All Chapters of 自己顕示欲が強い妹にプロデュースされる事になりました: Chapter 111 - Chapter 120

135 Chapters

111話 ライブ

 俺が体育館に着くと他のメンバーは全員揃っていた。 「待たせてごめん」「大丈夫だよ。まだ時間じゃないし」「それより早く機材運んじゃおうぜ」 メンバー全員で機材置き場から機材を運び出し舞台袖に置いておく。  そして「只今より有志団体によるイベントを開催致します」 というアナウンスが流れ、一組目が演目を始める。 遂に始まってしまったー、もう引き返せないと考えていると他のメンバーも同じ気持ちなのか「やべー、始まっちゃったよ~」「うわー緊張する~」 と口にしている。 しかしリーダーの純が「落ち着けって、俺達はキチンと練習してきたじゃないか」 とメンバーの不安を払拭させようとしている。「それに俺達には佐藤がいるじゃないか。皆をビックリさせてやろうぜ!」「そ、そうだよな!」「よ、よし、やってやる!」 とメンバーを鼓舞した後に「という訳だからさ、今日は思いっきり歌ってくれ」 と言いながら肩を叩かれ「ああ、今日は全力で歌うよ。だからミスしても許してくれな」「ははは、その時は一蓮托生だな」 気づくと他のメンバーの表情から不安が消えていた。 さすが今日までバンドを纏めてきたリーダーだ。 そうこうしている内に俺達の順番が近くなって来た。 袖から館内をみるとお客さんで溢れ返っている。 それを見た瞬間足が震え出した。 こんな大勢の前で歌わなければならない。 それに失敗は絶対に許されない。 今までの人生で感じた事の無いプレッシャーを今になって感じていた。 幸いメンバーには気づかれていないが、このままじゃマズイ。  俺の所為で失敗してしまう! と考えていたその時、「おいっすー、どうだ友也、緊張してないかー?」 と言って片手を挙げながら水樹が現れた。 い
last updateLast Updated : 2026-10-10
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112話 文化祭3日目

 昨日のライブは大成功を収めた。 ライブが終わり教室に帰る時には色んな人から声を掛けられた。  一夜明けて登校する時も学年問わず色んな人から「昨日のライブ凄かったな!」「ライブ見ました!」「凄い感動しました!」 等声を掛けて貰った。 ちょっとした有名人になったみたいで気恥ずかしかった。 教室に入ると皆の視線が集中する。 そんな中俺は「みんな、昨日はありがとう!」 とお礼を言うと「気にするなって」「格好良かったぞ!」 と皆が称えてくれた。 良いクラスメイトに恵まれたなぁ。 と思っていると「てゆーか、あんたの応援に行ったせいで昨日の売り上げ低いんですけどー」 と言いながら早川か歩いてくる。「それは悪いと思うけど、判断したのは早川なんだろ?」「昨日も言ったっしょ? 皆が集中出来てないから仕方なく応援に行ったの」 確かに俺のせいで皆が集中出来なかったのは悪く思う。「ごめん」「!?」 俺が謝ると早川は驚いた表情をした後「わ、分かればいいし!」 と言ってプイッと顔を背ける。 しかし直ぐに此方に向き直り「つーか売り上げ昨日も女子がかったんだよね~。何して貰おっかな~」「まだ分かんないだろ? 三日間の合計なんだから。今日で追い抜いてやるよ!」「へ~、やれるもんならやってみな」「言われなくたってやってやるよ!」 今度こそ早川は去って行った。 俺は男子チームに混ざると「今日が最後だ。昨日までは女子に負けてたけど今日で追い抜くぞ!」 と鼓舞するがあまり良い反応が帰って来ない。「このまま負けていいのか? 早川の事だからとんでもない罰ゲームさせられるかもしれないんだぞ?」 と言うとさっきよりはやる気を出したみたいだが、あと一歩足りない。
last updateLast Updated : 2026-10-11
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113話 祭りの後に

