ルイとっとと行くぞ」私はミドラの本心と思しき呟きが聞こえてしまった。『すまないアイツとの約束のためなんだ、俺を恨んでくれ』私たちはミドラたちの約束を知らないけど『謝るくらいなら私たちに話してよ仲間でしょ!!』私は心の中で大きく叫んだ。怪我人を治していると全て致命傷が避けられていることに気付いた。私たちが治療後にミドラの下へ戻った。「ねえミドラ本当に話し合えないの? せめてその約束だけでも教えてよ、手伝えるかもしれないでしょ」「簡単になら教えてやる、平和だ。俺は弱者が強者から一方的に殺されない力を与えるための試練として、様々な刻石を使った。そのための犠牲なら仕方がないってやつだよ」「嘘つかないでよミドラ……知ってるんだよさっき謝ってたこと」「俺にだって良心はある。それに(アイツはまだ俺の中で消えていない)」「それに……何?」「なんでもない、話し合いは無理だ……それと俺からひとつ教えてやる今のファジリスは説得可能だ、どうするかはお前らに任せる」ミドラは私たちに助言をした後龍化して攻撃してきた。突然場面は切り替わる「ミドラのやつ龍化したのか……死体はゾーマにでも使わせるとするか」ガチャン!!「突然申し訳ありません!! 先ほどゾーマの催眠が解けたと報告がありました」「そうか」俺は許可もなしに報告した部下を殺して
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第七十話役割分担

第七十話役割分担「シノンさん今ツバキちゃんが龍化した時と似た力を感じました……それもミドラ族長の」「ノラさんたちが危惧していたことが起こっているのかもしれませんね。早々に残りの刻石も破壊しなければなりません」私とサジの会話は途中で遮られた、エルブラムに。「おいシノン今日こそ臓物全てぶち撒けて殺してやる」「ルーブまたシノンさんに絡みやがってこっちこそテメェを……」「サジ、ダメです。冷静にしなければ視野が狭くなります。ここでエルブラムを止めなければ地図を変えなければならないほどの被害が出てしまう。必ず止めますよ!!」「殺れるものならやってみろ!!」私はサジに『この町の刻石利用する』と瞬きで合図をした。サジは理解してくれた。私はエルブラムが刻石の範囲内に入るよう誘導した。「ちょこまか逃げても無駄なんだよボケ」「させません!!」エルブラムが使おうしたのは自分より弱い相手を自分の隣に瞬間移動させる技エルブラムは常套手段として"民間人を人質にし人質の大切な人の臓物をお金の代わりに献上させたうえで人質を殺す"そのことからエルブラムが潰した町は臓物・血で溢れて人が住めるような土地ではなくなる。このような手段を二度とさせるわけにはいきません!!「チッ、楽しみを奪いやがって」カラカラカラ「おっ、これはゾーマの……ギャハハこれでシノンお前は終わりだ!!」「無知であるとは幸せですねエルブラム」「…………そういうことかよ"ランダム召喚・模造兵(ゴーレム)"」「ルーブのやつ面倒いことしやがって」エルブラムはゾーマの屍と見た目を同じにしたゴーレムだ。だけど私には関係ない「サジ、七時の方向の二体ゴーレムです」「了解ですシノンさん!!」ドガン「……はぁ!? おいおいルーブこいつら脆すぎだろ」「あ〜言い忘れてたが、このゴーレム壊されれば壊されるほど頑丈になる上に合体強化も可能なんだよ。ほ〜ら始まったぞ。残念だったなサジ毎回毎回…………」ザン「喋りすぎだ」「テメェ……なぜここに……」バタン「全力を出す暇もなかったな」ゴーレムはエルブラムが意識を失ったことにより崩壊した。「ゾーマを連れてきたぞ」「ありがとうございますヒョウ先輩!!」「それでは予定通り刻石を全て破壊し冒険者課・政府に協力を仰ぎましょう。手段を選んでいる場合ではあ
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第七十一話魂を封じる人形

