「ページの移動はフリックで出来るのか」 半透明の板状の画面に直接触れることは叶わないのだが、項目をタップするとページ自体は切り替わるらしい。先程までは表示されていなかったシステム環境の設定画面。歯車のアイコンをタップすることで表示されたその画面は、ゲーム画面でよく見るような項目が幾つか存在しているようだ。試しに画面という文字をタップしてみると、明るさとコントラストを調整出来るページが開く。「ってか、この設定って一体どこに反映されるんだよ」 適当に弄ってみると、目の前に表示されているメニュー画面の明るさや濃度に変化が起こることが確認できた。どうやらこの設定は、メニュー画面に対して働きかけるものらしい。確かに、環境の変化による光量の変化で、このメニュー画面自体が見えにくくなる可能性はあるだろう。そう考えると、このようにコンフィグ設定を変更出来るのはある意味親切なのかも知れない。 その他にはサウンドや言語など、ゲームを快適にプレイするために設定する項目が幾つか存在していることに気が付いた。「ん? コントローラー?」 その中で気になったのはコントーラーという項目。開いてみるとキー配置の設定が可能のようで、設定出来る項目を説明した文字の下部にコンシューマーゲーム機を操作するためのコントローラーのイラストが描かれていることに気が付く。「なんで、コントローラー?」 ただ不思議なのは、この項目はどこで使うのかということだろう。「プレイヤーが直接ゲームに参加するってのに、操作モードなんて必要無いんじゃね?」 何のための設定なのかが分からず頭を捻るが、やはりこれがなぜ存在しているのかという答えは得られそうに無い。きっと設定のミスに違い無い。そう結論付けると、他に確認すべき項目があるかをチェックしていく。「特に……めぼしいものは無さそうだな」 コンフィグ設定が終わったところで、指で画面を掴み左右にフリック。表示されていた画面が切り替わり、一番始めに表示されていたシンプルなメニュー画面へと瞬時に戻る。「ふーん」 改めてこの画面を見ると、どうやら表示されている項目は本当に必要最小限のものだけらしい。上からアイコンと名前、今日の日付、経験値と続き、大分長い空白の下にメールのアイコンとプレゼントボックスが存在している。「名前はやっぱり、この変な数字になっちまうのか」
Last Updated : 2026-08-19 Read more