 準備があるということは後片付けもある。 片付け面倒臭いや壊すの勿体ない等で教室がザワついていると「売り上げの集計結果出たぞー」 と、クラス委員の滝沢が叫ぶ。 すると一瞬教室の中がシーンッと静まり返るが、すぐに喧騒に包まれる。 特に男子は1日目、2日目と女子に負けているので全敗は避けたいところだ。 俺も滝沢の元に行き確認する。 すると3日目は男子の勝利だった。 そして3日間の総合売り上げを見てみると、男子が女子にほぼダブルスコアで勝利していた。 それを皆に伝えると「「うおおおぉぉぉ!!」」 と歓声が上がった。 俺も喜んでいると、早川が近づいてきて「やるじゃんか、私の負けだよ。友也の事を認めるよ」「早川……」 早川はそれだけ言って立ち去ろうとするが呼び止める。「待てよ早川」「何? 負けは認めただろ」「そうだな、俺達が勝った」「ならもう用はないだろ」「いいや、用ならある」 わざと溜めを作り「早川、罰ゲームな」 俺がそう言うと早川はチッ! と舌打ちをし「くそ、上手く誤魔化せたと思ったのになー」「さーて、何して貰おうかなー」「変な提案したらひっぱたくから」「そんな提案しないって。そうだ! 耳貸してくれ」「は? なんで?」「皆に聴かれてもいいならこのまま話すけど?」 俺がそう言うと早川はまたしてもチッ! と舌打ちをする。 早川は髪を耳に掛け、此方に向ける。  いつもは長い金髪で隠れている耳が露になる。 俺は耳に触れるか触れないかの距離まで近づき ふーっ と息を吹き掛けた。 すると早川は「キャッ!」 と普段からは想像出来ない可愛らしい声を挙げて身体をビクッとさせる。「今の
last updateLast Updated : 2026-10-12
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114話 お見舞い

 文化祭が終わり、慌ただしく中間試験を迎えた。 中間試験では1学期の期末の様にそれぞれが教えあう形で乗り切った。 そして11月も半ばに差し掛かり、高校生活最大のイベントといっても過言ではない行事が迫ってきた。「とりあえず修学旅行先は例年通り函館だー。一応授業の一環として行くからあまりはしゃぎすぎるなよー」 と担任が告げると「先生~、テンション上げるなって方が無理っしょ~」「そうか、なら田口は来なくていいぞー」「ちょ、そりゃないって~」 と、いつもの調子でおちゃらける。「まぁ冗談は置いといて、班決めはお前たちでやって後で報告してくれー」 と言って教室から出て行った。  その後は各々自由に班決めを始める。「友也ー、俺達も決めようぜ」 と水樹から声が掛かる。 俺はいつもの溜り場まで行くと「男子のメンバーはこれでいいよな?」「そうだな。ま、代わり映えしないのは愛嬌って事で」「女子もいつもと同じでいいっしょー」 男子は中居・水樹・田口・俺のいつものメンバーだ。 だが女子はどうなるんだろう。 田口が女子もいつものメンバーと言った後に水樹が「田口、お前はもうちょっと周りを観察した方がいいな」「え? どゆこと?」 と田口が訳がわからないと言った様に首を傾げる。 いつもなら田口だから仕方ないと切り捨てる所だが、原因は俺にある。「もしかしたら女子はいつものメンバーじゃないかもしれない」「どういうこと?」「ちょっと色々あってさ」「色々って何よ~、気になるじゃんか~」「やめろ」 田口が理由を聞いてこようとしたのを中居が止める。「佐藤にも色々あんだよ」「そうなんか~、ごめん佐藤君」「いや、別にいいって」 この日は結局女子メンバーは決まらず、次回また決めようという事になった。
last updateLast Updated : 2026-10-13
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115話 お見舞い②

 昨日病院に行った時熱が高かったのでインフルエンザの検査をやった。 結果は陰性だったが、念のため熱が下がっても2~3日は学校を休む様に言われた。 高熱の所為か体力がごっそり無くなっているので今日も学校を休んでいる。 ベッドに横になりながらチラッと時計を見る。 まだ11時前だ。 寝れば時間が早く過ぎるのだが、昨日結構寝てしまったのであまり眠くない。 学校が無いとこんなにやる事がないんだな。 撮り溜めたアニメでも見ようかと思いベッドから起き上がると同時にインターホンが鳴る。 ウチは共働きなので平日に荷物が届くことは無い。 勧誘か何かだと思い無視をすることにした。ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン 何度もインターホンを鳴らされてイライラしていると、今度はスマホの着信音が鳴った。 こんな時に誰だ? と画面を確認すると、授業を受けているはずの南からだった。 俺は慌てて通話をタップする。「もしもし、どうしたんだ? 今授業中だろ?」「そんな事はどうでもいいの! どうして玄関開けてくれないの?」「もしかして今鳴らしてたのって南か?」「そうだよー、早く開けておくれ~」「ちょっと待ってろ」 通話を切り慌てて玄関まで行き、ドアを開けると「ヤッホー! お見舞いに来たよー」「いや、学校はどうした?」「今日は臨時休校らしいよ」「おかしいな。柚希は学校に行ったんだけどなぁ」「まぁまぁ、細かい事は気にしない方が長生きできるよ」「全然細かくないだろ」 と俺が言うと、ワザとらしく頬を膨らませ「む~、トモは私が来ちゃ迷惑だった?」「そんな事はない、というか凄く嬉しい」「だったら問題ないね! ささ、部屋に案内して貰おうか」 こうして半ば強引に家に上がり込んできた。 部屋に案内すると「おー! ここがトモの部屋か~」「とりあえずここに座ってくれ」
last updateLast Updated : 2026-10-14
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116話 お見舞い③