第七十一話魂を封じる人形「ねえエル……あの話本当なのかな」「分からないけど、目で見たことを信じたいかな」ミドラ族長が……だなんて私とスミカは現在ノラとノアに作戦に必要な物を取りに行ってる。二人がいうには『魂を封じる人形にミドラを封じる』ために必要だと。「エル……ちょっと離れないで怖いから」「安心して私はスミカから離れないから」ギュッ「ほらこれで安心でしょ」私はスミカの手を握った。「……好き」「うん、私もだよスミカ」『…………るな』「何か声が聞こえなかった?」「私は何も」「だ〜か〜ら〜離れるなって言ってんだよガキども」私たちが声の方を振り向くと喋る人体模型がいた。「「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」」薄暗い屋敷で出会ったこの人体模型が私たちが探していた"魂を封じる人形"であることを私たちは知らなかった。「エルもう無理……足が動かない」「私の背中に!!」「おいおい、そんなに怖がるなって見た目か? だったら変えてやるから」人体模型は金髪の男の姿に変わった。「この姿になるの久しぶりすぎて慣れないな。んでここにきたってことは俺の身体に用があるんだろ」「かっ、から……身体って何言ってるの!?」「落ち着いてスミカ……あの人体模型さん、ここに"魂を封じる人形"があるって聞いて来たんだけど何か知らない?」「あぁ、それは俺のことだ。だが使わせるには一つ条件がある」「条件って何?」「お前らの仲間に合わせることだ」「そんなことでいいの?」「ああそれでいい、それが世界の為だ」「どういうこと?」「後で分かる」スミカの震えが止まるまで待ってもらった。二分後「ごめんねエル……やっぱり暗いところで人体模型って怖くて」「そうだね、私もだよ。安心して私はそばにいるから」パチン場所が変わった!?私たちは人体模型さんの指を鳴らした音と同時に屋敷から仙笠樹の森(せんりゅうじゅのもり)に移動していた。「さて貴方がノアさん、ノラさんですね。俺は全て知っています」「ルミエル……こいつは誰だ」「えっ、魂を封じる人形だってこの模型さんが」「模型……まさか人体模型の姿だったか?」「話に割って入りますが俺がその魂を封じる人形です。貴方たちが父様の悪を俺に封じようとしていますが、そもそも今出て来ている父様は本当の父様ではなく単なる複製です。一応
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第七十二話茶番

第七十二話茶番結果を言うと私たちが受けた人体模型さんの修行は意味がなかった。聞かれているとかもうどうでもいい……ミドラ族長の方がよっぽど……。そう考えている時私はミリアに話しかけられた。「ルミエル聞いてほしいのですけど、ミドラ族長のお子さんの魔力ですが、実は見覚えのあるのです」突然だけれど場面はミドラに切り替わる「はぁ、はぁ……さすがはミドラ全く衰えてないじゃないですか」「…………二人とも見てあそこ」「誰かいるな……おい、ミドラの方向かってんぞ!!」「ノアちゃんとノラちゃんがどうしてここに。それに何かミドラに伝えてる?」「お前ら一旦休戦だ」俺が提案したのは休戦だ。『二人に伝えてある』とアリスたちに伝え俺はあのガラクタに向かった。あのガラクタとは世間一般では"魂を封じる人形"と呼ばれている人体模型のことだ。一度ガラクタを俺の魔力を入れて治したことがある。本来は魂を入れ保管する人形に魔力を入れたそれが影響したのか。あのガラクタめ俺の魔力で街を襲うとはふざけやがって!!弱者を狙うのは俺のやり方にもアイツのやり方にも反する。それにあのガラクタ工夫しやがってガラクタの声が聞こえやしねぇじゃねぇかよ!!なら周囲の人間の声を聴く『こんなのが族長の息子かよ。無駄なことしかしねぇじゃねぇかよ』……は? あのガラクタ俺の息子って言ってんのかよ。ノラたちも俺に……これ以上は聞かれるのはマズイな「嘘のことを考えるか」そういえばこの辺りに昔変な虫が出たとか出てないとか……何考えてんだか「もういいや」パチン「ミドラ族長!?(ミドラ族長お聞きします、刻石を街に使ったのは貴方ですか)」「俺じゃない、このガラクタだ!!」……ドン、ドン、ドン、ドゴン!!「おいノラ、ノアこのガラクタから嘘つき野郎を引き摺り出せ!!」「「安心しろミドラ、既にやってる!!」」「ぐっ、おごごご……や……めろ、ようやく手に入れた身体なんだよ!! 俺が救世主になって……ちや……ほ……」「もう黙れよガラクタ」ドン……ポンッ「そんじゃ魔力を戻すとするか」俺はガラクタから抜けた魔力を含めた全て喰らった。「この抜け殻に入れるならアイツにしろ。まあ入れたところで目覚めるのに十年以上はかかるがな」俺は返事を聞く前に消えていないアイツをぶち込んだ。「俺にはやるこ