 身体が熱くて目を覚ます。 時計を見ると1時を少し回った所だ。 寝付いてから1時間ほどしか経っていない。 また熱が上がってしまったのかもしれない。 熱を測ってみると37.2度と平熱より少し高い位だ。 それなのにこの身体の熱さはなんなんだ? そこでとあるモノが目に飛び込んでくる。『これで自信回復! 精力増強赤マムシドリンク』「……」 もしかしてあのドリンクの所為か! 道理で動悸もする訳だ。 それに……元気になっちゃってるよ……。 確か多少の熱なら風呂に入っても大丈夫らしいからシャワーを浴びてスッキリしよう。 それに昨日から汗を一杯かいて気持ち悪い。 少し熱めのシャワーで汗を流し、湯冷めしないように丁寧に身体を拭く。 サッパリして大分気分が落ち着き、部屋へ戻るとスマホの通知ランプが光っていた。 確認すると沙月からのLINEだった。〈起きてますか?〉 とだけ送られてきている。 なので〈起きてるよ〉 と短く返す。 すると直ぐに既読がついた。ピンポーン とまたしてもインターホンが鳴る。 俺は嫌な予感を感じてモニターで確認すると、そこにはスマホ片手に佇んでいる沙月が居た。 南といい沙月といい、学校をサボってまで来てくれるなんて……。 なんて感動は無く、こんな事で一々サボるなと言いたい。 玄関まで行き、ドアを開けると「もーっ! どうして直ぐに開けてくれなかったんですかー」「いや、結構直ぐに開けただろ」「インターホンも何回鳴らしても応答無かったですし」「ああ、さっきまでシャワー浴びてたから気づかなかった」「シャワー!? 熱とかは大丈夫なんですか?」 と言って慌てた様子で聞いて
last updateLast Updated : 2026-10-15
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117話 お見舞い④

「はぁ、やっと下がったか」 一昨日、熱が下がったからと暴れ過ぎた所為で、沙月が帰った後にまた熱が上がってしまった。 昨日から土日に入り、学校が休みで助かった。 熱もやっと平熱まで下がっているので明日には学校へ行けるだろう。 前回の様にぶり返さない様に、今日は安静にしていよう。 両親は休日出勤だが、幸い柚希が部活休みなので何かあった時は頼るしかない。 柚希に借りを作るのは望ましくないが仕方ない。「暇だな……」 やはりただ寝ているだけだと退屈だ。 横になっていればテレビを見る位なら大丈夫だろう。 録画してあるアニメを見ているとインターホンが鳴った。 しかし今日は柚希がいるので安心してアニメが見れる。  1時間程経った頃、部屋のドアがノックと共に開いた「お兄ちゃーん、元気になったー?」「あのな? ノックと同時にドア開けたらノックの意味ないだろ?」「元気そうだね。良かった良かった」「人の話を聞け」「友達にランチ誘われたからちょっと出かけてくるね」「え? じゃあ俺の昼飯は?」「大丈夫、もう用意したから。ささ、どうぞ」 と言って柚希は横にずれる。 すると部屋に入ってきたのは……「友華さん? え? なんで」「ごめんなさい、お邪魔してます」「いえ、それは大丈夫ですけど……」 いつから居たんだろう? アニメに夢中で俺が気づかなかっただけか? それに友華さんが持っているお盆の上にはお粥らしき物が乗っている。 俺が疑問に思っていると、柚希が何故か得意げに「どう? 驚いたでしょ?」「ああ、っていうか友華さんは何時の間に来てたんだ?」「ん~、1時間位前かな」 1時間前という事は、あのインターホンは友華さんだったのか! だとすると今まで柚希と二人で何
last updateLast Updated : 2026-10-16
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118話 修学旅行

 月曜日、体調も元に戻り学校へ行くと、教室に入るなり「あ! トモだー!」 と南がいち早く気づき駆け寄って来る。「もう大丈夫なの?」「ああ、お見舞いありがとな」「やっぱりあのドリンクが効いたんだね!」「いや、それは無い」「え~、なんでさ~」 とやり取りをしていると、他のメンバーも俺の元へやってきた。「友也、大丈夫か?」「佐藤君が休んだ時大変だったんよ~」「田口! ったくお前は……」「大変だったって何かあったのか?」 恐らくまた田口が口を滑らせたんだろう。 中居に肘で小突かれている。 それよりも俺が休んで大変だったっていうのはどういう事だろう。 俺の疑問に答えたのは楓だった。「ごめんなさい! 友也君が寝込んだのは私が不愉快な態度取った所為だって取り乱しちゃって……」 と楓が言うと、それを補足する様に水樹が「あんな楓見た事なかったからな。学校抜け出そうとしてたしな」 と笑いながら言うと楓は「皆にも迷惑かけてごめんね」 と頭を下げる。 そんな楓に俺は「楓、俺の方こそヒドイ事言って悪かった! ごめん!」 と深々と頭を下げる。 すると楓は「違うよ! 私が最初に変な態度取ったから……」「いや、俺も曖昧な事してたから……」 とやり取りをしていると中居が「結局お前らはイチャつくのな」 と呆れていた。 その後予鈴がなりそれぞれ席に戻る。 すると隣から「ねぇねぇ佐藤、休んでる間に何かあった?」 と及川が聞いてくる。 何かというか色々な出来事はあったので「何かってなんだ?」 と聞き返すと「ん~、何だか佐藤の顔が何
last updateLast Updated : 2026-10-17
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119話 修学旅行②