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第七十三話再会

第七十三話再会ノア・ノラコンビとエリエルとルーマンの四人が人形を護っている間俺たちはヒョウの代わりにアカネとヨシカゲを迎えにいっている。「そういえばルミエル、ノアさんから聞いたけど騎士団の人間と会ったんだよな、どんな奴だったんだ?」「頼もしそうな人だったよ」「もうちょっと具体的聞きたい」俺がルミエルに聞くとスミカが代わりに詳しく教えてくれた。「ありがとうスミカ、ルミエル」セオのやつ変わってないなセオは王国騎士団時代の後輩だ。チラッチラッ「ねえエルあの二人って前にゲームセンターで凄かった人だよね」「そうだね。私たち何かしたのかな?」「こっち走ってきてない?」「お久しぶりです隊長!!」「今すぐ止まれダイス!!」ドン……? 誰か倒れてるな。この髪見覚えが……まさか「お前、ダイスか」「っはい!!」「申し訳ありませんジンさんうちの馬鹿が!!」「相変わらずだな二人とも」そして俺はダイスとカルメラに今の状況を説明した。「そうですか……私たちも協力致します。そういえばお二方……どこかで会いませんでしたか?」「「ゲームセンターで」」ルミエルとスミカがそういうとダイスが怯えた。ゲームで失敗してカルメラにでも連れ回されたんだろうな。「ジンさん、あちらでセオドア隊長と団長が防衛大臣と会談中です。早く向かいましょう、護衛の方もこちらに」「俺は騎士団から離れた身……というか……」「安心してください、コネ野郎は任務中に護衛対象を見捨て逃亡しましたので既に騎士団に籍はありません」「コネ野郎って叔父様は仮にも隊長だぞ」「心得ておりますが、あんなのに隊長の資格なんてありませんのでコネ野郎でいいのですよ」「任務中に逃亡した上に護衛対象を見捨てたとなれば今までの信用なんて全て消え去るだろうな(心配なのは勝手に連帯保証人にされないかどうかなんだよな。護衛対象を見捨てたとなれば莫大な違約金が請求されることは目に見えている。なのに……考えるのはよそう)」「この話を受け入れていただければ解決しますので、どうかお願いいたします」どれだけ俺が断ろうとしても論破されてしまい「分かった俺も行く」そして俺はノゾミとリュウを連れて会談に向かった。「ちょっと行ってくる。途中で抜けてすまないがアカネとヨシカゲを頼んだ」防衛大臣との会談に成功すれば冒険者課
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第七十四話甘い空気

第七十四話甘い空気ジンさんたちが会談に向かったことにより私たち四人でアカネちゃんとヨシカゲくんを迎えに行くことになったんだけど「なんだか久しぶりな気がする四人だけって」私は思わず呟いてしまった。「別に久しぶりってわけでもな……」「シー、ロッテ分かっていてもそれを言ってはダメですよ」「別に言ってくれていいんだよ。ただそう思っただけだから……またこの四人でどこか出かけようよ」私が提案するとみんな了承してくれた。私たちはアカネちゃんたちを迎えに行った後食べに行く約束をした。二十一分後「お二人が見えました」「あの二人なんか言いあいしてねぇか?」言いあいみたいには見えるけど多分違う「おいアカネ危ないだろ!! その瓦礫は俺が持つ。アカネが怪我したらどうすんだ!!」「それを言ったら私だってヨシカゲが怪我してほしくないから……」「「…………」」「お二人さん、それなら二人で持てば解決するじゃろう」「そうですね」「……だね。それとごめんねヨシカゲ色々言っちゃって」「気にしてないよ、アカネが俺のこと心配してくれてること伝わってるからさ」「……もうヨシカゲのバカ、カッコつけちゃって…………私の前からいなくなったりしないでね」「心配しなくていいって俺がアカネの前からいなくなったことが一度でもあったか?」「ううん、ない」「だろ、だから安心してほしい。アカネのことは俺が護るから」「言っとくけど私もヨシカゲを護るから……ふふっ…………? あっ、ヨシカゲみてミリアさんたちが来てくれたわよ!!」「……見られてないよな?」「別に見られてもいいじゃない……何? もしかして恥ずかしいわけないわよね(ヨシカゲのこと煽ってるけど私だって恥ずかしいのよ)」「……ん」「ちょっヨシカゲ勝手に手を握るんじゃないわよ…………でもありがと(ヨシカゲと手を繋いでると、ヨシカゲの温もりを感じて安心しちゃう)」「もしかして私たちお邪魔でしたか?」「そういうことはないです」「あの、ミリアさん私たちもう少し手伝ってから向かわせてください!!」「それはいいですけど、私たちもお手伝いします」ミリアの提案で私たちも手伝うことになった。一時間後手伝っている最中スミカがアカネちゃんに何か聞いている。「ねぇアカネちゃん、デートの時にどうしてる?」「どうと言われても相手に
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第七十五話覚悟

第七十五話覚悟私たちはアカネちゃんとヨシカゲくんと共に手伝っていたのだが『空気が甘い』と帰らされてしまった。「なあミリア空気が甘いってなんのことなんだ?」「前の二人を見れば分かります」「なあアカネどこ行きたい?」「私はヨシカゲと一緒なら泥川だって楽しいわよ」「俺もだ。だけどせっかくならアカネが行きたい場所に一緒に行きたいんだ」「ありがと、それなら…………よっ、ヨシカゲと温泉に入りたい……もっ、もももちろん兄貴も一緒にだから!!(ああもう何言ってるのよ私……これだと二人で入れないじゃない。せっかく勇気出したのに、温泉一緒に入りたいなんて流石に早過ぎたかな?)」「それじゃあ兄貴と三人で入る前に二人で入ろうな。本当はアカネだって二人で入りたいんだろ? そりゃあ俺だって兄貴とも入りたいけどやっぱりアカネと……入りたいから」「「…………」」「ああいうのを甘い空気っていうのか。傍から見れば俺たちもじゃないのか?」「なぜですか? 別にいつも通りですけど」「それじゃあいつも通りにするけどいいんだなミリア」「? 聞かなくてもいつも通りで…………もっ、もしかして、流石にここでは恥ずか……」チュプシュゥゥゥゥ「恥ずかしいって言ったのに悪かったなミリア」「羨ましいな」ミリアたちを見たスミカが私の隣でつぶやき私を見つめた。「チューするのはもうちょっと待って」そう言いスミカに待ってもらった。私たちは話しながらもアカネちゃんとヨシカゲくんをノアたちの下に送り届けた。エリエルがノアに話しかけていた。「ルミエルたちが帰ってきたから私とルーマンで新しい発明品の材料を取りに行ってもいい? 良いのが思いついたのだよ!! 善は急げさあ行こうか!!」許可を得る前にエリエルとルーマンは走って行った。「おい二人とも私は許可を出して……いない」トントン「ドンマイ」「何がドンマイだノラ!! というか説明やらなんやら私ばっかじゃないかノラもたまにはしてくれ!!」「え〜仕方ないな〜『ノラさまお願いします助けてください』って言ったらやってあげるよ(まあ言わなかったとしてもノアにばっか負担はかけられないから私もやるけど……たまには冗談ぐらいいいよね)」ドンッ「冗談なのは分かったが腹立ったから一発な」ノアにゲンコツをされたノラが「アカネちゃんとヨシカゲくんは私
last updateLast Updated : 2026-07-27
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