 函館空港に着いた俺達はバスターミナルに移動してバスに乗り込む。 バスが走り出して少ししてから担任が「これからどんぶり横丁に向かうぞー、そこで昼食を摂った後ホテルに向かうからなー」 とバス内に設置されているマイクを使い目的地を言う。 いつもなら此処で田口がテンション高く騒ぐのだろうが、空港で騒いだ為今はテンションを下げている。「ふむ、どんぶり横丁ですか。なるほど、これは新鮮な魚介が食べれそうですね」 と田口が猫かぶりモードで言う。 田口の猫かぶりモードは無理してテンションを下げているからか、キャラが定まらない。 田口に対して水樹が座席から身を乗り出して「いつまでそれ続けんだ? 聞いてるこっちは必死で笑いを我慢してるんだぞ」「何処に笑う所があるのです? しかし、先生が居る限りは元には戻れないでしょうね」 それを聞いた水樹は顔を背けて笑いを耐えている。 そして中居が「お前の彼女は笑ったりしないのか?」 と中居が若干失礼な質問をすると「いえ、面白がってくれています。私は彼女が楽しそうならそれで良いかと思います」「あ、ああ、そうか。よかったな」 と若干引き気味に返事をする。  今までのやり取りを見て思った事を口にする。「やっぱりこの席だと話しづらくないか?」「やっぱそうだよな。中居が絶対一番後ろがいいとか子供みたいな事言い出したからな」「うっせぇ。一番後ろが落ち着くんだよ」 と言って腕を組み不機嫌オーラを出し始めた。 子供みたいと言われたのが気に入らないのだろう。 因みに席順はバスの一番後ろで、左から水樹・中居・俺・田口・前田・後藤となっている。 前田と後藤だけどのグループにも属していない。 その為か前田と後藤は二人きりの世界に入ってしまっている。  そして走る事およそ20分、目的地のどんぶり横丁に着いた。 バスから降りて整列すると、学年主任の先生
last updateLast Updated : 2026-10-18
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120話 リーダー

 昼食を摂り終わり、再びバスに乗り込む。「これから宿泊するホテルに向かうぞー」 と担任が車内アナウンスをする。 担任によると毎年お世話になっているホテルらしい。 くれぐれも問題を起こさない様に注意された。 その時、田口がビクッと身体を震わせていた。 恐らく何か企んでいたのだろうが、こればっかりは仕方ない。 朝市から30分程でホテルに到着した。 ホテルに隣接する大きな駐車場に入り停車する。 バスから降り再び整列すると学年主任が「今日からお世話になるホテル・ラピスラズリさんだ。これから主任さんからの挨拶があるので静かに聞く様に!」 と言い、拡声器を主任らしき人物に渡す。「どうも、初めまして。紹介に与かりました主任を務める新島 和利と申します。今日からの4日間、皆さんに快適に過ごして頂く為に誠心誠意お世話させて頂きます。高校生の修学旅行は人生で一度しかありません。皆さんの良い思い出作りに微力ながら力添えをしたいと思います」 と最後に頭を下げて拡声器を学年主任に渡す。「ではこれよりホテルにチェックインをする。手続きは担任の先生がやるのでその後各自の部屋の鍵を受け取る様に。それまでは大人しく待機してる事」 1組から順番にホテルに向かう。  ホテルの中に入ると凄く暖かい。 待機してる様に言われた場所には大きな暖炉があった。 暖炉なんて見るのは初めてなので皆のテンションが上がる。「おー、暖炉かぁ。初めて見た」「スゴーイ! 暖か~い!」 と代わる代わる暖炉の前に行って感想を口にする。 そうこうしている内に手続きが終わったのか、担任がやって来た。「今からルームキーを渡すから男女それぞれのリーダーは取りに来てくれー」 そう言われそれぞれのグループのリーダーが鍵を受け取りに行く。 その様子をボーッと眺めていたら「何やってんだ友也、早く取りに行け
last updateLast Updated : 2026-10-19
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